国名:日本
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション

三八式騎兵銃 初期型 (小石川製、#0084203)

¥396,000
商品番号
8946
発売日
2024/06/01
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Type 38 Carbine, Early Production
国名
日本
時代
第二次大戦
全長
966mm
口径
6,5mm×50
装弾数
5発
【三八式騎兵銃 初期型について】
三八式騎兵銃の元となった三八式歩兵銃は日露戦争後の1905年 (明治38年、皇紀2565年) に日本陸軍が制式採用した小銃です。
三十五年式海軍銃と三十年式をベースにして、主任設計は南部麒次郎大尉が担当しました (海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。 機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など) も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦 (青島の戦いなど) で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり、九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また、中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は戦後中国軍によって使用され、旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。
三八式歩兵銃は1942年 (昭和17年) まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠 (南満陸軍造兵廠) では1944年まで生産されました。 これにより国産銃としては最多の約340万挺が生産されました (九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃、三八式改狙撃銃があります。
中でも三八式騎兵銃は三八式歩兵銃の銃身を騎兵用に短縮したモデルで、騎兵以外にも、砲兵、輜重兵、車両部隊、空挺部隊といった特殊用途で使用されました。 歩兵銃と同じく半世紀以上にわたって生産されたため、時代により三種類のバリエーションが存在します。
初期型は主に東京砲兵工廠で生産された品で、軍用銃としては非常に綺麗な仕上がりをしています。 弊社での初期型の定義は、床尾板がプレート型の東京砲兵工廠製としております。
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。

【本個体の説明】
本品は三八式騎兵銃 初期型の東京砲兵工廠 (小石川) 製です。 東京砲兵工廠では1923年 (大正12年) の関東大震災により甚大な被害を受け、一部機能を残しその役目を小倉工廠に移すまで生産されました。 初期型の東京砲兵工廠 (小石川) 製は、非常に丁寧な仕上がりで、検査刻印が多数打刻されているのが特徴的です。 本品の機関部左側面にはシリアルNo.0084203に加えて東京砲兵工廠製を示す刻印が入っています。 尚、シリーズ刻印は入っていません。 薬室上面の菊花紋章には教練用として払い下げられたことを示す追加刻印が打たれています。 また、薬室上面にも教練用を示す「文」の追加刻印が見られます。 その他、上帯下部に「ひ956」、下支鉄に「39」の番号が入っています。
本品の機関部や銃身といった金属部は、やや小傷や擦れ、経年による褪色の他、一部に時代錆や表面錆等は見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、機関部にはオリジナルのブルー仕上げも確認出来ます。 尚、用心鉄や弾倉底板については、大部分に仕上げが落ちて、時代錆や表面錆痕が表れています。 木製銃床や木被については、全体に仕上げ直しが施され、やや打ち傷や線傷が見られるものの、大きな破損や欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 旧軍小銃特有の銃床上下の継ぎ目については、僅かに隙間が見られるものの、現状目立ったがたつき等は見られません。 床尾板については全体にやや経年による褪色や時代錆、仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見受けられ、銃床への取付部に若干の隙間が見られますが、取り付けについてはがたつきもなくしっかりとしています。 照尺の起倒・調整や弾倉底板の着脱については問題なく行う事が可能です。 弾倉内の弾受け (フォロワー) 及びバネは入っています。 さく杖が付属いたします。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
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