- 国名:日本
種類:中筒/大筒
- 【火縄銃 荻野流傍系十匁堺中筒 (在銘: 鍛二重巻張 芝辻長左衛門邦考作、壬申四百九十番 深津縣)について】
本品は口径が実測19mmの十匁中筒で、銃身長が701mm、本体重量は約7,10kgの十匁中筒としてもやや重量感がある品となっています。 全体的な形状から上野国(群馬県)の荻野六兵衛安重(1613―90年)が興した荻野流傍系でないかと思います。 高島秋帆が荻野流砲術を基に製作した十匁筒を、 天保10年(1839)5月に書き写した「高島所持荻野流拾匁筒之図」に載っている絵図に全体的な形状は似てはいますが、輪束穴はありませんので名称を「荻野流傍系十匁中筒」としました。
本品は在銘で、銃身下面には「鍛二重巻張 芝辻長左衛門邦考作」の銘が切られています。 全国鉄砲鍛冶名鑑 P.186「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.238にその銘が摂州堺 (=摂津国、現在の大阪府堺市) 住の鉄砲鍛冶として掲載されています。 「芝辻長左衛門邦考」の現存品の中で「嘉永二年(1849年)」の年記が入った品があるので江戸時代後期の鉄砲鍛冶であることが判ります。
「千切り透かし」の中目当が付いています。
銃身を取り外して台木の裏を見ると墨書きで「芝辻作」の三文字があります。
【本個体の説明】
尾栓は現状では固着していますが、ねじ込み部分の基部には大きな錆は出ておらず、外れそうに見えます。 カラクリの作動については火挟を起こした際のロックが掛かり難いので若干調整が必要です。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。
【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 112.0cm、銃身長70.1cm、、口径1.9cm、銘文:鍛二重巻張 芝辻長左衛門邦考作)
【その他の情報】
昭和48年12月11日 岡山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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