- 国名:チェコ
時代:現代
種類:短機関銃
- 【CZ91S スコーピオン 短機関銃 について】
最も小型の短機関銃に分類され、根強い人気がある、Vz.61 短機関銃 (通称「スコーピオン」) をベースに開発された、民間向けセミ・オートマチック・モデルです。
ベースとなったVz.61 短機関銃は、主に戦車兵や警察の自衛用として使用し、小型でありながら短時間に多数の弾薬を発射し弾幕を張る目的で設計されています。 その名の通りワイヤー・ストックをサソリの尻尾のように本体上部に折り畳む独特の方式であることや、ピストル・グリップ内に発射速度を調整するレート・リデューサーが内蔵されている点など形状とシステムのいずれも特徴的な銃です。 また、小型である事から、ホルスターや洗面用品入れに偽装したようなケースなど独特のアクセサリーが用意されているのも特徴です。
Vz.61はチェコの輸出公社オムニポールから世界各国へ輸出され、一時はテロリスト御用達の武器とまで言われました。
尚、戦後のチェコ製軍用銃の多くが当初はブルー仕上げで製造されていましたが、後にチェコ独特の厚塗りのグレーの焼付け塗装となった経緯が有り、このVz.61短機関銃についても、ブルー仕上げとグレー塗装仕上げの両方の仕上げが存在します。
1960年代に、チェコスロバキアではVz.61をベースにVz.64 (.380ACP)、Vz.65 (9mm×18)、Vz.68 (9mm×19) といった口径の異なる派生モデルが開発されましたが、いずれも大量生産には至りませんでした。 その後、1990年代に入ってチェスカー・ズブロヨフカ社では9mm×18マカロフ弾を使用するVz.82や.380ACP弾を使用するVz.83、民間向け半自動モデルであるCZ91Sといったバリエーションが開発されました。 9mm弾仕様のモデルではマガジンがストレート形状となっているのが外観上の特徴です。
【本個体の説明】
本品は.380ACP弾仕様のCZ91Sで、本体左側面にはCz社のロゴに加えて、「CZ 91 S」のモデル名や口径表示刻印、「CZECH MADE」の刻印が打刻されています。 本体下面のマガジン・ハウジング前方にはシリアルNo.に加えて「she 93」の刻印が入っている事から、本品が1993年に製造された事が窺えます。 尚、シリアルNo.はアッパー・レシーバー及びロア・レシーバーで一致しています。 本品は民間向けモデルのため、セレクターは「0 (安全位置)」 及び「1 (セミ・オートマチック)」のポジションのみとなっています。
本品は使用感も比較的少なく、金属部は若干の小傷や擦れ、僅かな表面仕上の剥落を除いて目立った欠損や錆等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 木製グリップについても僅かな打ち傷の他には目立った破損等は見られず、こちらもコンディションは概ね良好です。 マガジンの着脱やリア・サイトの切り替え、ストックの展開及び折り畳み操作については問題なく行う事が可能です。 尚、付属のマガジンは一部が固定されています。
ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (KK)
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