国名:中華人民共和国
種類:大砲

龍身炮 (指火式点火法、銃砲刀剣類登録証不要品)(西)

¥165,000
商品番号
7603
発売日
2021/07/01
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
Dragon Cannon
国名
中華人民共和国
全長
930mm
口径
47mm (龍の口の縦の大きさ)
【龍身炮について】
龍身炮(LONGSHEN PAO = Dragon Cannon)と中国で呼ばれた大砲の一種です。 砲口(龍の口)の形状から本品は実弾を発射するのではなく、空砲など撃って敵を脅かす品であったと考えられます。 全長約93cm、砲身後部から砲身前部にかけてテーパーになっており、一番太い後部の径が約9.5cm、一番細い前部(龍の首のくびれ)が約5.5cm、口径(龍の口の径)約4.7cm、未計測ですが重量は約10kg弱と思われます。 木製飾り台付。
トラニオン (英語:trunnion)と呼ばれる砲身の左右に取り付けられた円筒形の突起がとても小さく台座に固定するには用を足せますが、実射するには実用的な大きさではありません。 その為、本品は空砲専用か、若しくは炎を砲口(龍の口)から噴出される仕組みになっていると思われます。 付属の木製飾り台にはこのトラニオンと接続する部分はありません。 展示用に後世に作られた品です。 砲身内は砲口(龍の口)から砲身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 元々実弾を発射できる構造ではありませんし、指火式点火法ですので銃砲刀剣類登録証は不要です。

「Lanzhou, Gansu Province, China, 1875」とキャプションが入った1875年当時の蘭州で撮影された龍の形をした大砲の写真が残されています。 蘭州(らんしゅう、英語Lanzhou)とは、現在の中華人民共和国甘粛省の蘭州市です。 また世界のいくつかの博物館には龍身炮(Dragon Cannon)として展示があり、そのいくつかはビルマ製の記述があります。1771-1799年と時代を特定したビルマ製とされる英緬(えいめん)戦争(=Anglo-Burmese Wars)で捕獲された砲がRoyal Armouries(英国王室砲兵博物館)に展示されています。
作りや構造は18世紀頃にインドネシアやマレーシア方面で作られたランタカ砲とほぼ同じです。

【ランタカ砲 について】
ランタカ砲と呼ばれる指火式点火法の旧式大砲で、ポルトガルが現在のインドネシアやマレーシア方面に伝えた「船 (艦) 載砲」が原型です。 大きさは小さいもので約1m (有効射程約100m)、大きい品でも約1,6m (有効射程約2~300m) と、前装式大砲としては小型の軽砲です。ランタカ砲には砲身のほぼ中央部に支柱(ピントル)が取り付けられているのが特徴です。 船のガンネル (船の縁部分) の穴にこのピントルの突起を差し込んで固定する形式ですので、台座 (砲座) は当初より装備されませんでした。 ピントルを中心に砲身を左右に回転でき、さらに仰角の上下も簡単に合わせられるので、あらゆる方向に発射することが可能でした。 また、初弾発射後に砲身を180度回転させて次弾を装弾が出来るため、射手は移動しなくて済むという利点もありました。 砲身後端には砲身に比べて一回り小さい径の円筒状の部分が設けられていますが、これは砲身の射角を操作する際の取手として機能したと思われます。

本品は龍の形をしているのが最も大きな特徴ですが、その他にランタカ砲にもある「砲身後端の取っ手」が特異な形状をしていることが上げられます。 その取っ手は英語でフィグ・サインと呼ばれるものです。

「フィグ・サイン(Fig sign)とは、握った拳の人差し指と中指の間から親指を出すジェスチャー。このジェスチャーの意味するところは国によって様々であり、侮蔑的な表現とされるところもある。(Wikipediaより)」

非常に珍しい品ですが、伝来がはっきりしないのでお値打ち価格に設定してあります。

【その他の情報】
本品は銃刀法上「指火式点火法」と呼ばれる「手で火種をそのまま火口に付けて点火する原始的な銃砲」に該当し、銃砲刀剣類登録証は不要です。

本品には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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