- 国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション
- 【スプリングフィールド M1903A3 小銃 について】
1903年にアメリカ軍制式となった、第一次世界大戦時の主力小銃です。 米西戦争の際に使用していた.30-40 クラグ・ヨルゲンセン・ライフルに対し、敵側のスペイン軍が使用するモーゼル系ボルト・アクション・ライフルの弾薬や操作性の優秀性を痛感した事から、モーゼル M1898小銃を基に開発されたと言われています。 しかしながら、コーン・タイプのボルト・ヘッドやボルト・ストップ等に独自の設計がなされています。 これによって米軍はようやく世界水準に達したボルト・アクション・ライフルを手にする事になりました。 使用弾薬の.30-06弾 (米軍ではM1/M2ボール) は現在でも猟用で使用されているほどの傑作カートリッジで、後に採用されたM1ガーランド小銃でも採用されています。 尚、実際には.1903年に.30-03弾がM1903小銃と共に採用されたのですが1906年に使用弾薬が.30-06弾へと変更されました。
M1903A3はM1903ライフルの簡易生産型で、大戦中に開発されました。 トリガー・ガード・ハウジングが従来の削り出しからプレス加工に変更された他、リア・サイトがM1カービンの後期型に似た形状となりレシーバー・エンドに移されました。 省力化はライフリングにも及び、M1903A3では生産途中から2条のみに減らされました。
【本個体の説明】
本品の銃本体はスミス・コロナ社製で、薬室上面にはシリアルNo.の他、「U.S. REMINGTON MODEL 03-A3」のモデル名刻印が入っています。 本品はシリアルNo.から1942年に製造された個体である事が窺えます。 銃身の刻印は1943年12月レミントン社製を示す「RA 12 43」となっており、レシーバーの生産時期とマッチしています。 トリガー上方の銃床左側面には1942年から1946年にかけて陸軍のロチェスター兵站管区で調達を担当していたFrank J. Atwood中佐のイニシャルを示す「FJA」の検査官刻印や、米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印であるクロス・キャノンの刻印が入っています。 また、銃把前面には「P」のプルーフ刻印が確認出来ます。
本品の機関部や銃身といった金属部はやや小傷や擦れ、錆の跡が見られるものの、目立った欠損は見受けられず、パーカー仕上げも大部分に残った比較的良好な状態が保たれています。 木製銃床については、やはり細かな打ち傷や線傷が散見されるものの、現状目立った割れや欠けなども見られず、こちらもコンディションは概ね良好です。 バット・プレート部についても若干の打ち傷や擦れを除いて目立った変形等は見られず、ストック内コンパートメントの開閉についても問題なく行う事が可能です。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (YS)
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