- 国名:アメリカ合衆国
時代:冷戦期
種類:対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲
- 【Mk19 Mod.2 オートマチック グレネード・ランチャー について】
米海軍によって開発されたベルト給弾の40mmオートマチック グレネード・ランチャー (自動擲弾発射器) です。
ベトナム戦初期、米海軍ではM79グレネード・ランチャーと同じ40mm×46 M406弾を使用する手動連射式のMk18グレネード・ランチャー等が使用されていましたが、これらは初速が遅く有効射程も短かい欠点がありました。 そのため海軍では、陸軍のM75用に開発された高初速の40mm×53 M384弾を使用する新型のオートマチック グレネード・ランチャーを開発する事になりました。 Mk19の開発は1966年7月に始まり、1968年初頭には初期生産型であるMk19 Mod.0がベトナム戦争に投入され、海軍所属の河川哨戒艇やUH-1ヘリコプターに搭載されました。 1971年頃にはMod.0に若干の改良を加えたMod.1が開発され、約1,000挺が既存のMod.0からの改造または新造により、ケンタッキー州ルイビルの海軍兵器廠で製造されました。 1974年頃にはさらなる改良型として、レシーバーをよりスリム化したMk19 Mod.2と呼ばれるモデルが開発されましたが、これは信頼性に乏しく試作の域を出ない物でした。 1976年頃に入って、より各部を簡略化し耐久性を高めた改良型の開発が始まり、これは1981年にMk19 Mod.3として採用されました。 Mod.3の製造はサコー・ディフェンス社 (現General Dynamics Ordnance and Tactical Systems社) によって行われ、2000年までに25,000挺以上が米軍を始めとする各国で使用されています。
Mk19 Mod.3の作動方式はAPIブローバック方式で、オープン・ボルト状態から射撃を行います。 銃本体はアダプターを介してM3三脚に装着できる他、車両や舟艇にも各種マウントを介して搭載する事が可能となっています。 (KK)
【本個体の説明】
本品は米国からイスラエルに輸出されて使用されたMk19 Mod.2です。 Mod.3とはレシーバーやレシーバー・カバー、コッキング・ハンドル、マウント部、フラッシュ・サプレッサーなど各部の形状が異なっています。 本体にはイスラエルが使用した事を示すダビデの星の刻印が見られますが、モデル名や製造メーカーを示す刻印は入っていません。 本品は全体にやや使用感が見受けられ、小傷や一部に表面仕上げが剥落している箇所が見受けられるものの、大きな破損や欠損は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 フィード・カバーの開閉やリア・サイトの起倒操作については問題なく行う事が可能です。 リア・サイト・ベース後方左側のリア・サイト・ガードに一部欠損が見られますが、外観上はあまり気になりません。
本品にはMk64クレイドル及びM3三脚が付属致します。 M3三脚の銘板には、シリアルNo.及び製造年を示す「1943」の刻印の他、「MOUNT, TRIPOD, CAL..50, M3」のモデル名の他、「CENTRAL STEEL TUBE CO.」のメーカー刻印が入っています。 M3三脚はやや小傷や擦れは見受けられるものの、全体にOD色の塗装が良好に残っており、各部の作動についても問題ありません。 Mk64クレイドルについても同様に目立った破損等は見られず、良好な状態が保たれています。 クレイドルには付属のアモ・ボックス・トレイを取り付ける事が可能となっています。 尚、グレネード・ランチャー本体はMod.2のため、Mk64クレイドルにそのまま取り付ける事は出来ませんが、弊社製作による付属のアダプターを介する事で三脚でのディスプレイが可能となっています。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (KK)
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