- 国名:イギリス
時代:第一次大戦
種類:ボルト・アクション
- 【マガジン リー・エンフィールド (MLE) 小銃 について】
マガジン リー・エンフィールド (MLE) 小銃は、1895年11月にイギリス陸軍で制式化された、ボルト・アクション式の歩兵銃です。 使用弾薬は.303 ブリティッシュ弾で、着脱式の二列弾倉を備え、当時としては大容量の10発を装填する事が可能でした。
本銃は、それ以前に採用されていたマガジン リー・メトフォード (MLM) 小銃を基に開発されたものであり、無煙火薬に対応する為、従来のメトフォード型ライフリングを廃し、新たに角ばった断面を持つエンフィールド型ライフリングを採用した点が最大の特徴でした。 この改良により、銃身寿命の延長と射撃精度の安定が図られました。
機構面では、ジェームズ・パリス・リー (James Paris Lee) による後部ロッキング式のボルト機構を備え、ボルト操作はコック・オン・クロージング方式を採用していました。 これにより、モーゼル方式に比べて開放動作が軽快で、連射性に優れていました。 熟練射手であれば1分間に20~30発の照準射撃が可能とされ、当時の軍用ボルト・アクション小銃の中でも際立った速射性能を発揮しました。
運用においては、1899年からの第二次ボーア戦争で広く使用されました。 また、イギリス本国のみならず、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの植民地部隊にも配備され、帝国軍全体で実戦投入されました。 また、ニュージーランド騎兵用や王立アイルランド警察隊用といった一部の部隊では、カービン・モデルも運用されました。
さらに、マガジン リー・エンフィールドの一部は、1907年に採用されたSMLE No.1 Mk IIIと同様に、レシーバー上部に装弾子による装填を行うためのチャージャー・ブリッジが追加改造され、チャージャー・ローディング リー・エンフィールド (CLLE) として知られるようになりました。 CLLEは、従来1発ずつ弾倉に装填していた方式に代わり、5発入りの装弾子を用いて迅速に再装填が可能となった事が大きな改良点です。
このように、マガジン リー・エンフィールド小銃は、無煙火薬時代の到来に対応して誕生し、堅実な構造と高い連射性能を備えた小銃でした。 小銃の主流が短小銃であるSMLEへと移行する中で、既存の長小銃もCLLEへと改修されることでSMLE同様の迅速な再装填が可能となり、第一次世界大戦においてもその命脈を保ちました。 これらはイギリス軍の小銃発展史において重要な位置を占める存在です。
【本ロットの説明】
本ロットはマガジン リー・エンフィールド (MLE) もしくはチャージャー・ローディング リー・エンフィールド (CLLE) 小銃で、個体により各部の仕様が異なる場合がございます。 また、個体により一部部品が欠品している場合がございます。
本ロットの銃身や機関部といった金属部は、個体によりやや打ち傷や擦れの他、経年による褪色や若干の表面錆痕が見られる場合がございますが、大きな欠損等は見受けられません。 木製銃床についても、やや打ち傷や線傷の他、個体により僅かなひびや欠けが見られる場合がございますが、いずれも現状大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 尚、マガジンは一部が固定されています。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
【その他の情報】
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