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水平二連 センター・ファイア ソードオフ ショットガン (B.C. My Luck刻印、#無) |
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価格(税込)
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お客様ご連絡中 \242,000 |
商品番号
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【9894】 |
英 名
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Side-by-Side Centerfire Sawed-off Shotgun by B.C. My Luck |
種 類
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散弾銃、水平二連&三連銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 秋 |
国 名
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日本 |
時 代
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第二次大戦後(1945〜) |
全 長
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545mm(実測) |
口 径
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12GA |
装 弾
数
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2発 |
在 庫
数
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お客様ご連絡中 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【水平二連 センター・ファイア ソードオフ ショットガン (B.C. My Luck刻印) について】
水平二連ショットガン (Side-by-Side Shotgun) は、18世紀頃のフリント・ロック式 (燧石式、火打石式) ショットガンに起源を持ち、狩猟用として広く普及した、伝統ある形態の散弾銃です。 二本の銃身を水平に並べた構造は、飛翔する鳥や野生動物を効率的に射撃する為に最適化された形であり、今日に至るまでショットガンの基本形として親しまれています。 技術的な発展においては、まず火打石式/燧石式 (フリント・ロック式) から始まり、より確実な管打式 (パーカッション式) へと進化しました。 さらに19世紀にはピン・ファイア式弾薬の発明によって後装式が一般化し、最終的には安全性と信頼性に優れたセンター・ファイア式弾薬の導入により、現代的なショットガンの基礎が築かれました。 また、1870年代には操作性に優れるハンマー・レス式の機構も確立されました。 後装式の時代に入ると、装填する際に薬室を開閉する機構にもいくつかの種類が存在しましたが、基本的には銃身と本体前方下部にある爪がヒンジの役割を果たして開く、中折式または元折式 (ブレイク・アクション式) と呼ばれる方式が主流となりました。
このようにフリント・ロックからパーカッション・ロック、その後米国以外のヨーロッパではピン・ファイア、そして最後にセンター・ファイアと撃発機構は発展を遂げましたが、水平二連は左右に銃身を配置する構造上、照準点が僅かにずれるため、遠距離での精度に制約があり、また銃身の幅が広がる事で視界がやや制限されるといった実用上の弱点が存在しました。 そのため、20世紀初頭に入ると、上下に銃身を配置した上下二連式のショットガンが登場しました。 上下二連ショットガンは視界が広く、照準の自然さや反動の分散に優れるため、射撃精度が向上するといったメリットがあり、クレー射撃など競技射撃の分野では次第に主流となっていきました。 それでもなお、水平二連ショットガンは独特のクラシックな外観と欧州における伝統的な狩猟文化との結びつきにより、現在でも多くの愛好家に支持されています。
本品は中折式の水平二連 センター・ファイア ショットガンで、内蔵式ハンマーを備えた無鶏頭銃 (ハンマーレス・ガン) となっています。 トリガーは左右の銃身用に前後2本設けられています。 本品の銃身及びバット・ストックは短く切り詰められたソードオフ (Sawed-off) と呼ばれるスタイルとなっています。 本品がソードオフ加工された時期は不明ですが、銃口部や銃床の切断面は丁寧に仕上げられています。 本品の左右の銃身の間に設けられたセンター・リブには「B.C. My Luck. Japan」のブランド名が入っており、トリガー・ガード前方の機関部下面にも「B.C. My Luck」の刻印が確認出来ます。 また、機関部の左右側面には「MODEL M」のモデル名が入っています。 1952年に高知のミロクが水平二連ショットガンの製造を開始し、当初は川口屋林銃砲火薬店 (K.F.C.) が販売を行っていましたが、この時期には「B.C. Miroku」のブランド名を使用する事が出来ず、「B.C. My Luck」の名称が用いられていました。 その後、1972年にミロクが日本油脂との合弁で独自の販売会社としてニッサンミロクを設立し、K.F.C.への供給は打ち切られました。 本品は1952年頃から1972年頃までの間に輸出向けとして製造された品と考えられます。
【本個体の説明】
本品の銃身や機関部といった金属部は、やや小傷や擦れ、経年による褪色の他、一部に表面錆痕や仕上げが薄くなっている箇所が見られるものの、現状目立った欠損等は見受けられません。 木製のフォア・エンドやグリップについても、若干の打ち傷や線傷は見られるものの、バット・ストックがソードオフされている他は、大きな破損等は見られず、コンディションは概ね良好で、チェッカリングもはっきりと残っています。
フォア・エンドの着脱は可能ですが、無可動加工により銃身のブレイク・オープンは出来なくなっています。 アッパー・タングに設けられたスライド式セーフティの切り替えは可能で、安全位置でトリガーがロックされます。 前後トリガーともに、トリガー・テンションはございます。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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