- 国名:イギリス
時代:第一次大戦
種類:ボルト・アクション
- 【P14 小銃 について】
英国では.303ブリティッシュ弾に代わる新型のリムレス弾薬を使用するP13が開発されましたが、これらの供給が追いつかないまま第一次世界大戦が勃発。 このため供給の円滑さと混乱を避けるために、このP13を従来の.303ブリティッシュ弾を使用可能にし、これをP14とします。 しかし同じ.303ブリティッシュ弾を使用するならば、すでに量産体勢の整ったSMLEのラインがあり、英国内でP14の生産ラインを確保することは難しくなり、このことから英国政府はP14をアメリカ銃器メーカーで生産させる契約を取り付けます。 またその生産は、Winchester、Remington、そしてRemingtonの子会社であるEddystoneの3社が請け負いました。これらは、Rifle No.3として英軍に採用されました。
結果的に1917年には英国のSMLEの供給は軌道に乗り、アメリカでのP14の生産は縮小からキャンセルへの流れとなります。
【本個体の説明】
本品の薬室上部には「RE」の刻印が入っておりレミントン社製であることが判ります。 ボルト・ハンドル部のシリアルは一致しておりません。
金属部は、使用感と経年が感じられ、全体的にブルー仕上げが落ちて茶色く変色している部分や古錆が見られます。 状態は落ち着いてよく手入れされており味のある質感があります。劣化が進行している様子はありません。
木部は再仕上が施されており、角張った部分が丸くなっている印象ですが、しっとりとした艶のある仕上げがしっかりと残っています。外見では分かり辛いですが、アッパー・ハンド・ガードの前端・後端共に10cmほどの割れが起こっており、扱いに多少注意が必要です。 同様に機関部後端辺りから5cmほどのひびが見られますが、こちら特に心配はない印象です。恐らく再仕上により、真鍮製のバット・プレートとストックの間にほんのわずかに隙間が見られますが、がたつきなくしっかりと固定されています。 ロングレンジ・サイトとも呼ばれる一斉射撃用の2600ヤード照準器が左側面にも付いた珍しい完全品です。 マガジン・スプリングとフォロアーが無く、トリガー・テンションがあり、ボルトが完全に閉鎖した旧加工品です。(YS)
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