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価格(税込)
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\1,430,000 |
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商品番号
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【9903】 |
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英 名
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M1D Sniper Rifle |
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種 類
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自動小銃、狙撃銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 秋 |
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国 名
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アメリカ合衆国 |
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時 代
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第一次大戦〜第二次大戦、第二次大戦後(1945〜) |
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全 長
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1,103mm |
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口 径
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.30-06 |
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装 弾
数
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8発 |
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在 庫
数
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限定1品 |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【M1D 狙撃銃 について】
M1ガーランド ライフルにM81/M82スコープを取り付けたスナイパー・モデルです。 ベースとなったM1ライフルは1936年にアメリカ軍に採用された自動小銃で、開発者ジョン・ガーランドの名前を取ってガーランド ライフルと呼ばれました。 M1ライフルの生産は1937年より始まりましたが、量産体制が整ったのは1940年頃からでした。 しかしながら、1945年の大戦終了までに400万挺以上作られ、その後朝鮮戦争で生産を再開し更に200万挺作られました。 特殊な装弾子 (クリップ) を使用するため弾の補充が難しいなどの欠点を指摘されますが、他国が主にボルトアクション式小銃を使用していた時代には画期的な自動小銃でした。
M1C狙撃銃はM1ガーランド小銃のレシーバー左側面に直接スコープ・マウントをネジ止めにより固定しており、装着されるスコープはM81/82と呼ばれるその後のM1DのM84スコープとは異なるタイプが使用されました。 M1C狙撃銃は第二次世界大戦中にSpringfield造兵廠だけで7,971挺製造されましたが、終戦までに実戦部隊へ配備されなかった為、大戦中には戦場における試験 (Battle Test) を行う事ができませんでした。 その後勃発した朝鮮戦争ではM1Cは米陸軍の標準狙撃銃として配備され、朝鮮戦争中に追加で4,796挺が生産され、実戦使用により最大有効射程が600ヤード (約550m) で、450ヤード (約400m) から600ヤード (約550m) の距離でもある程度信頼できる性能がある事が証明されました。 しかしながら、2,5倍のスコープでは600ヤード (550m) の最大有効射程を得るには、マッチ・ターゲット弾を使用しなければ難しかったと言われています。 1950年代には、M1Cの後継狙撃銃としてM1Dが開発され、M1Cが抱えていたスコープ・マウントの取り付け方法に関する問題が解決されました。 M1DはM1Cに比べ生産数が多く、21,380挺生産されたと記録されています。 M1C狙撃銃は1960年中頃のベトナム戦争勃発時まで制式狙撃銃として使用されました。 また、米国海兵隊ではM1Cに独自のStith-Kollmorgen社製の4倍スコープであるModel 4XD-USMCスコープを標準装備し、1951年に制式採用しました。 この海兵隊モデルは、USMC 1952狙撃銃もしくはMC52狙撃銃としても知られています。 このMC52狙撃銃は朝鮮戦争 (1951-53年) では極限られた挺数が使用されただけでしたが、ベトナム戦争の初期まで米海兵隊の装備として残されました。 M1CとM1Dはベトナム戦争でその任務を終え、海兵隊ではレミントンM40を採用し、その後陸軍もM14の狙撃銃モデルであるM21狙撃銃を採用しました。 (KK)
【本個体の説明】
本品はスプリングフィールド造兵廠製で、レシーバー後端上面にはシリアルNo.の他、「U.S. RIFLE CAL. .30 M1」のモデル名刻印及び「SPRINGFIELD ARMORY」のメーカー刻印が入っています。 本品はシリアルNo.から1943年1月に製造された個体である事が窺えます。 本品のボルトは「6528287-SA Z-2」のドローイング・ナンバー刻印が入ったスプリングフィールド造兵廠製の戦後生産品、オペレーティング・ロッドは「D35382 SA」の刻印が入ったスプリングフィールド造兵廠製の戦後生産品です。 トリガー・ハウジングは「6528290-SA」のドローイング・ナンバー刻印が入った戦後のスプリングフィールド造兵廠製、トリガー・ガードは削り出しとなっています。 セーフティーは「SA」の刻印のあるスプリングフィールド造兵廠製です。 ガス・シリンダーはワイド・ベース・タイプ、ガス・シリンダー・ロックはBossタイプと呼ばれる上部に角ばった張り出しのある戦後型、ガス・シリンダー・ロック・スクリューは後期のポペット・バルブ・タイプが付いています。 リア・サイトについては、エレベーション・ノブはBATTLE RANGE表記のある大戦型、ウィンデージ・ノブについてもロック・バーの付いた大戦型となっています。 ストックの銃把前部には米軍の「P」のプルーフ刻印が確認出来ます。
本品の銃身や機関部といった金属部は、若干の小傷や擦れが見られるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 木製銃床やハンドガードについても、若干の打ち傷や線傷は散見されるものの、目立った破損等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 銃床とハンド・ガードの色合いもほぼマッチしています。 バット・プレート部については、擦れてやや表面仕上げが薄くなっており、角部を中心に若干の摩耗が見られるものの、目立った変形等は見られず、ストックへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉やリア・サイトのウィンデージ及びエレベーション調整については問題なく行う事が可能です。 セーフティの切り替えについても問題なく、安全位置でトリガーがロックされます。
付属のM84スコープには「TELESCOPE M84 SERIAL NO.2383」の刻印のあるプレートが取り付けられています。 スコープ外装にやや小傷が見られ、ノブ・カバーや対物側のフードの縁に僅かな変形が見られるものの、ノブ・カバーの開閉や対物側フードの伸縮といった機能に問題は見られません。 接眼レンズに小傷が見られる他、スコープの視野内に僅かな塵が見られるものの、比較的クリアな視界が保たれており、レティクルもはっきりと確認出来ます。 ラバー・アイ・ピースについても、現状目立った劣化等は見られません。 銃本体のマウントへのスコープの着脱についても問題なく行う事が可能です。 尚、本品に革製チーク・パッドは付属しません。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (TK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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