国名:アメリカ合衆国
種類:連発式拳銃
備考:松本零士先生旧蔵品

松本零士先生旧蔵品

US レミントン ニューモデル アーミー リボルバー 後期生産型 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#79442)

¥3,850,000
商品番号
9664
発売日
2025/03/12
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
US Remington New Model Army Revolver, Late Model
国名
アメリカ合衆国
全長
347mm
口径
11mm
装弾数
6発
その他
松本零士先生旧蔵品
【レミントン ニューモデル アーミー リボルバー について】
レミントン ニューモデル アーミー リボルバーはE. Remington and Sons社 (現在のレミントン・アームズ社) で製造されました。 南北戦争 (1861年-1865年) では同じシングル・アクションのパーカッション・リボルバーであるコルト M1851と共に主要拳銃として使用されました。 南北戦争時当初はコルト製の拳銃が多く供給されていましたが、1864年のコルト社工場火災以後はレミントン製リボルバーの北軍への供給量が最も多くなりました。 レミントン ニューモデルはコルト製の物よりも耐久性に優れていた他、素早いリロードが可能でした。 製造されたモデルの内、.44口径で銃身長が8インチのモデルがアーミー、.36口径で銃身長が7.42インチのモデルがネービーと呼ばれました。 一見しただけでは、アーミーとネービーの区別は殆ど付かないほど、大きさに差がありません。
コルト社のパーカッション・リボルバーでは、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように前後に分解出来る構造となっていましたが、レミントン M1858はシリンダーをまたいでフレームが一体になったソリッド・フレームで、銃身はフレームに容易には取り外せないようにネジ込み式となっていました。 この構造は現用銃と同様で、ソリッド・フレームの耐久性はコルト社製に比べ優れており、精度も良く好評でした。 もう一つの特徴は銃身下部のローディング・レバーの形状が長い三角形になっている事です。 この特徴的なレバーを下方に引き倒すとシリンダー軸が前方を引き出す事が可能となり、シリンダーを迅速に取り外せました。 この動作は当時のどのパーカッション・リボルバーよりも容易で、装填済みの予備シリンダーと交換する事によって、素早く射撃を再開できるようになっていました。 また、ローディング・レバーが三角形の為、ホルスターに収める時も引っ掛かる恐れがない点で優れていました。
レミントン ニューモデル アーミー リボルバーには一見しただけでは判らない細かいバリエーションがあります。 外観の形状は基本的には変わらないものの、銃身上面の刻印によって前期と後期の二種類があります。 前期型ではパテント刻印、レミントン社のアドレス刻印、「NEW-MODEL」の刻印が二行にわたって打刻されていましたが、後期型では「NEW-MODEL」の刻印が三行目に分けて打刻されるようになりました。

【本個体の説明】
本品は銃身上面に「PATENTED SEPT. 14, 1858」のパテント刻印や「E. REMINGTON & SONS. ILION. NEW YORK. U.S.A.」のレミントンのメーカー・アドレス刻印に加えて、「NEW-MODEL」のモデル名刻印が三行にわたって打刻された後期型です。 尚、「NEW-MODEL」のモデル名刻印は、「NEW-」の部分が薄くなり判読が難しくなっています。 本品のグリップを外したグリップ・フレーム左側面と銃身下部にはマッチした「79442」のシリアルNo.が入っています。 また、グリップ・フレームに209、シリンダー後部には01及び53の番号が確認出来ます。 その他、シリンダーに「J」、銃身後部右側面に「R」、銃身後部左側面に「D」、トリガー・ガード下面に「A」の刻印が入っています。 尚、グリップ左側面下部にはやや薄くなっているものの、米国陸軍のインスペクター花押とも呼べる、イニシャルが入った刻印 (Cartouche=カートゥーシュ) が打刻されているのが確認出来ます。
本品は全体に使い込まれたコンディションとなっており、銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は全体に打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部表面錆痕や変色箇所が見受けられます。 フレームは銃身やシリンダーに対して全体に仕上げが薄くなっています。 シリンダーは他の銃と入れ替わったのか、他の部分に比べかなりブルー仕上げがかなり残っています。 真鍮製のトリガー・ガードは全体に磨かれていますが、若干の打ち傷が見られる以外は現状目立った変形や腐食等は見受けられません。 木製 (ウォールナット製) グリップについても、やや打ち傷や線傷の他、左側グリップ・パネル下部に一部ひびが見られ、角の部分にも若干の欠けが見られるものの、グリップ・フレームへの取り付けについては現状がたつきもなくしっかりとしています。 ローディング・レバーは左右に若干の遊びが見られますが、操作については問題なく、前方に戻した際のキャッチもしっかりと掛かります。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、やや表面錆は見られるものの、ライフリングも比較的残っています。 パーカッション・ニップルには現状目立った欠けや変形は見られず、比較的良好な状態が保たれています。

【壬申刻印について】
本品の銃身基部左側面には「壬申 一一八番 和歌山縣」の壬申刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。
明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品は「壬申 一一八番 和歌山縣」の刻印が入っている事から、明治5年に和歌山県に届け出が行われた品である事が判ります。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 34.7cm、銃身長: 15.8cm、口径: 1.1cm、銘文: PATENTED SEPT.14.1858 EREMINGON &SONS ILION NEWYORK. U.S.A NEW-MODEL)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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