国名:アメリカ合衆国
種類:小銃/散弾銃
備考:松本零士先生旧蔵品

松本零士先生旧蔵品

US 水平二連 管打式 コンビネーション・ガン (N. Ashmore社製、銃砲刀剣類登録証付古式銃)

¥1,650,000
商品番号
9589
発売日
2025/03/31
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
US Side-by-Side Percussion Combination Gun by N. Ashmore
国名
アメリカ合衆国
全長
1,230mm
口径
15mm/10,5mm
装弾数
2発
その他
松本零士先生旧蔵品
【水平二連 管打式 コンビネーション・ガン (N. Ashmore社製) について】
水平二連銃 (Side-by-Side) の銃器は、18世紀のフリント・ロック (火打石式) の時代に起源を持ち、主にショットガンが狩猟やスポーツ射撃で広く使用されてきました。 2本の銃身が水平に並んでいるのが特徴で、伝統的なデザインと実用性を兼ね備えています。
水平二連銃の歴史は、フリント・ロックから始まり、パーカッション・ロック (管打式)、ピン・ファイア (ピン打式/カニ目打式)、そしてセンター・ファイアへと撃発機構が進化してきました。 ヨーロッパではピン・ファイアが一時的に主流となった事もありましたが、アメリカではほとんど普及しませんでした。 これらの進化により、信頼性と操作性が向上し、現代のショットガンの基盤が築かれました。 技術的には、水平二連式の銃器はシンプルかつ堅牢な構造を持ちます。 サイド・ロック機構を採用したモデルでは、左右に露出したハンマーが特徴で、この外部に露出したハンマーを備えた散弾銃の設計は有鶏頭と呼ばれ、直感的に操作が可能です。 一方、ハンマーが内蔵された無鶏頭と呼ばれる散弾銃では、洗練された外観と安全性を備えています。 現在、狩猟やスポーツ射撃といった用途で用いられるショットガンは、上下二連やポンプ・アクション、自動式散弾銃が主流となっているものの、水平二連の銃器は、伝統的な銃器の美しさを楽しむ為のコレクション・アイテムとして、現在でも高い人気を誇ります。
本品の銃身はオクタゴン (八角)・バレルとなっており、右側の銃身が10,5mm (.41口径)、左側が15,2mm (.60口径) と、左右で口径が異なっており、右側の銃身は内部にライフリング (施条) が施されたライフル銃身、左側の銃身は散弾銃用の滑腔銃身 (スムース・ボア) となっています。 このように、ライフルと散弾銃を組み合わせた銃器は、英語で一般的に「コンビネーション・ガン (Combination Gun)」と呼ばれ、水平二連式の場合は「ケープ・ガン (Cape Gun)」もしくはドイツ語で「ビュックスフリンテ (Buechsflinte)」と呼ばれる場合も有ります。 また、コンビネーション・ガンは、それぞれの銃身数に応じた名称も存在しており、例えば、銃身が3本のものはドイツ語で「三つ子」を意味する「ドリリング (Drilling)」、銃身が4本のものは「四つ子」を意味する「ヴィーアリング (Vierling)」、銃身が5本のものは「五つ子」を意味する「フンフリング (Fuenfling)」と呼ばれます。 本銃のフロント・サイト及びリア・サイトは、右側 (ライフル銃身) の上部のみに備えています。 機関部は、ハンマーが左右に露出した有鶏頭と呼ばれるタイプとなっています。 銃床は米国のペンシルベニア・ライフルの流れを汲んだ形状となっており、バット・ストックが薄く、バット・プレートの上下の角が尖った形状が特徴的です。 また、真鍮製のトリガー・ガードについても、下部に指掛 (スパー) が設けられた、ペンシルベニア・ライフルによく見られるデザインとなっています。 本品のサイド・ロックには「N. Ashmore」の刻印が入っています。 「N. Ashmore」は、1840年代頃から1860年代頃にかけて活動した、火打石および管打式のロック機構製造者です。 同社はペンシルベニア州ランカスター郡に拠点を置いており、本銃も同地で製造されたものと考えられます。 (KK)

【本個体の説明】
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身や左右のサイド・ロックといった鉄部は、やや打ち傷や経年による褪色、若干の表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 銃身には検査刻印と思われる「P L.D」の刻印が確認出来ます。 真鍮製のトリガー・ガードやバット・プレートについては、やや磨かれているものの、目立った腐食や変形等は見られず、各部の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 木製銃床については、やや打ち傷や線傷が散見される他、ロック・プレート周辺の木部に部分的な欠けが見られるものの、大きな破損等は見られず、コンディションは比較的良好です。
作動については完全で、ハンマーのフル・コックは左右ともにしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 ハーフ・コックのポジションは元々設けられていません。 尚、左側のハンマーに補修痕が見受けられます。 銃身は左右ともに銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 銃身内は若干の表面錆は見られるものの、右側の銃身のライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 パーカッション・ニップルについても、現状目立った欠けや変形等は見受けられません。 木製のさく杖が付属いたします。

水平二連管打式のコンビネーション・ガンは大変少なく、通常の水平二連管打式散弾銃の1%もありません。 元々の銃砲刀剣類登録証が付いた水平二連管打式散弾銃の国内の現存数は少ないので、コンビネーション・ガンとなると国内には数挺しかないと思われます。 さすが松本零士先生のコレクションと言える一挺です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 123.0cm、銃身長: 84.5cm、口径: ??1.5cm ??1.05cm、銘文: N. ASHMORE P LD)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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