- 国名:ロシア
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション
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【モシンナガン M1944 騎兵銃 について】
モシンナガン小銃は、ロシア軍大佐のセルゲイ・イワノビッチ・モシンとベルギーのナガン兄弟が設計したボルト・アクション・ライフルで、1891年にロシア帝国の制式小銃 M1891として採用されてから、様々な改良をされながら第二次世界大戦まで使用され続けた大変息の長い小銃でした。 このためバリエーションが多く、またライセンス生産や鹵獲されて他国に多く使用された銃でもあります。
そのようなモシンナガン小銃のバリエーションの一つとして開発されたのがモシンナガン M1938 騎兵銃で、主に砲兵部隊や後方部隊等に配備されました。 M1891/30歩兵銃に比べて銃身や銃床前部、ハンドガードが短縮化された他、着剣機能が省略されています。 また、銃身の短縮に伴いクリーニング・ロッドも短縮された他、リア・サイトの最大射程についてもM1891/30歩兵銃の2,000mに対してM1938騎兵銃では1,000mへと変更されていました。 更に、M1891/30歩兵銃では銃身にフロント・サイト・ベースがろう接によって直接取り付けられていましたが、M1938騎兵銃ではスリーブ状のフロント・サイト・ベースを銃身に圧入した後、ピンにより側面から固定する構造へと変更されています。 M1938騎兵銃は1939年から1945年にかけて主にイジェフスク造兵廠で製造された他、ツーラ造兵廠でも1940年と1944年に製造が行われました。
1944年に導入されたモシンナガン M1944 騎兵銃は、モシンナガン M1938 騎兵銃をベースに側面折り畳み式のスパイク銃剣を備えたモデルです。 リア・サイト・ベース付近の銃床右側面は、銃剣を折り畳んだ際に干渉しないよう窪みが設けられています。 ソ連では1944年から1948年にかけて製造され、戦後はソ連本国のみならず、多くの東側諸国にも供与されました 。尚、M1944 騎兵銃の導入に伴い、M1944 騎兵銃と同型の銃床を取り付けたM1938 騎兵銃も製造されました。【本個体の説明】
本品の薬室上面にはシリアルNo.5436の他、イジェフスク造兵廠を示す刻印や1944年製を示す刻印が入っています。 シリアルNo.は薬室上面、ボルト、弾倉底板、バット・プレートでマッチしています。
本品の銃身や機関部といった金属部については、やや小傷や擦れ、若干の表面錆は見られるものの、目立った欠損等は見られず、オリジナルの黒染め仕上げも比較的残っています。 白磨きのボルトについてもやや時代錆や若干の時代錆は見られるものの、こちらも目立った朽ち込み等は見られず、コンディションは比較的良好です。 木製銃床については、全体にやや打ち傷や線傷、一部ニス仕上げの剥落等が見られる他、銃床前部のスリング取り付け穴周辺からリア・バンドにかけてヘアライン・クラックが見受けられます。 傷み易いバット・プレートについても、やや打ち傷や擦れ、一部仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見られるものの、目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 折り畳み式の銃剣は溶接により折り畳んだ状態で固定されており、起剣操作は出来なくなっています。 リア・サイトの調整や弾倉底板の開閉については問題なく行う事が可能です。 弾倉内のフォロワー及びスプリングは入っています。 クリーニング・ロッドが付属いたします。
トリガーテンションのない、ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
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