- 国名:中南米
時代:冷戦期
種類:自動小銃
- 【キューバ FN FAL 自動小銃 について】
FALはFN SA49 自動小銃の発展型で、戦後第二世代の自動小銃としてAKに次いで成功した銃です。 FALの名はフランス語の「Fusil Automatique Leger (軽量自動小銃)」の頭文字であり、英語圏では「Light Automatic Rifle」の頭文字である「LAR」とも呼ばれます。
FN FALの開発計画は、当初StG.44自動小銃のような短小弾を使用するフル・オートマチック射撃が可能な小銃としてスタートしましたが、NATO標準弾薬が7,62mm×51弾となり、FALも同弾薬を使用する設計に変更されました。 このため、当初の狙いであったフル・オートマチック射撃では難のある結果となりましたが、優れた基本設計からセミ・オートマチック射撃では良好な命中精度と高い信頼性を示し、世界の70カ国以上で使用され営業的に大成功を収めました。 1982年のフォークランド紛争では、イギリスとアルゼンチンの双方が国産化したFALを実戦投入しました。
その中でキューバは革命後、武器禁輸措置が発効するまでの間にFN社へFALを発注して輸入をしました。 キューバ軍用のFALは、マガジン・ハウジングの右側面にキューバ国章が入っている以外は、ベルギー軍用と同じ仕様となっています。
【本個体の説明】
本品はキューバ軍用のFN FALで、マガジン・ハウジング右側面にはキューバ国章が入っています。 アッパー・レシーバー左側面には「F.A.L.cal. 7,62」のモデル名刻印が打刻されており、右側面には「FABRIQUE NATIONALE D'ARMES DE GUERRE_HERSTAL BELGIQUE」とFN社のメーカー刻印が入っています。 シリアルNo.はアッパー・レシーバー及びロア・レシーバーが11961でマッチしており、ボルト・キャリアは25566となっています。 本品はハンドガードとバット・ストックが木製、グリップが樹脂製の仕様となっています。 銃口部にはネジ切り加工が施され、サード・パーティ製と思われる短いフラッシュ・サプレッサーが取り付けられています。
本品の機関部や銃身といった金属部は若干の打ち傷や擦れ、僅かな表面錆痕を除いて目立った欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 フラッシュ・サプレッサー部分がやや仕上げが薄くなり、金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、目立った朽ち込み等は見受けられません。 木製のハンドガードやバット・ストックについても、若干の打ち傷や擦れは見られますが、艶のある仕上げも比較的残っており、コンディションは概ね良好です。 右側ハンドガード先端付近にややひびが見られますが、強度的にはしっかりとした状態が保たれています。 樹脂製のグリップ及びキャリング・ハンドルは、木部に比べてやや打ち傷や線傷が目立ちますが、こちらも現状大きな破損等は見受けられません。 傷み易いバット・プレート部についても、一部僅かな表面錆は見られますが、目立った凹みや変形は見受けられず、銃床への取り付けにもがたつきは見られません。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整、レシーバーのテイクダウン操作については問題なく行う事が可能です。 セレクター・レバーの切り替えも可能で、セレクターのポジションに応じてトリガーの引きしろが変化します。 付属のマガジンについては、若干の小傷や擦れが見られる他、フロア・プレート後端に一部欠損が見られるものの、本体には目立った凹みや変形等は見受けられません。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
- 詳細画像

















































































































