- 国名:ポーランド
時代:冷戦期
種類:重機関銃
- 【ポーランド SG43 重機関銃 について】
SG43は1943年にマキシムM1910の後継機としてP.M.ゴリューノフが設計し、ソ連軍に採用された重機関銃です。 水冷式であったマキシムから空冷式へと変更され、銃身交換も改良されたロック機構によって比較的容易に行う事が出来るようになりました。 通常は防弾板と車輪のついたT字型のM1943マウントに搭載して運用され、その為の口径の割には大型の重機関銃に見えます。 SG43用のマウントは、ソコロフ・マウントと呼ばれるマキシム用を改良したモデルになっており、追加部品を使用することなく対空射撃姿勢を取る事が可能です。
戦後、SG43重機関銃を基に改良を行ったSGM重機関銃も開発されました。 SGMでは銃身の軽量化と冷却性能向上を目的としてバレル・フルートが追加された他、コッキング・ハンドルの位置がレシーバーの右側へと変更されました。 また、銃身のロッキング・ウェッジによる固定方法にも改良が見られます。 作動方式はSG43と同様にロング・ストローク・ピストンのガス圧利用式で、ボルトがレシーバーの内壁に対して嵌まり込んでロックされる閉鎖機構も引き継がれています。 車輪の付いた銃架はSG43用と同様に対空用としても使用可能ですが、運搬時に折り畳みが可能な構造の改良型も用いられました。 SGM重機関銃にはバリエーションとして電磁 (ソレノイド) 式トリガーを装備し車載用の同軸機関銃に特化させたSGMTや、装甲車両の車外取り付け用マウントに搭載されるSGMBが存在します。
SG43は東側各国でライセンス生産され、一部の国ではソ連から部品が供給されてノックダウン生産も行われました。 後に軽量なPK/PKM汎用機関銃に換装されるまで、本銃は長く使用され続けました。 ポーランドによるSG43重機関銃のライセンス生産品はWz.43の名称で使用され、オリジナルのロシア製とは刻印以外は同じです。 ポーランド製のSG43では一重丸の中にポーランドの造兵廠を示す数字が入っており、その下に「7,62mm CKM-wz.43」とポーランド軍におけるモデル名が入った品が多く見られます。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品のシリアルNo.はEB0135で、レシーバー、銃身、フィード・カバー、フィード・トレイ、ボルト、リア・サイト、スペード・グリップ基部でマッチしています。 フィード・カバー上面にはシリアルNo.及び「7,62mm CKM-wz43」のモデル名の他、1956年製を示す刻印及びポーランド ポズナンのHCP社(H.ツェルギスキ・ポズナン社) を示す円形の中に数字の「6」が入ったマークが打刻されています。
本品は全体に使用感も殆ど見受けられず、本体の金属部は僅かな保管に伴う小傷や擦れを除いて目立った錆や欠損等も見受けられず、オリジナルのブルー仕上げが全体に残った美しい状態が保たれています。 木製のスペード・グリップ及びコッキング・ハンドル、キャリング・ハンドルについても、若干の打ち傷を除いて目立った割れや欠け等は見られず、こちらもコンディションは極めて良好です。 スペード・グリップ内蔵のオイラー・ブラシについても左右とも付属しています。 リア・サイトの起倒・調整やフィード・カバー及びフィード・トレイの開閉については問題なく行う事が可能です。 付属のソコロフ銃架はシリアルNo.こそ銃本体とマッチしておりませんが、こちらも全体にOD色の仕上げが良好に残っています。 車輪部分にやや表面錆が見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。 地上姿勢及び対空姿勢で銃本体を銃架に取り付けての展示についても問題なく、地上状態での仰俯角調整や旋回等も問題なく行う事が可能です。
トリガーテンションのない、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (YS)(KK)
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