- 商品番号:9220
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:重機関銃
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【ブローニング .30口径 M1917A1 水冷式重機関銃 について】
ブローニング M1917A1は、第一次世界大戦時にアメリカ軍が採用したM1917の改良型であり、第二次世界大戦や朝鮮戦争、さらにはベトナム戦争初期にかけて広く活躍した、.30-06 スプリングフィールド弾を使用する水冷式重機関銃です。
原型となったM1917は、ジョン・M・ブローニング (John Browning) が1901年に取得した反動利用方式の特許を基に設計および開発が行われました。 当時世界的に主流であったマキシム方式の機関銃と比較して、大幅な軽量化と機構の簡略化に成功しており、極めて高い信頼性を備えていました。 1917年のアメリカ軍によるテストでは、約48分間連続で21,000発以上をトラブルなしで撃ち切るという驚異的な性能を証明し、即座に制式採用されました。 第一次世界大戦時には米陸軍向けに数万挺が生産および納入されましたが、実戦に本格投入される前に終戦を迎えました。 その後、これらをさらにアップデートし、より高い完成度を求めて1936年に開発および採用されたのがM1917A1です。
発射方式はフル・オートマチック射撃のみで、命中精度に優れたクローズド・ボルト位置から射撃を行います。 作動方式は反動利用のショート・リコイル式を採用しており、垂直にスライドするロッキング・ブロックにより閉鎖が行われます。 発射後にボルトと銃身が後退した後、ロッキング・ブロックが下降して閉鎖が解かれると、反動で後退した銃身がボルト・アクセラレーターと呼ばれる部品に衝突し、その運動エネルギーがボルトの後退運動を強力に補助することで、高い作動信頼性を確保する構造となっていました。 また、銃身の周囲を覆う水冷ジャケットにより長時間の継続射撃能力を誇りました。 水冷ジャケットのエンド・キャップやトラニオン・ブロックは初期のM1917では砲金製でしたが、後に新規製造されたM1917A1では鉄製へと材質が変更されています。 なお、既存のM1917からM1917A1へと改修された個体には、元の砲金製パーツがそのまま流用されています。
実際の運用においては通常、射手、補助手、弾薬および冷却水運搬手などからなる数名のチームによって運用されました。 水冷式は長時間の連続射撃に優れる一方で、冷却水の確保や重量がかさむという運用上の欠点もあり、寒冷地での運用時には冷却水の凍結を防ぐために不凍液が使用される事もありました。 また、M1917A1用に標準採用されたM1917A1 三脚には、クレードル後部にT&E (Traverse and Elevation) 機構がユニットとして組み込まれており、間接射撃や遠距離での精密な射撃が可能となっていました。
M1917からM1917A1への主な改良点として、長距離射撃用のM1 ボール弾への移行に伴う新たな弾道特性に合わせたリア・サイトの更新や、給弾機構の改良が挙げられます。 さらに最大の改良点として、レシーバーのボトム・プレートの強化が行われました。 初期のM1917では激しい射撃の負荷によりボトム・プレートが破損や脱落する問題がありましたが、M1917A1ではレシーバー側面まで覆う補強用の鋼製ブラケットやリベット留めの大型プレートへと強化され、耐久性が飛躍的に向上しました。 また、派生モデルとして、戦車や航空機に搭載するため、重く嵩張る水冷ジャケットを廃止して空冷化したM1919シリーズが開発されました。 この空冷モデルは後に歩兵用の中機関銃であるM1919A4等へと発展し、水冷式のM1917A1と共に第二次世界大戦時のアメリカ軍を支える主力機関銃となりました。【本ロットの説明】
本ロットの品のレシーバー右側面にはシリアルNo.に加えて、「BROWNING MACHINE GUN U.S.CAL..30 M1917A1」のモデル名や「MAN'F'D BY ROCK ISLAND ARSENAL」のメーカー刻印、「PATENT 1.621.476」のパテント刻印が入っています。 また、やや薄くなっていますが、米軍のプルーフ刻印「P」や米軍の検査刻印であるクロス・キャノン刻印が入っています。 本ロットは個体によりハイダーの有無やフィード・カバー・ラッチの形状など仕様の違いが見られます。
本ロットはいずれの品も適度な使用感が見受けられ、機関部や水冷ジャケットといった金属部はやや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部表面錆が見受けられる場合がございますが、いずれも大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 水冷ジャケットには若干の凹みが散見されますが、あまり気にならないレベルのものです。 木製のキャリング・ハンドルや樹脂製のグリップについても、やや打ち傷や一部に若干の欠けが見受けられる場合がございます。 また、水冷ジャケットの栓の樹脂部分やチェーン、三脚の脚を閉じた際に束ねる革製ストラップに一部欠品が見られる場合がございます。 フィード・カバーの開閉やリア・サイトの起倒・調整については問題なく行う事が可能です。 付属のM1917A1三脚についても、いずれもやや使用感は見受けられますが、展開や銃本体の取り付け、各部の調整については問題なく行う事が可能です。
ボルト・アッセンブリーを閉じ、ボルトが後退した状態で固定された新加工品です。 (KK)【その他の情報】
本ページの画像の個体は#692523です。 複数在庫品につきましては、各個体の詳細画像をご確認ください。 なお、お客様ご連絡中の個体等につきましては、詳細画像が表示されている場合であっても、ご注文いただけない場合がございます。 各個体の在庫状況につきましては、本ページ上部の商品選択リストよりご確認ください。
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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