- 国名:イギリス
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
- 【ステン Mk V 短機関銃 について】
1944年から生産が行われ、1953年まで英軍で採用されていたステン短機関銃の最終量産型です。
それまでの生産性を追及していたモデルに比べ、木製のピストル・グリップ及びバット・ストックを追加した他、着剣装置やSMLEと同様のフロント・サイトを装備するなど操作性が向上しています。 当初は空挺部隊用の装備として運用されましたが、その後他の部隊でも使用されるようになりました。 基本的にはステンMk IIの設計を基にしており、トリガー・グループをやや後方に延長して出来たスペースに木製グリップを配置しています。 当初はバレル・ジャケットに木製フォア・グリップも装備していましたが、破損や紛失が発生し易かった事から、1945年以降は全ての生産品で省略されました。 マガジンはステン Mk IIと共用の32連タイプですが、Mk V採用後にマガジン背面の残弾確認用の窓が省略されました。
多くのステン短機関銃が第二次世界大戦終結後に退役したのに対し、ステンMk Vは1953年まで現役でスエズ動乱や朝鮮戦争でも使用されました。 これも扱い易さを優先した改良の結果であるといえるでしょう。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品のマガジン・ハウジング上面にはシリアルNo.70868と「SV」の刻印、下面には「STEN MKV」のモデル名刻印が入っています。 また、レシーバー上面にも70868の刻印が見られます。 バットストック基部金具には63903を打ち消し、181127の刻印が入っています。 バットストック左側面には円の中に508とブロードアローの打刻が見られます。 本品には復刻品のフォア・グリップが付属しています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、機関部やバレル・ジャケットといった金属部は、やや打ち傷や擦れが見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製バット・ストックについても、やや打ち傷や線傷等は見受けられますが、こちらも目立った破損や欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 ストックはガタツキなくしっかりと固定されています。 バット・プレートは真鍮製でコンパートメントの蓋の開閉も問題ありません。 木製グリップは背面上部が削り込まれていますが、グリップの取り付けにガタツキは見られません。 また、グリップの両側面には当時軍内で行われたと思われる正規の接ぎ木補修痕が見られますが、木質もマッチしている
付属のマガジンは、戦後にインドでシングル・カラムに改造された19連仕様で、前面に「C.R.1.」の刻印が見られます。 若干の擦れや表面錆痕は見受けられますが、大きな凹みや変形等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 マガジンは装着時にやや遊びが見られますが、固定自体はしっかりとしています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。(YS)(TK)
- 詳細画像





































