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トンプソン M1A1 短機関銃 (#748535) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\385,000 |
商品番号
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【9989】 |
英 名
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Thompson M1A1 Sub Machinegun |
種 類
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短機関銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 秋 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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813mm |
口 径
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.45in |
装 弾
数
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20/30発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【トンプソン M1A1 短機関銃 について】
トンプソン短機関銃は元々サブマシンガンというジャンルが生まれる前の「個人が携行可能で機関銃のように連射できる武器」というコンセプトから開発が始まりましたが、新たなコンセプトの兵器ゆえ、当初の軍などの評価は決して芳しいものではありませんでした。 そんなトンプソンの最初の有効性を証明したのは軍ではなく、禁酒法時代の景気の良いギャングたちであり(この時はM1921とM1927モデルが主であったようです)、このためオート・オーディナンス社とトンプソン・サブマシンガンは一時社会的イメージを落とし、この時期にオート・オードナンス社は経営の最大の危機を迎えたほどです。 ところが皮肉にもギャングたちの使用によりトンプソンの有効性は証明され、連邦捜査局 (FBI) や各地方の治安当局でも、こうした犯罪者に対抗するべくトンプソンM1928短機関銃が採用されました。 それと同じモデルがイギリスでは「トミーガン」の名称でコマンドの象徴と言われました。その後米軍でもニカラグアでの使用で実戦での実績も作り、ついに第二次世界大戦の幕開けと共にトンプソン短機関銃は本格的に各国軍に採用されるようになります。
トンプソンM1928A1短機関銃の製造コストを下げるために各部を改良したトンプソンM1短機関銃に対して、さらに撃針の固定化等の追加改良を加えたモデルです。M1A1ではリア・サイトの変形を防止する為、三角形のリア・サイト・ガードが標準装備されるようになりました。また、元々はM1として製造された物の中にも、後にM1A1に準じた改修を受けてA1刻印を追加された個体も存在します。
しかしそもそも基本設計が量産向きとは言えず、既に始まっていた大戦での大量生産の必要性に応えることができず、その後のM3グリースガンにその座を明け渡す事になりました。
【本個体の説明】
本品はレシーバー左側面に「THOMPSON SUBMACHINE GUN CALIBER .45 M1A1」の刻印及びシリアルNo.748535の刻印が見られます。 モデル名のA1は当初より打刻されており、当初からM1A1として生産された個体である事が窺えます。 また、レシーバー上面のリア・サイト付近にはトンプソンのトレード・マーク及び「U.S. PROPERTY」の刻印が入っています。 レシーバー右側面には「AUTO-ORDNANCE CORPORATION BRIDGEPORT, CONNECTICUT, U.S.A」の刻印が入っています。 その他、レシーバー下面のマガジン・ハウジング前方とリコイル・スプリング・ガイド後端にはSavage製を示す「S」の刻印が入っています。 アッパー・レシーバー左側面にはかなり薄くなっているものの、オート・オードナンス社検査官のGEG (Geroge.E.Goll) 刻印の他、1942年から1946年にかけて陸軍のロチェスター兵站管区で調達を担当していたFrank J. Atwood中佐のイニシャルを示す「FJA」の検査官刻印、米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印であるクロス・キャノン刻印が確認出来ます。 薬室部左側面にもGEGの検査刻印が見られます。 また、ハンドガード後端にはイリノイ州モリーンの木製玩具メーカーであるStrombeck Becker社を示す「M」の刻印が見られ、バット・ストック左面にはワシントン州のマウント・レーニア兵器庫で正規の再整備が行われたことを示す「MR」の刻印が見られます。 尚、トリガー・ガード下に見られるシリアルNo.は823905となっています。 本品のセレクター・レバー及びセーフティ・レバーはピン・タイプとなっており、スリング・スイベルは前後共にプレス・タイプとなっています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、金属部分はやや小傷や擦れ、経年による褪色等が見受けられますが、目立った錆等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身やアッパー・レシーバーは黒いペイント仕上げとなっており、一部塗膜の剥落や角部に擦れて地の金属色が現れている箇所が見られますが、全体的には塗膜が概ね残った状態です。 ロア・レシーバーはパーカー仕上げとなっています。 リア・サイトガードの角部には打ち傷が見られますが、大きな変形はありません。 木部についても若干の打ち傷や擦れ、線傷等は見受けられるものの、大きな破損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 ハンド・ガード右面前方には打ち傷が見られるほか、右面後方から前方にかけて長さ約14cmほどのクラックが見られ、現状広がっている様子はありませんが、やや取り扱いに注意が必要です。 ハンドガードには右面に1カ所、左面に2箇所の割れ防止と思われる木製ピンが打たれています。 ストックやグリップについては、細かな打ち傷等が見られるものの、銃本体への取り付けにガタつき等は見られません。 傷み易いバット・プレート部についても、若干の打ち傷や線傷、角部の擦れを除いて目立った変形等は見られず、ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 ハンドガード、グリップ、ストックの色味もほぼマッチしています。 付属のマガジンはSeymour Products製の20連タイプで、マガジンの側面の一部に表面にこすれたような跡が見られるものの、目立った凹みや変形等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。 マガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 セレクター・レバー及びセーフティ・レバーの切り替えについても可能ですが、トリガーとの連動は有りません。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。(TK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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