国名:日本
種類:狭間筒/侍筒

火縄銃 長州六匁士筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 鍛二重巻張 長州住山口宗右衛門義惟作)(岡)(1)

¥660,000
商品番号
7401
発売日
2021/06/11
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
Japanese Large-caliber Matchlock Gun
種類
中筒/大筒(火縄銃)
国名
日本
全長
1,070mm
口径
16mm
装弾数
単発
その他
Curio Magazine 広告掲載品、ガゼット Vol.19
【火縄銃 六匁士筒 (在銘: 鍛二重巻張 長州住山口宗右衛門義惟作) について】
本品は口径が実測15,5mm (六匁程度、銃口付近で僅かに広がって16mm)、重量約5,0kgの中筒と呼ばれるクラスの軍用火縄銃で、全長は1,070mm、銃身長は690mmとなっています。 軍用の中筒は一般に6匁筒 (15,8mm)~10匁筒 (18,7mm) 前後で、それ以上は大筒と呼ばれる事もあります。 大筒の定義は定かではありませんが、抱えて射撃の不可能な50匁筒 (33mm) 以上の品を通常は大筒と呼ぶようです。 本品は形状中筒よりも士筒に分類する方が良いと思います。
本品は在銘で、銃身下面に「鍛二重巻張 長州住山口宗右衛門義惟作」の銘が切られています。 山口宗右衛門義惟は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.291 及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.183に長州住として掲載されている長州鉄砲鍛冶の一人です。 長州で製作された火縄銃の内、比較的小口径の細筒には堺筒の影響を受けながらも長州筒らしい特徴が見られる品が多く見られますが、本品のような中筒クラスの火縄銃ではそのような典型化された特徴は殆ど見られず、比較的オーソドックスなスタイルでまとめられています。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって緩やかに広がった丸銃身で、上面のみ平坦となった「表一角」と呼ばれる形状を有しています。 銃口部には芥子 (けし) 柑子が設けられています。 芥子柑子とは、ケシの花が開花する前にプックリと膨らんだ形状から名付けられました。 先目当は杉形、元目当は筋割となっています。 筒 (銃身) は台銃床に対して1本の目釘及び真鍮製の台締金により固定される構造となっています。 カラクリは内カラクリ (蟹目カラクリ) で、カラクリの地板や胴金、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製ですが、火挟は鉄製となっています。 銃床は庵が後方に向かって浅い角度で伸びた優雅な形状で、銃把は細く台かぶ部分もコンパクトにまとめられています。 引金後方の銃床下部の銃把部分にナマコ金と呼ばれる強度を増すための真鍮製の部品が取り付けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けと同じ処理方法によるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃床下部等には一部表面錆痕や若干の朽ち込みが見受けられるものの、銃身下部の銘については比較的はっきりと確認出来ます。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は一致しており、目釘は付属しませんが、真鍮製の台締金が1本付属しています。
木製の台 (銃床) については、やや若干の打ち傷や線傷が散見され、胴金前方の銃身左側面に一部ひびの補修痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見られず、オリジナルの艶のある仕上げが大部分に残った比較的良好な状態が保たれています。 台かぶ部分に一部ヘアライン・クラックが見受けられるものの、現状強度的には影響のないレベルのものです。 カラクリの地板や胴金、ナマコ金、台締金といった真鍮部品についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと、火挟が力強く落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、尾栓は現状固着しており取り外しは出来なくなっています。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。
総じて実用性を重視し、銃身や銃床の装飾性を極力廃した質実剛健な作りの軍用火縄銃で、長州鉄砲鍛冶の銘が入った真面目な逸品です。 (KK)(AW)

【その他の情報】
令和3年1月25日に山口県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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