 |
|
|
|
 |
三八式騎兵銃 初期型 (小石川製、#162706) |
 |
 |
 |
|
|
 |
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
|
価格(税込)
|
\462,000 |
|
商品番号
|
【9983】 |
|
英 名
|
Type 38 Carbine, Early Production |
|
種 類
|
ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 秋 |
|
国 名
|
日本 |
|
時 代
|
第一次大戦〜第二次大戦 |
|
全 長
|
965mm |
|
口 径
|
6,5mm×50 |
|
装 弾
数
|
5発 |
|
在 庫
数
|
限定1品 |
|
画像について
|
画像は現物です。 |
|
コメント
|
【三八式騎兵銃 初期型 について】
三八式騎兵銃の元となった三八式歩兵銃は日露戦争後の1905年 (明治38年、皇紀2565年) に日本陸軍が制式採用した小銃です。
三十五年式海軍銃と三十年式をベースにして、主任設計は南部麒次郎大尉が担当しました (海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。 機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など) も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦 (青島の戦いなど) で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり、九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また、中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は戦後中国軍によって使用され、旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。
三八式歩兵銃は1942年 (昭和17年) まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠 (南満陸軍造兵廠) では1944年まで生産されました。 これにより国産銃としては最多の約340万挺が生産されました (九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃、三八式改狙撃銃があります。
中でも三八式騎兵銃は三八式歩兵銃の銃身を騎兵用に短縮したモデルで、騎兵以外にも、砲兵、輜重兵、車両部隊、空挺部隊といった特殊用途で使用されました。 歩兵銃と同じく半世紀以上にわたって生産されたため、時代により三種類のバリエーションが存在します。
初期型は主に東京砲兵工廠で生産された品で、軍用銃としては非常に綺麗な仕上がりをしています。 弊社での初期型の定義は、床尾板がプレート型の東京砲兵工廠製としております。
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
【本個体の説明】
本品は東京砲兵工廠 (小石川) 製の三八式騎兵銃です。 東京砲兵工廠では1923年 (大正12年) の関東大震災により甚大な被害を受け、一部機能を残しその役目を小倉工廠に移すまで生産されました。 初期型の東京砲兵工廠 (小石川) 製は、非常に丁寧な仕上がりで、検査刻印が多数打刻されているのが特徴的です。
本品の機関部左側面にはシリアルNo.162706に加えて東京砲兵工廠製を示す刻印が入っています。 尚、シリーズ刻印は入っていません。 薬室上面の菊花紋章は輪郭の一部を残して削られています。 「三八式」のモデル名刻印は、遊底覆により隠れており確認出来なくなっています。 上帯の着剣装置下面に「さ922」の刻印が確認出来ます。 その他、銃床下部には「大」や「平」といった漢字の検査刻印が確認出来ます。
本品は全体に使用感も比較的少なく、銃身や機関部、用心鉄といった金属部は、若干の小傷や擦れ、僅かな表面錆を除いて目立った欠損等は見られず、オリジナルのブルー仕上げも大部分に残っています。 白磨きのボルト・ハンドルについても、若干の時代錆は見られますが、目立った朽ち込み等は見られません。 木製銃床や木被についても、やや打ち傷や線傷は散見されますが、大きな破損等は見られず、オリジナルの仕上げも比較的良好に残っています。 床尾板については、全体に仕上げが落ちて、一部時代錆や表面錆痕が見られますが、大きな変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 旧軍特有の銃床上下の継ぎ目については、現状隙間やがたつき等は見られません。 照尺の起倒・調整や弾倉底板の着脱については問題なく行う事が可能です。 尚、弾倉内の弾受 (フォロワー) 及び弾倉バネは入っていません。 遊底覆及びさく杖が付属いたします。 遊底覆のシリアルNo.はツ442となっており、銃本体に比べてやや経年による褪色や表面錆痕が見られます。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |