- 国名:アメリカ合衆国
時代:第一次大戦前
種類:無可動古式銃
- 【バーンサイド M1864 カービン について】
アンブローズ・エバレット・バーンサイドがアメリカ軍から退役後(州兵の地位は維持)に、自身の名を付けた後装式のバーンサイド・カービンの製造を行いました。
バーンサイドは軍人の後は、全米ライフル協会の初代会長を務め、その後もいくつかの会社役員や政治家を務めた有力者で、軍人としてよりはその人望から名士として成功を収めたアメリカではかなりの著名人です。 サイドバーンズという有名な口髭の名前の由来にもなったということからも、その有名さがわかります。
バーンサイド・カービンは細身の本体でありながら、単発のため大口径でガッチリとした内部構造を持つユニークな銃で、真鍮製カートリッジを使用し、後装銃特有の銃尾からの発射ガス漏れを軽減しているのが最大の特徴です。
この時代では順当なトリガー周りのレバーによる開放閉鎖操作スタイルの後装式単発銃で、特に本銃はトリガーガード自体が操作レバーとなっています。 またトリガーガードの半円に合わせた、半円のロック・リリース・レバーにより、独特でありながら確実で操作性の良さを備えているのも特徴です。
本銃はアメリカの南北戦争でも使用されましたが、軍での採用トラブルや工場の焼失、バーンサイド氏の財政難などから、銃の性能とは別の意味で、バーンサイド氏にとって必ずしも成功とは言えなかった銃でもありました。 そしてその後、時代はいよいよ連発銃の時代となり、連発銃の時代となってからは主力では無いながらも根強く使用された銃でもありました。
【本個体の説明】
本品はシリアル#5686はフレームとブリーチで一致しています。 また銃のシリアルの上に「BURNSIDE PATENT」と「MODEL OF 1864」の刻印が有り、またフレームのストック基部付近には「BURNSIDE RIFLE Co. PROVIDENCE RI」の刻印がそれぞれ経年によりやや掠れてはいますが読むことができます。
鉄部は時代なりに退色、サビ、朽ち込みなどが見られますが、年月を考えれば時代であり風格でしょう。 欠品なども無く、しっかりしています。
木部に関しては傷は多く、特にハンドガードには傷みが見て取れ、淵部分はかなり細かい欠けが有り、フロントバンドより前方下部に目立つ傷があります。 ですが 木部自体はしっかりしたもので致命的な亀裂や割れはございません。
フロント・バンドを留める板バネがグリーン色になっています。
無可動実銃ですが、レバー部は可動し、それに付属する機関部一部が可動します。ウィンチェスターのような連発式のレバーアクションではなく、ブロックが回転するような独特の動きを持つ面白い無可動実銃です。 トリガーテンションのある、旧加工品です。 (TY)
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