国名:スペイン
種類:単発式拳銃

スパニッシュ シングル・ショット パーカッション ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃)

¥660,000
商品番号
3367
発売日
2014/06/26
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Spanish Single Shot Percussion Pistol
国名
スペイン
全長
400mm
口径
15mm
【スパニッシュ シングル・ショット パーカッション ピストル について】
スペインで18世紀に作られたフリント・ロック (火打ち石式=燧石式) の一種を、1840年代にパーカッション・ロック (管打ち式) に改造した品です。 スペイン製独特のエキゾチックな作りになっており、ハンマー (撃鉄) は肉食動物 (架空の動物?) の頭の形をしています。 フリント・ロックは約200年間にわたり使用されましたので、世界中の多くの地域で独自の撃発装置が使われました。 フリント・ロックと呼ばれている構造の他に、同じフリントを使うシステムとしてミュクレット式とスナップハンス式の二つのスタイルがありました。 本品の撃発装置はスペインを中心に製造されたミュクレット式と呼ばれるフリント・ロック式のバリエーションの一つです。 ミュクレット式は1570年ごろスペインのマドリードで発明されました。 フリントロック式がハンマーのメイン・スプリングをサイド・プレートの裏に納めているのに対し、ミュクレット式はメイン・スプリングがサイド・プレートの外側に出ているのが特徴です。 その為メンテナンスが容易で、フリントロック式の普及後もスペインから中東にかけて地中海南部を中心として使われ続けました。 本品はそのミュクレット式構造をそのまま流用しており、複雑なカラクリ部分が外部から見えています。 シアの先端が内部から外部 (サイド・プレート表面) に出ており、ハンマーをロックさせる仕組みになっています。 この構造は他の銃には見られない独特のものです。 鉄製サイド・プレートにはスペインのプルーフ刻印とGPの製造所刻印がハッキリと入っています。 薬室から1/2はオクタゴン (八角形)・バレル、銃身に向けての残り1/2はラウンド・バレルになっています。 スムース・ボアのラウンド・バレルはキャノン・バレルと呼ばれる先端 (銃口周り) が古い大砲のようにリブが付いた形になっています。

【本個体の説明】
本品のサイド・プレートを含む全ての金属パーツは白磨き鉄製で、美しい品です。 ミュクレット式パーカッション・ロックは機構的に古いシステムで他のシンプルなパーカッション式に比べると滑らかさには欠きますが、引金を引くとハンマーは落ちます。 フル・コック、ハーフ・コックともに正常にコックされます。 銃身の薬室上部にあたる部分にスペインらしい、真鍮象嵌 (何のデザインかは不明) とキリシタン・クロスが入っています。 これはスペインのこの時代の銃に見られる特徴です。 サイドプレート撃発機構の下側に「GP」と刻印があります。 木部の先端 (ラム・ロッドが入る部分)、グリップの下方まで伸びたトリガーガード、グリップ後方のバック・ストラップ、グリップ底部にあるグリップ・キャップは真鍮製でどれも相応しい時代色が付いています。 木部は一か所を除いては完全で、艶のある程度の良い品です。 また木部のグリップ部、左右に浅いですが、鱗状の模様が彫られています。 木製ストックの左側上部 (火皿前方部分) の一部が割れており、その部分が分離しています。 飾っておく分には、その部分は取れ落ちないので特に補修等はしておりません。 木製接着剤などでの修理は可能と思われます。 この部分の難があるため、お値打ち価格に設定してありますが、国内に入っている古式銃の中ではとても珍しい品です。 各種の撃発機構の違いのバリエーションを集める上では欠かせないモデルです。 オリジナルの鉄製ラム・ロッドが付属致します。 (MM)

【その他の情報】
昭和48年7月13日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

230年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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