- 国名:イギリス
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
- 【ブレン Mk I 軽機関銃 について】
第二次世界大戦で使用された英軍の主要軽機関銃です。 第一次世界大戦後の1920年代、英軍はそれまでの主力軽機関銃であったルイス軽機関銃に代わる新たな軽機関銃のトライアルを開始しました。 1930年代に入るとチェコ製のZB Vz.26の改良型であるZB Vz.27軽機関銃 (後に更なる改良型のZB Vz.30軽機関銃) を新たに候補に加えてトライアルが続けられ、最終的にはこのZB系軽機関銃に改良を加えた物がブレン軽機関銃 (ブレンガン) として英軍に制式採用されました。 ブレン (BREN) の名称は、チェコのブルーノ (Brno) 造兵廠と英国のエンフィールド (Enfield) 造兵廠の名称を組み合わせた物です。 ブレン軽機関銃では.303ブリティッシュ弾を使用する事から、マガジンはバナナ型の形状に変更されています。
ブレンガンの優秀性は、戦後も7,62mm NATO弾仕様に変更されて使用が続けられ、現在でも旧英国領諸国で使用を続けられている事からも証明されています。 英兵のブレンガンへの信頼は高く、本来軽機関銃である本銃を三脚に載せたり、ブレンガン・キャリアなど車両搭載もされました。 特にブレンガン・キャリアは本来ユニバーサル・キャリア (汎用車両) としてボーイズや迫撃砲などにも運用されていましたが、「英軍のブレンガン好き」を表す代名詞のような意味合いでブレンガン・キャリアと別名が付けられた程です。 また、大戦中、英国の造兵廠の多くがドイツの爆撃に晒されたため、多くの英軍用銃がオーストラリアやカナダで生産されました。 ブレンガンも例外ではなく、オーストラリア製やカナダ製の物が存在します。 それらは英軍はもちろん、英連邦軍用として支給されました。
【本個体の説明】
本品のアッパー・レシーバー左側面には「MKI」のモデル名の他、エンフィールド造兵廠 (RSAF=Royal Small Arms Factory, Enfield) を示す「E」と「D」の文字を組み合わせたモノグラムや製造年を示す「1944」の刻印が打刻されています。 本品はバット・ストックにサポート・ハンドルが取付け可能ですが、ショルダー・レストがない戦時型Mk Iタイプです。 二脚は伸縮式のMk Iタイプで、石突部分にはカナダのJohn Inglis社を示す「JI」の刻印が入っています。 なお、銃身のシリアルNo.はFB237となっております。 他にも各部にブロード・アロー刻印が確認出来ます。
本品の銃身や機関部といった金属部は、やや打ち傷や擦れは見られるものの、目立った欠損等は見られず、表面仕上げも非常に良好に残っています。 グリップやキャリング・ハンドル、バット・ストックといった木部についても、色味はほぼ揃っており、やや打ち傷や線傷が見られるものの、全体としては大きな破損等は見られず、比較的しっかりとした状態が保たれています。
二脚の展開やダイヤル・サイトの調整、排莢孔及びマガジン取り付け部のダスト・カバーの開閉、キャリング・ハンドルの角度変更、マガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 尚、付属のマガジンは一部が固定されています。
ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。(NI)
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