- 商品番号:4773
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:自動小銃
取扱店舗:大阪店
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【M2 カービン について】
M2 カービンは第二次世界大戦時に活躍したM1 カービンの改良型として採用されたモデルです。
ベースとなったM1 カービンは1941年に警備用及び下士官用の軽量な自衛用火器として米軍に採用された半自動式のカービンです。 1930年代後半に、米陸軍では拳銃や短機関銃の代替となる後方部隊向けの軽量小銃の開発を計画し、複数社が設計案を提出しましたが、最終的にウィンチェスター社の設計案がM1 カービンとして採用されました。 本銃は、ジョナサン・E・ブローニング設計のG30小銃を原型として、デイヴィッド・M・ウィリアムズが考案したショート・ストローク・ピストン式のガス圧作動機構を取り入れて設計されました。
使用弾薬はウィンチェスター社が同時期に開発した.30 カービン弾で、小銃用弾薬としては低威力であり、まだまだフルサイズ・ライフル弾が全盛の時代であった事から、当初は威力不足を指摘されましたが、軽量で士官や警備が使用する場合、当時の拳銃弾と比較すればはるかに射程と威力が有り、射撃時の反動も比較的少なかったため、広く使われる事となりました。 M1 カービンには後の時代の自動小銃へと通じる要素も有る事から、当時としては先進的な銃であったとも言えるでしょう。 M1 カービンとその派生型は、第二次世界大戦中にウィンチェスター社を含む10社で生産が行われた結果、610万挺以上が生産されました。
M1 カービンは長期にわたって使用された他、複数の国で使用されたため、時期ごとに細かな違いがある銃でもあります。 自衛隊でも使用された事から、日本国内でも馴染み深い銃として知られています。
1943年後半から1944年にかけて、着剣装置の追加、フリップ・サイトからアジャスタブル・サイト、プッシュ式から回転式セーフティなど追加改良が加えられました。また生産性の向上を目指し、部品の一部にプレス加工が用いられた製品も作られました。 M1 カービンはそのコンパクトなサイズから、シャーマン戦車やハーフトラック等の車両にも多くが装備されました。
M2 カービンはそのようなM1 カービンにフル・オートマチックでの射撃能力を追加したモデルです。 第二次世界大戦中、ジャングル戦や市街地戦において歩兵の近接火力を強化する要求が高まり、M1 カービンをフル・オートマチック化する「T4」プロジェクトが開始されました。 1944年5月からインランド (Inland) 社とウィンチェスター社によって共同開発が進められ、同年10月にM2 カービンとして制式採用に至りました。
M2 カービンの基本的な作動方式は、M1 カービンと同様のショート・ストローク・ピストン式およびターン・ボルト式による閉鎖機構を備えていますが、フル・オートマチック射撃を実現するためにレシーバー左側面にセレクター・レバーが追加されています。 このセレクター・レバーを前方に倒すとフル・オートマチック、後方に倒すとセミ・オートマチックに切り替わります。 連射時の発射速度は毎分約750発に達し、これに伴う多量の弾薬消費に対応するため、従来の15連に代わって湾曲した30連マガジンが新たに標準採用されました。 さらに、連射時の衝撃に耐えるため、機関部を支えるストック周辺の肉厚が増された通称「ポットベリー」ストックへの変更や、オペレーティング・スライドなどの各部パーツの強化が図られています。
制式採用が1944年10月であったため、第二次世界大戦での実戦投入は末期の沖縄戦などに限定されました。 しかし、その後の朝鮮戦争では主力小火器の一つとして大規模に運用され、近接戦闘において30連マガジンとフル・オートマチック射撃による絶大な制圧火力を発揮しました。 一方で、極寒の環境下における作動不良や、フルサイズ・ライフル弾ほどの威力を持たない.30 カービン弾によるストッピング・パワーの不足が前線の兵士から指摘されることもありました。 それでも、扱いやすさと軽量さからベトナム戦争の初期までアメリカ軍で使用され続けたほか、西側諸国へも広く供与されました。
M2 カービンは工場で新規に製造された個体だけでなく、前線や兵器廠において既存のM1 カービンに「T17」と呼ばれるフル・オートマチック化キットを組み込んでM2 カービン仕様へと改修された個体が数多く存在します。 また、M2 カービン自体の派生モデルとして、夜間戦闘用に赤外線暗視装置を搭載したM3 カービンが存在します。【本個体の説明】
本品はインランド社で製造された個体で、レシーバー後端にシリアルNo.及びメーカーを示す刻印が見られます。 インランド社は第二次世界大戦中にM1 カービンを最も多く製造していたメーカーとしても知られています。 シリアルNo.から1942年5月から1943年11月の間に製造された個体である事が判ります。 また、銃身先端付近には「INLAND MFG. DIV. GENERAL MOTORS 11-42」の刻印も入っています。 薬室上のモデル名刻印は「U.S. CARBINE CAL. 30 M2」となっており、M1からの打ち直しとなっています。
金属部はパーカラジング仕上げが残り、目立った傷はありませんが、全体的に表面サビや退色がみられます。木製ストックは打ち傷、擦り傷が散見されますが、アッパー・ハンドガードとの色味もそろった良好な状態の物です。グリップ部分前面には「P」刻印、ストック右側面にはクロス・キャノン刻印が確認出来ます。セレクター表面には若干の朽ち錆が出ていますが小気味よく作動します。 バット・プレートは表面仕上げが若干落ちて鉄の地肌が見えていますが、目立った破損等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの作動もしっかりとしています。 付属のマガジンは15連タイプとなっています。マガジン・スプリング、トリガーテンションはありません。ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。(OS)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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