- 国名:フランス
時代:冷戦期
種類:自動小銃
- 【SIG SG542 自動小銃 について】
SIG SG542 自動小銃は、スイスのSIG社で開発された5,56mm×45弾を使用する自動小銃であるSG540を基に、使用弾薬を7,62mm×51 NATO弾としたモデルです。
1960年代にスイスのSIG社では、5,56mm×45弾を使用する新型の軽量自動小銃の開発を開始しました。 この開発プロジェクトは、当時チリ向けのSG510-4の生産で既に協力関係にあったベレッタ社との共同開発としてスタートし、SG510の遅延ブローバックシステムをベースに開発が進められました。 しかしながら、この作動方式は威力の比較的弱い5,56mm弾では正常に作動せず、その後作動方式を複雑なガス圧利用のローラー遅延ブローバックへと変更するなどした結果、1968年にはベレッタ社が共同開発から手を引いて独自に5,56mm口径のAR70自動小銃を開発する事となりました。 SIG社が開発したSG530は、その作動方式が非常に複雑で製造コストも高かった事から、成功作とはなりませんでした。
その後、1969年にSIG社は複雑なローラー遅延方式の代わりに、よりシンプルで信頼性の高いガス・ピストンとローテイティング・ボルトによる閉鎖機構を持つ自動小銃の開発を行いました。 その結果誕生したのがSIG SG540シリーズです。 SG540シリーズには5,56mm×45 (M193) 弾を使用するSG540自動小銃の他、7,62mm×51 NATO弾を使用するSG542自動小銃や、SG540の銃身短縮バージョンであるSG543が製造されました。 尚、短縮モデルであるSG543ではライフル・グレネードの発射機能は省略されています。
本銃の生産は1973年~74年頃に開始されましたが、スイス連邦の軍用小銃の輸出規制のため、海外向けの製造はフランスのマニューリン (MANURHIN) 社で行われました。 また、フランス以外にポルトガルやチリでもライセンス生産が行われました。 (KK)
【本個体の説明】
本品はSIG社と提携関係があったフランスのマニューリン社によるライセンス生産品で、機関部左側面にはSIG社のロゴや「SG542」のモデル名刻印の他、マニューリン社製を示す「MANURHIN」の刻印が見られます。 シリアルNo.は、アッパー/ロア・レシーバー及びボルト・キャリアでマッチしています。
本品は未使用品を無可動加工した品で、機関部等の金属部には保管や無可動加工に伴う若干の小傷や擦れを除いて、目立った錆等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 樹脂製のハンドガードやグリップ、バット・ストック、バット・プレートについても同様に、打ち傷等は最小限で、こちらも良好なコンディションが保たれています。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整、二脚の展開、レシーバーのテイクダウン操作については問題なく行う事が可能です。 付属のマガジンについても、若干の小傷や擦れを除いて目立った凹みや変形等は見られません。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
本品はスイスのブリュッガー & トーメ社 (現: B&T社) が、弊社の無可動実銃代理店であった時期に加工を行い、弊社が仕入れた品です。 B&T社がまだ小さなガンショップ & カスタム・メーカーで、スイスのシュピーツ市にあった頃に、創業者の一人であったブリュッガー氏が自ら加工した品です。 トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
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