- 国名:イタリア
時代:第一次大戦前
種類:無可動古式銃
- 【ペンシルベニア フリント・ロック ライフル (デビッド・ペデルゾーリ社製復刻品) について】
ペンシルベニア・ライフル (Pennsylvania Rifle) は、18世紀初頭にペンシルベニア南東で開発された狩猟用のライフルで、(アメリカン) ロング・ライフル (American Long Rifle) やケンタッキー・ライフル (Kentucky Rifle) といった名称でも呼ばれます。 これらは銃身内にライフリングが施された、ライフルド・マスケットとも呼ばれる初期のライフルの一種で、球形の鉛弾に回転を与える事により、高い弾道安定性を持っていました。 一方で、銃身内にライフリングの無いスムース・ボア (滑腔銃身) のマスケット銃に比べて弾丸と銃身内のクリアランスがタイトであったため、装填に時間が掛かるのが欠点でした。 (この装填に時間が掛かるという欠点は、その後登場したミニエー弾により解消される事となります)。
ペンシルベニア・ライフルは当初18世紀初頭にペンシルベニア南東に定住したドイツ系のガンスミス達によってハンドメイドにより製造されたと伝えられています。 撃発機構は18世紀中頃に一般的となったフリント・ロック式がメインでしたが、19世紀前半に雷管を使用するパーカッション式 (管打ち式) の撃発機構が開発されると、フリント・ロック式のペンシルベニア・ライフルの多くがパーカッション式に改造されました。 また、一部には伝統的なペンシルベニア・ライフルのスタイルを保ったまま、当初からパーカッション式として製造された品も見られます。 19世紀にはケンタッキー・ライフルの派生型として全長の短いカービン・タイプであるホーケン・ライフル (プレーンズ・ライフル) と呼ばれる品も製造され、マウンテン・マン等のハンター達によって愛用されました。
本品はフリント・ロック式のペンシルベニア・ライフルをイタリアのデビッド・ペデルゾーリ社が狩猟及び標的射撃用として復刻生産した品で、ダブル・セット・トリガーを備えた.45口径のモデルです。 同社では「フロンティア・ライフル (Frontier Rifle)」のモデル名で販売されています。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品の銃身後部左側面にはシリアルNo.の他、「PEDERSOLI - ITALY」のメーカー刻印及びメーカー・ロゴや「CAL.45」の口径表示刻印、「BLACK POWDER ONLY」の刻印が入っています。
本品の銃身や機関部といった金属部には若干の小傷や表面錆痕を除いて目立った欠損等は見られず、銃身にはオリジナルのブラウン・パティーナ風の仕上げが良好に残っており、サイド・ロックやハンマーについてもオリジナルのケースハードン仕上げが比較的良好に保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードやバット・プレートについても、若干の曇りを除いて目立った腐食や欠損等は見受けられません。 虎杢が入った木製銃床についても、保管に伴う僅かな小傷や擦れが散見される程度で、こちらも良好なコンディションが保たれています。
フリズン (当たり金) の開閉については問題なく行う事が可能です。 ハンマーはシアが除去されているためトリガーとの連動はなくコックも行われませんが、前後に可動します。 ダブル・セット・トリガーはハンマーとの連動はありませんが、セット・トリガー機能は残っています。 後方のセット・トリガーを引く事により前方のファイアリング・トリガーがセットされ、トリガー・プルが短くなります。 オリジナルのさく杖が付属致します。 (KK)
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