- 国名:イタリア
時代:冷戦期
種類:自動小銃
- 【ベレッタ BM59 Mark Ital TP 自動小銃 について】
イタリア軍が制式採用した珍しい自動小銃です。 M1 ガーランドの7,62mm口径の短縮発展型で、M14に相当する品です。
開発コンセプトはアメリカ合衆国のM14小銃と同じ為、直接的な関係はないものの、類似したデザインに仕上がっています。
イタリアのベレッタ社は第二次大戦後、西ヨーロッパ諸国及び、自国の武装の為に主力小銃として配備されていたM1ガーランドのライセンスを行いました。これらの内でイタリア軍用の製品は、7,62mm×51 NATO弾を用いる新型小銃を開発するにあたり回収が行われ、BM59に改修が行われた後再配備されました。 当初は既存のM1ガーランドを改造する形で生産が行われ、その後は新規製造に移行しました。
BM59は、NATO軍用制式口径の決定に伴う各国の新型制式決定トライアルに提出する為、Mark I~IVまでの4種類が開発されました。
Mark Italはイタリア陸海空軍が採用したモデルで、上記のMark Iの発展型です。 ベレッタ社の開発した消炎器、制退器を兼ねた榴弾発射機が取り付けられているのが特徴で、それに伴い、発射ガス遮断装置兼用榴弾発射の照準器が追加されています。
またMark Ital TPはイタリア軍落下傘部隊用に設計されたモデルで、Truppe paracadutisteの略称であるTPが付きます。 基本設計は同じですが、携行しやすいように金属製の折り畳み式ストックに変更され、それに伴いピストル・グリップが追加されているのが特徴的です。 外見上は殆ど同じMark Ital TA(Truppe Alpine)と呼ばれる山岳部隊用のモデルも存在しますが、空挺部隊用はさらなるコンパクト化を実現するため、銃身に取り付けられている榴弾発射機を簡単に脱着する事が可能です。
イタリアでは1990年にベレッタAR70/90に更新されるまで使用されました。
【本個体の説明】
本品はイタリア軍から払い下げされた品をイタリア国内で一度無可動加工されたものを弊社が入手した経緯があります
状態は軍からの払い下げ品の為使用感があり、軍での管理番号などがペイントされております。M1 ガーランドのレシーバーを流用した個体で、アメリカで生産された際のシリアルが削り取られ、新たにシリアルが打刻されています。 また木部ストックに「BM59 TA」の表記がみられます。これは山岳モデルの表記ですが、本品は榴弾発射機の脱着が可能な落下傘部隊モデル「BM59 TP」です。
金属部は各部とも使用感があり、擦れ・退色・小傷が目立つ印象です。特に二脚は小傷が目立ちます。 とはいえ朽ちこみなどの激しい劣化や破損は見られません。
木部はストックとハンド・ガードで若干色味が異なりますがそれほど気になるものではありません。 やはり小傷が散見されますが目立った破損はなくしっかりとしています。ストックした面に管理番号と思われる赤色のマーキングが施されています。BM59独特のセレクターなどの部品は付属しておりますが、溶接で固定されております。特に本個体はレシーバーの溶接固定のために通常の分解も一切できない状態になっております。
一方でMark Ital TPの特徴でもある折り畳みストック部も正常に作動しがたつき無くしっかり固定されます。、プラスチック製のピストル・グリップも綺麗な状態を保っています。 グレネード・ランチャーの脱着も可能で、サイトの起倒もテンションがしっかりとかかっています。
内部部品が一部除去されたうえに半透明の樹脂で補強されている関係で、マガジンが正規の位置で保持されづらくなっています。マガジンはスプリングが除去されています。
トリガーのテンションがなく、ボルトが開いた位置で固定された新加工品です。 (YS)
- 詳細画像














































