- 商品番号:10271
国名:アメリカ合衆国
時代:冷戦期
種類:軽機関銃/汎用機関銃
-
【M60 汎用機関銃 について】
1957年に米軍制式となった、7,62mm×51 NATO弾を使用するベルト給弾式の汎用機関銃です。
作動方式はガス圧利用式で、オープン・ボルト方式で射撃を行います。 ベルト給弾機構は第二次世界大戦時のドイツのMG42機関銃、オペレーティング・ロッドなど作動機構はFG42自動小銃の影響を受けて開発されたと言われています。 M60汎用機関銃の開発は1940年代後半から始まり、T52やT161と呼ばれる各種プロトタイプを経て、最終的にT161E3と呼ばれるモデルがM60として制式となりました。M60の本体には当時主流となりつつあったプレス加工が用いられている他、ガス圧による作動機構にはM14自動小銃と同様に「White expansion and cutoff system」と呼ばれるシステムが組み込まれており、ピストンの後退と共にシリンダーへの発射ガスの流入を遮断する構造となっています。 M60のガス圧利用方式は他のシステムに比べてシンプルで清掃も容易となっていました。 尚、M60の銃身は交換が可能ですが、銃身側に交換用のハンドルが設けられておらず、また二脚も銃身側に付属しているため、耐熱手袋を使用して銃本体を支えながら銃身交換を行う必要がありました。
ベトナム戦争では、既に制式となっていた同口径のM14自動小銃と共に、M60が主力機関銃として各種の用途で使用されました。 また、M60E3を始めとする改良型の他、航空機搭載型やヘリコプターのドアガン仕様など各種の派生型も作られました。 (KK)【本個体の説明】
本品の薬室部左側面にはシリアルNo.115183の刻印が見られます。 また、薬室部上面のメーカー刻印は「SACO-LOWELL NE. DIV. MaReMONT CORP. U.S.」となっており、これはSaco-Lowell ShopsがMaremont Corp.に買収された後の1963年以降の生産品に見られる刻印です。 その他、モデル名刻印は「MACHINE GUN 7.62 MM M60」となっています。 各部の構成はM60としては後期の仕様となっており、バレル・キャッチ・レバーはロックの追加された後期型、フィード・トレイは機関部左側面の100連アモ・バッグ (MAGAZINE 11686442) 装着用のブラケットが省略された後期の仕様で、セーフティー・レバーも後期型、フロント・サイト・ポストの肉抜き穴部分にブランク・ファイアリング・アダプター装着用の面が設けられた後期型、ハンドガードはスイベルが左側面にある後期型、バット・ストックはスイベルが上面にある後期型、二脚基部が削り出しの後期型となっています。
本品はベトナムからの放出品で、全体的にやや使用感が見受けられるものの、概ねしっかりした状態が保たれています。 銃身や機関部といった金属部には打ち傷や擦れ、一部仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所や表面錆痕等が見受けられるものの、いずれも大きな欠損は見られません。 ヒート・シールドや機関部等の表面仕上げにはやや褪色が見られるものの、銃身周辺には比較的表面仕上げが残っています。 アルミ製のフィード・カバーは半光沢のアルマイト仕上げとなっており、表面に打ち傷や擦れ、 一部仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられる他、左側の一部にやや深い抉れが見られます。 また、フィード・カバー後部の樹脂製カバー表面には細かなひびが表れており、縁の部分等に僅かに欠けが見られます。 ハンドガードやグリップ、バット・ストックについても、打ち傷や線傷の他、部分的なひびや欠けが見られるものの、現状割れが広がっている様子はありません。 バット・ストックの取り付けにはやや遊びが見られますが、取り付け自体はしっかりとしています。 傷みやすいバット・プレート部は、やや打ち傷や擦れ、表面錆痕が見られますが、バット・ストックへの取り付けはしっかりとしており、大きな変形やガタつきなどは見受けられず、ショルダー・レストの開閉についても問題ありません。 リア・サイトの調整やフィード・カバー及びフィード・トレイの開閉については問題なく行う事が可能です。 二脚の伸縮操作はやや固くなっています。 トリガーとの連動はありませんが、セーフティー・レバーは操作が可能です。
M60汎用機関銃は近年では入荷が殆ど無く、希少価値の高い品となっています。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
- 詳細画像










































































































