- 国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:自動小銃
- 【M2 カービン について】
M2カービンは第二次世界大戦時に活躍したM1カービンの改良型として採用されたモデルです。
ベースとなったM1カービンは、1941年米軍に警備用及び下士官用の軽量な自衛用火器として採用されました。開発はウィンチェスター社で行われましたが、大戦中には他に8社が製造に加わりました。 M1カービンはそのコンパクトなサイズから、シャーマン戦車やハーフトラック等の車両にも多くが装備されていました。
M1カービンが登場した当時は、まだまだフル・サイズ・ライフル弾が全盛の時代であった事から、当初は威力不足を指摘されましたが、軽量で士官や警備が使用する場合、拳銃よりも射程と威力が有り、射撃そのものの負担も少なかった為、広く使われる事となりました。 M1カービンには後の時代の自動小銃に通じる要素も見られる事から、当時としては先進的な銃であったとも言えるでしょう。
M2 カービンはそのようなM1 カービンにフル・オートマチックでの射撃能力を追加したモデルで、薬室の左側面付近にセミ/フル・オートマチック射撃切り替え用のセレクター・レバーが追加されており、多量の弾薬消費に対応出来るよう30連マガジンが主に使用されるようになりました。
【本個体の説明】
本品はインランド社で製造された個体で、レシーバー後端にシリアルNo.及びメーカーを示す刻印が見られます。 インランド社は第二次世界大戦中にM1カービンを最も多く製造していたメーカーとしても知られています。 シリアルNo.から1942年5月から1943年11月の間に製造された個体である事が判ります。 また、銃身先端付近には「INLAND MFG. DIV. GENERAL MOTORS 11-42」の刻印も入っています。 薬室上のモデル名刻印は「U.S. CARBINE CAL. 30 M2」となっており、M1からの打ち直しとなっています。
金属部はパーカラジング仕上げが残り、目立った傷はありませんが、全体的に表面サビや退色がみられます。木製ストックは打ち傷、擦り傷が散見されますが、アッパーハンドガードとの色味もそろった良好な状態の物です。グリップ部分前面には「P」刻印、ストック右側面にはクロス・キャノン刻印が確認出来ます。セレクター表面には若干の朽ち錆が出ていますが小気味よく作動します。 バット・プレートは表面仕上げが若干落ちて鉄の地肌が見えていますが、目立った破損等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの作動もしっかりとしています。 付属のマガジンは15連タイプとなっています。マガジンスプリング、トリガーテンションはありません。ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。(OS)
- 詳細画像



















































