国名:イギリス
時代:第一次大戦前
種類:無可動古式銃

エンフィールド Pattern 1858 管打式騎兵銃 (無可動古式銃)

¥308,000
商品番号
4297
発売日
2015/09/01
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
Enfield Pattern 1858 Percussion Carbine
国名
イギリス
時代
第一次大戦前
全長
940mm
口径
.656 Cal.
【エンフィールド Pattern 1858 管打式騎兵銃について】
Pattern 1858 騎兵銃は、当時の英国の制式小銃であった.577口径のエンフィールドP1853 歩兵銃の大英帝国植民地専用モデルである Pattern 1858 歩兵銃の 騎兵モデルです。 Pattern 1858 騎兵銃は元々英国東インド会社(British East India Company)用として製造されましたが、後に現地のインド人で編成された英印軍のエリート騎兵部隊である「the Bengal Lancers Regiment」などで使用されました。 1857年から1589年にかけて発生したインド大反乱(セポイの乱、シパーヒーの乱)で現地人傭兵による反乱軍が敗北した後、軍部は現地人傭兵に対して英国正規兵と同等のエンフィールドP1853 小銃の代わりに、射程及び威力の劣った小銃を支給するべきであると考えました。 しかしながら、当時の英国の方針により、英国正規兵と現地人傭兵の携行する小銃の外観があからさまに異なるといった状況は避ける必要がありました。 この為、一見しただけでは英国制式小銃であるP1853によく似た小銃であるものの、実際にはライフリングのない.656口径のマスケット銃であるP1858 小銃を導入することが決定されました。 この小銃は、P1853 小銃が500ヤード以上の有効射程を有していたのに対して、僅か50ヤードの有効射程しかありませんでした。 P1858 小銃は一見するとP1853 小銃に極めて類似していますが、リア・サイトの形状がP1853 小銃とは異なりシンプルなV字型となっており、調整機能は省略されていました。 騎兵銃についても全くおなじ理由で滑腔銃身の前装管打式 Pattern 1858 騎兵銃が採用されました。 (MM)

【本個体の説明】
ライフリングがない滑腔銃身のブルー仕上げは落ちてはいますが程よい時代錆が付いており古式銃らしい味わいが出ています。 他の鉄製部品も同じ時代色が出ておりマッチしています。 機関部側面(サイド・プレート部分)に「TOWER」の刻印が入っています。 1856年代を表すの製造年号が入っていますが、判読が困難です。 「TOWER」軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関で軍用として耐えうる品質検査された証です(a military arm of Ordnance Dept quality made for the War Department)。 同じエンフィールド型ロックでも「TOWER」の刻印の代わりに民間メーカー刻印だけが入っている品もあります。 しかしながら、インド軍用ですので刻印のフォントが若干英軍用とは異なります。 またハンマーの前部分には王冠の刻印が入っています。 王冠刻印のみの品は当初からの輸出用と言われています。 英国国営造兵廠製か国営造兵廠コントラクト製の品には王冠の下に「V.R」の刻印が入っているので、本品は輸出用である事が判ります。
英軍用のストックはウォルナット製ですが、本品はメイプル材と思われる材質です。 160年近く前に製造された事を考えると艶のある程度の良いものです。 しかし経年の小傷はございます。 騎兵銃ですのでスリング・スイベルはなく、機関部左側面に騎兵用のサドル・リングが付属しています。 トリガー・ガード、バット・プレート、フロント・キャップは真鍮製で良い時代色が付いています。 銃身下に取り付けられた鉄製の回転式のラム・ロッドは銃身が無可動加工されていても問題無く動き、銃口前に移動可能です。 この時代の正式なエンフィールド 騎兵銃はどのモデルも少なく国内に輸入されている数も少ない品です。 (MM)
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