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三八式歩兵銃 初期型 (小石川製、#542876) |
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価格(税込)
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お客様ご連絡中 \176,000 |
商品番号
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【9895】 |
英 名
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Type 38 Infantry Rifle, Early Production |
種 類
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ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 夏 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,272mm(実測) |
口 径
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6,5mm×50 |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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お客様ご連絡中 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【三八式歩兵銃 初期型 について】
三八式歩兵銃は日露戦争後の1905年 (明治38年、皇紀2565年) に日本陸軍が制式採用した小銃です。
三十五年式海軍銃と三十年式歩兵銃をベースに、主任設計には南部麒次郎大尉が担当しました (海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。 機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など) も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦 (青島の戦いなど) で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また、中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は、戦後中国軍によって使用され旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。
三八式歩兵銃は1942年 (昭和17年) まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠 (南満陸軍造兵廠) では1944年まで生産されました。 国産銃としては最多の約340万挺が生産されました (九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃、三八式改狙撃銃があります。
初期型は主東京砲兵工廠で生産された品で軍用銃としては非常に綺麗な仕上がりをしていますが、多くの初期型は教練用などに払い下げがおこなわれ、程度の良い個体は非常に希少となっています。 弊社での初期型定義は照星にガードがなく、床尾板がプレート型の東京砲兵工廠を初期型としております。
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧ください。
【本個体の説明】
本品は三八式歩兵銃 初期型の東京砲兵工廠 (小石川) 製です。 東京砲兵工廠は1923年 (大正12年) の関東大震災により甚大な被害を受け、一部機能を残しその役目が小倉工廠に移されるまで生産が行われました。 初期型は非常に丁寧な仕上がりで、検査刻印が多数打刻されているのが特徴的です。
本品の床尾版はプレート型の初期型で、照星はガードの無い初期型仕様、照門はVノッチ・タイプの初期型、安全子は大きめの突起ではなく凹みになった後期型で、おおよそ初期型の仕様となっています。 本品の機関部左側面にはシリアルNo.542876に加えて東京砲兵工廠製を示す刻印が入っており、シリーズ刻印は入っていません。 薬室上面の菊花紋章は綺麗に均されています。 その他、上帯下部に「タ676」の番号が確認出来ます。
本品は全体に使い込まれたコンディションとなっており、機関部や銃身といった金属部は打ち傷や経年による褪色の他、表面錆や時代錆が見受けられます。 木製銃床についても全体に打ち傷や線傷の他、角の部分等に若干の欠けのほか全体的に角が取れて丸くなっている印象です。 旧軍小銃特有の銃床上下の継ぎ目については、隙間なく合わせられており、現状目立ったがたつきは見られません。 床尾板については、全体に時代錆が表れており、やや打ち傷や細かな凹みが見受けられるものの、現状大きな変形等は見受けられず、取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。 照尺の既倒・調整については問題なく行う事が可能です。 弾倉内の弾受 (フォロワー) 及び撥条は入っています。 尚、遊底覆いは他の部分とコンディションが揃っています。 本品にさく杖を取り付ける場合、歩兵銃用のさく杖は奥まで完全に差し込む事ができず、ロックが掛かりません。 騎兵銃用のさく杖については問題なく取り付け可能です。 尚、さく杖は付属いたしません。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (YS)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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