国名:ドイツ
種類:連発式拳銃

ドライゼ M1850 ツンナール リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#5252)

¥2,750,000
商品番号
3490
発売日
2014/10/02
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
Dreyse M1850 Military Needle fire Revolver
国名
ドイツ
全長
270mm
口径
9mm
装弾数
6発
【ドライゼ M1850 ピストル について】
ドライゼ M1850 ピストルはDreyse Zuendnadrevolver, kleines Modellの名称で開発され、1850年にはM1850としてプロイセン軍に採用されたリボルバーです。 針状の長い撃針を前後にダブル・アクションでスライドして、シリンダー内の紙製薬莢内の雷管を打つ世界的に見ても非常に珍しい機構の拳銃です。
この銃の撃発機構のアイデアとなったドライゼ M1841 歩兵銃はプロイセンの銃工であったヨハン・ニコラウス・フォン・ドライゼ(Johann Nicolaus Dreyse, 1787-1867)によって発明されました。 ドライゼ M1841 歩兵銃を採用したプロイセン軍が多くの戦場で勝利を収めました。 この功績によりドライゼは1864年に爵位を与えられました。 ドライゼは1824年に銃工の修行から故郷の Soemmerdaに帰り、1828年に最初の彼のパテントを取りました。 1834年には、本銃の原型ともなる紙薬莢式のシステムを発明しました。 最終的に歩兵銃の撃発装置にシリンダーを組み合わせた本ピストルも開発しましたが、世界初の実用的なボルト・アクションであったドライゼ M1841 歩兵銃と比べてはインパクトがありませんでした。 ドライゼ M1850 ピストルはあくまでも士官や砲兵などの自衛用(騎馬兵科では威力的な問題と価格面から、依然として単発管打式拳銃が広く装備されました)として採用された為に歩兵銃の名声に隠れてしまう形になりました。
ドライゼ 歩兵銃は、長い撃針が紙製薬莢を貫いて弾底の雷管を撃発させる撃発機構から「ニードル(針)ガン」とも呼ばれ、日本では火針銃または針打式、撃針銃、または(ドイツ語のZuendnadelgewehrの発音ツュントナーデルから“普(プロイセン)式ツンナール銃"と呼ばれました。
口径は30 in.(7,85mm), .35 in.(9,16mm), .39 in.(10,2mm)の三種類でインチはプロイセン・インチと呼ばれる独自のものです。
国内には幕末期において徳川御三家のひとつである紀州藩がプロイセン軍制を導入したのに伴いドライゼ M1841 歩兵銃をドイツ人の武器商人カール・レーマンが4,300挺を納入した際に藩主徳川茂承に献上されたと言われています。 この際に献上されたのは一丁だけだったようで、歩兵銃のようにまとまった挺数が輸入された記録はありません。
1868年にローディング・レバーが付いたM1868が採用されましたが、流石に米国ではリム・ファイアが主流となりつつあった時期にニードル・ファイアは時代遅れとなっていました。 欧米でも非常に珍しい古式銃の一つとして、とても高額で取引されています。

【本個体の説明】
本体の鉄の表面部分は全体的に時代錆が付いているものの、再仕上げされていないオリジナルの状態です。 一体型のフレームと銃身にはいかにもドイツ的な幾何学模様と唐草模様がミックスされた毛彫り彫刻が入っており、そしてフレーム後部には銀象嵌の模様が入った軍用銃なのに装飾性がある美しい品です。 フレームの一部に許容範囲内の朽ち込み錆があります。 フレーム右側面にはCal.0,35 12 Gran Pulvとプロイセン・インチの口径.(9,16mm)表示が入っています。 フレーム左側面には唐草模様の中に5252のシリアル・?發?入っています。 フレーム上面には「v. DREYSE Soemmerda」とドライゼのメーカー名と工場のあったドイツの地名(Erfurt造兵廠のあった場所から10km程北部)が入っています。 この「v.DREYSE」の刻印は、1864年にドライゼが爵位を授かって以降の物に見られ、それ以前は「F.DREYSE」の刻印が用いられていました。 オクタゴン(八角形)銃身の上には判読が難しい壬申番号と岡山縣の刻印が鏨で彫ってあります。 シリンダーの一部にかなり深い朽ち込み錆があり、それが本品の外見的な一番大きなマイナス点になっています。 トリガー・ガードにも唐草模様と幾何学模様の毛彫り彫刻が入っていますが、錆があります。 銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。 トリガーを引くとダブル・アクションが歯切れ良く回転します。 他のリボルバーにはない大型木製グリップはオリジナルのニス仕上げとチェッカーリングも完全です。 グリップの前の金具を留める木ネジが1本欠損しています。 銃身内はライフリングが刻まれており最後まで(全て)抜けています。 銃把下部には二十六年式拳銃と同じような落下/紛失防止のランヤード(吊り紐)を取り付けるリングが付いています。 残念な事にファイアリング・ピンが欠損していますが、その希少価値から考えると非常にお値打ち価格に設定してあります。

【その他の情報】
平成8年2月13日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

登録証には「V. Drcysc. Sommcrda」「壬申千四百五十二番 岡山縣」「5252」と刻印とシリアル No.が完全に記載されています。ドイツ語部分の「e」が間違って全て「c」になっています。

約160年前に作られた高価な機械物の骨董品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売をご利用のお客様は、詳細画像をご覧になり十分ご検討下さい。
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