商品番号:10023
国名:日本
種類:単発式拳銃

ドンドル銃 (砲金製銃身、銃砲刀剣類登録証付古式銃)

¥308,000
商品番号
10023
発売日
2026/08/13
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Japanese Percussion Single Shot Pistol with Gun metal Barrel
種類
管打式
国名
日本
時代
江戸時代後期(幕末)
全長
222mm
口径
14mm
装弾数
単発
【ドンドル銃 (砲金製銃身)について】
幕末に雷管式小銃が欧米から輸入されるようになってから、国内でもゲベール銃などの模作が盛んに行われました。 和製の小銃はオリジナルと大きな違いはありませんが、短銃は日本独自の形状になりました。 本品は短銃と呼ぶより火縄銃からの流れを汲む短筒と呼ぶ方が相応しいような独特の形状をした品です。 携帯する時は帯に差した十手のような使い勝手ではなかったでしょうか。 本体の左側面に帯に差す際の突起が銃身と平行に付いています。 西洋でもこのような突起 (ベルト・フック) が付いた品は存在しますが、和製のドンドル銃ほど、必ず備えられるものではありませんでした。 また、銃口下部にさく杖 (ラム・ロッド) を固定する為のスイング式の金具 (ラム・ロッド・スイベル) を備え、銃身下部にさく杖の取り付けが可能となっている品も多く見られます。 このような短銃は当時「ドンドル銃」と呼ばれました。
尚、1842年 (天保13年) 頃に蘭学者 吉雄常三によって著された火薬技術等に関する文献である「粉砲考」によると、当時西洋で開発された発火薬の一種を日本において「ドンドルプードル」と呼称していたという記述が見られます。 これはオランダ語で「雷 (Donder) の粉 (Poeder)」を意味する「ドンダー ポーダー (Donder Poeder)」が日本において訛ったものであると考えられます。 ドンダー ポーダーは熱や衝撃を加えると激しく爆轟する発火薬で、当時銃用の雷管に用いられた雷汞 (雷酸水銀 (II) ) と同種の化学物質であると思われます。 国内では「ドンドル銃」の呼称も用いられていますが、弊社では「ドンドル銃」で統一します。
「ドンドル」という呼称は当時は管打ち式の短銃だけに限ったものではありませんでしたが、現在では小型の和製管打ち式短筒の総称としてドンドル銃と呼ばれています。 ドンドル銃は基本的に護身用として使用されました。 (KK)

【本個体の説明】
本品は砲金製の銃身が付いたやや大振りのドンドル銃です。 サイズが単に大きいだけではなく、形状が葛飾北斎が描いた「北斎漫画」に登場する水平二連拳銃(雙発鉄炮)に似ており、双発ではありませんが同じ品を見て作ったかのようです。 特にグリップの形状は鉄砲鍛冶自身が考えて作ったとは思えないほど似ています。 本体両側面と上部に片切彫りの唐草文様が施されています。 そして本体左側面のベルト・フックが通常ある部分に幅広(約12mm)の環が取り付けられています。 この環は360°くるくると回転します。 またその後方に円柱状の物を受ける部品がついています。 この環と受け金具がどのように使用されたかは現時点では不明です。 さく杖(ラム・ロッド)のような付属品を取り付けたのかと思われます。
グリップ全体的に彫り物が施されており、実際に握る部分にはチェッカーリングが入っています。傷も殆どなく艶も残っています。 またグリップの取り付けもガタつきは見られません。 砲金部分は一度磨かれており輝いた状態です。作動についても完全で、ハーフ・コックの無いフル・コックだけで、鉄製ハンマーを起こした状態でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 鉄製ハンマー、トリガー、トリガー・ガードは白磨きになっており、黒錆が表面に出ていますが時代を考えると許容範囲内です。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 全体的に綺麗に仕上げ直された感じはありますが、完品で程度も良い品です。 北斎漫画から抜け出たような形状が魅力の一挺です。和製とは思いますが、他のドンドル銃と比べると明らかに趣が異なります。(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 22.2cm、銃身長: 14.0cm、口径: 1.4cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
昭和61年9月29日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


詳細画像