- 国名:フランス
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション
- 【MAS Mle 1936 小銃 について】
MAS Mle 1936 小銃は、軽機関銃と小銃の弾薬を共通化する目的で設計されたボルト・アクション式小銃で、サン=テティエンヌ造兵廠 (Manufacture d'armes de Saint-Etienne) で製造が行われ、この工廠の頭文字から「MAS」の名称が付けられました。 サン=テティエンヌ造兵廠はフランス最古の国営造兵廠で、1764年の創設以来、銃砲の主要生産地として知られています。 MAS Mle 1936 小銃は堅牢で簡素な構造を特徴とし、二分割式の木製ストック、前方に曲げられた独特のボルト・ハンドル、大型のピープ式リア・サイト等を備えていました。 また、銃身下部に逆向きに収納可能なスパイク型銃剣を標準装備しており、これは後にMAS Mle 1949 自動小銃にも受け継がれ、フランス軍小銃の象徴的な意匠となりました。 MAS Mle 1936 小銃は、第二次世界大戦初頭には、更新の進んだフランス本国の前線部隊に配備されましたが、1940年のフランス戦役では生産数が十分ではなく、ドイツ軍の占領後はヴィシー政権下でも製造が続けられ、占領軍や後方部隊にも使用されました。 戦後にはインドシナ戦争、アルジェリア戦争、さらにはスエズ動乱などで新型のMAS Mle 1949 自動小銃と並んで運用されました。
MAS Mle 1936 小銃の改良型としては、小銃擲弾 (ライフル・グレネード) 発射器を組み込んだMAS Mle 1936 LG48 小銃及びMAS Mle 19361-51 小銃が存在します。 MAS Mle 19361-51 小銃は、銃口横のダイヤルにより擲弾の飛距離を調整可能で、専用の起倒式グレネード・サイトを備えている点が特徴です。 先行するMAS Mle 1936 LG48 小銃がフランス軍独自の48mm擲弾に対応していたのに対し、MAS Mle 1936-51 小銃は22mm NATO規格に対応し、より汎用性が高められています。 これにより、旧型小銃ながら戦後の植民地戦争でも長く実戦投入される事となりました。 その後、フランス軍の主力小銃はMAS Mle 1949 自動小銃や後継のMAS Mle 49-56 自動小銃に移りましたが、Mle Mle 1936シリーズはFR-F1 狙撃銃の開発に繋がり、さらに改良されたFR-F2 狙撃銃が現代でも使用されているなど、その設計思想は長く受け継がれています。 MAS Mle 1936シリーズは、簡素な構造ながら頑強で実用性に富み、戦前から戦後の数多くの戦場を支えた、フランス小銃史における重要な存在といえます。
【本ロットの説明】
本ロットの機関部左側面には「MAS MLE 1936」のモデル名の他、シリアルNo.が打刻されています。 本ロットでは個体によりトリガー・ガードや弾倉底板など各部の仕様が異なる場合がございます。
本ロットの銃身や機関部といった金属部は、個体によりやや打ち傷や擦れの他、経年による褪色や若干の表面錆痕が見られる場合がございますが、大きな欠損等は見受けられません。 木製銃床についても、やや打ち傷や線傷の他、個体により僅かなひびや欠けが見られる場合がございますが、いずれも現状大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 銃剣については15cm未満で切断されていますが、着脱は可能です。 切断された剣先が付属します。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
【その他の情報】
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