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US レミントン-ビールス ネービー・モデル リボルバー (登録証付古式銃、#8523) new
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価格(税込)
 \4,070,000
商品番号
 【9848】
英  名
 Remington-Beals Navy Model Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 355mm
口  径
 8mm (.36口径)
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【レミントン-ビールス ネービー・モデル リボルバー について】
E. Remington and Sons社 (現在のレミントン・アームズ社) で製造された、.36口径の管打式 (パーカッション式) シングル・アクション・リボルバーです。
レミントン社製のパーカッション・リボルバーは、南北戦争 (1861年-1865年) では同じシングル・アクションのパーカッション・リボルバーであるコルト M1851 ネービー リボルバーと共に主要拳銃として使用されました。 南北戦争時当初はコルト製の拳銃が多く供給されていましたが、1864年のコルト社工場火災以後はレミントン製リボルバーの北軍への供給量が最も多くなりました。 レミントン ニューモデルはコルト製の物よりも耐久性に優れていた他、素早いリロードが可能でした。 製造されたモデルの内、.44口径で銃身長が8インチのモデルがアーミー、.36口径で銃身長が7.42インチのモデルがネービーと呼ばれました。 一見しただけでは、アーミーとネービーの区別は殆ど付かないほど、大きさに差がありません。
コルト社のパーカッション・リボルバーでは、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように前後に分解出来る構造となっていましたが、レミントン社製のパーカッション・リボルバーはシリンダーをまたいでフレームが一体になったソリッド・フレームで、銃身はフレームに容易には取り外せないようにネジ込み式となっていました。 この構造は現代リボルバーと同様で、ソリッド・フレームの耐久性はコルト社製に比べ優れており、精度も良く好評でした。 もう一つの特徴は、銃身下部のローディング・レバーの形状が長い三角形になっている点です。 この特徴的なレバーを下方に引き倒すとシリンダー軸が前方を引き出す事が可能となり、シリンダーを迅速に取り外せました。 この動作は当時のどのパーカッション・リボルバーよりも容易で、装填済みの予備シリンダーと交換する事によって、素早く射撃を再開できるようになっていました。 また、ローディング・レバーが三角形のため、ホルスターに収める時も引っ掛かる恐れがない点で優れていました。

レミントン社製パーカッション・リボルバーは生産時期に応じて各部の仕様に改良が加えられ、大きく「レミントン-ビールス (Remington-Beals)」「オールド・モデル (Old Model)」「ニュー・モデル (New Model)」の3つのモデルに分類されます。 レミントン-ビールスは、レミントン社で製造されたパーカッション・リボルバーの中でも初期に生産されたタイプで、1858年9月14日にFordyce Bealsが取得したパテントに基づいて製造された最初の軍用スタイルのモデルです。 レミントン-ビールス ネービー・モデルは.36口径で銃身長が7 1/2インチのバリエーションで、1861年頃から1862年頃にかけて、約14,500挺が製造されました。 レミントン-ビールス リボルバーには、1858年9月14日にFordyce Bealsが取得した、ローディング・レバーとシリンダー・ピンのパテントが使用されている事を示す「BEALS PATENT SEPT. 14, 1858」の刻印が銃身上面に入っているのが特徴です。 レミントン-ビールス リボルバーのその他の特徴としては、以下の通りです。

・フロント・サイトはアリ溝 (Dovetail) により固定されており、真鍮製もしくはジャーマン・シルバー (洋白/洋銀) 製のコーン型。
・バレル・スレッド (銃身ねじ込み部) の後部 (フォーシング・コーン) がフレームで隠れている。
・ローディング・レバーの三角形部分が短く、プランジャーが内蔵されている。
・ハンマー・スパーが先端がフレーム上面よりも高い位置まで伸びている。
・シリンダーにセーフティ・ノッチが設けられていない。

約2年間の製造期間の中で、レミントン-ビールス ネービー・モデルは細かな仕様変更が行われ、製造時期に応じて下記の4つのタイプに分類されます。

*タイプ I (総生産数約175挺、シリアルNo.レンジ: 1〜175)
・シリンダー軸(Sylinder arbor)の指掛けの突起 (Wing) は右側1箇所のみ。
・シリンダー軸の長さは4 7/8インチで、シリンダーを取り外すために軸を引き抜いた際に、軸がフレームから完全に抜けてしまうのを防ぐ目的で、シリンダー軸の前端から長さ0.9インチの細い延長ピンがさらに延びている。
・ローディング・レバー上面には、シリンダー抜け止めの延長ピンを収めるための溝が加工されている。
・ローディング・レバーのラッチ・ポスト (固定金具) は、銃身に対してアリ溝で固定 (後期生産品からねじ込み固定に変更)。
・ハンマーの滑り止めチェッカリングは、手作業で彫られたダイヤモンド・パターン。
・グリップ・スクリューの座金はジャーマン・シルバー製 (後期生産品から真鍮製に変更)。

*タイプ II (推定シリアルNo.レンジ: 1〜4000 (新規のシリアルNo.シリーズ)
・シリンダー軸径は約0.2インチで、タイプ Iより僅かに太くなっている。
・シリンダー軸下面には、全長の約2/3にわたって平坦な面が切削されており、シリンダー軸の後部は円型。
・タイプ Iで見られたシリンダー軸の延長ピンは省略され、右側1箇所であった指掛けの突起 (Wing) は左右2箇所に変更。
・ローディング・レバーのラッチ・ポストは円型で、取付基部は凸型形状 (銃身平面部との間に僅かに隙間がある)。 ラッチ・ポストは銃身にねじ込み固定され、直径は銃身の平面部の幅より僅かに大きい。

*タイプ III (推定シリアルNo.レンジ: 4000〜12000)
・ローディング・レバーのラッチ・ポストの直径が小さくなり、銃身の平面部の幅を超えない。
・ハンマー・スパーの滑り止めチェッカリングは、機械加工による網目状デザイン。

*タイプ IV (推定シリアルNo.レンジ: 12000〜15700 (オールド・モデルと重複))
・ローディング・レバーのラッチ・ポストはタイプ IIIに類似しているが、ラッチ・ポスト取付基部と銃身の平面部の間には隙間が見られない。

米国武器省はシリアルNo.レンジ約13500から15700までの約50挺のタイプ IVを受領した他、レミントン社から7,250挺、武器販売業者から3,949挺のレミントン-ビールス ネービー・モデルを調達しました。 また、1862年には海軍武器局が791挺のネービー・モデルを8回に分けて受領し、スループ艦「オシピー (Ossipee)」と「サクラメント (Sacramento)」に、それぞれ60挺が支給されました。

【本個体の説明】
本品の銃身上面には「BEALS PATENT SEPT. 14, 1858 (一行目)」のビールスのパテント刻印及び「MANUFACTURED BY REMINGTON'S ILION N.Y. (二行目)」のレミントン社のメーカー刻印が二行で入っています。 二行目の中間部から後半にかけて判読が困難な箇所もあります。 グリップ・パネルを取り外したグリップ・フレーム左側面及び銃身下面にはマッチしたシリアルNo.8523が入っている他、トリガー・ガードの後端差込部にも8523のマッチしたシリアルNo.が確認出来ます。 本品のシリアルNo.はタイプ IIIのシリアルNo.レンジに収まっています。 ハンマー・スパーの滑り止めチェッカリングについては、タイプ II以前の手作業で彫られたダイヤモンド・パターンとなっており、ハンマーは生産過程でタイプ Iもしくはタイプ IIの余剰部品を流用したと考えられます。 ローディング・レバーのラッチ・ポストは、タイプ IVで導入された、ラッチ・ポスト取付基部と銃身の平面部の間には隙間が見られないタイプとなっている事から、本品がタイプ IIIからタイプ IVへの移行期に製造された事が窺えます。 フロント・サイトはアリ溝 (Dovetail) により固定されており、ジャーマン・シルバー (洋白/洋銀) 製のブレード型になっています。 尚、シリンダー軸の指掛けの突起 (Wing) は加工されて小型となっていますが、これはホルスター等への引っ掛かりを防ぐ為に当時施された改造と思われます。

本品は全体に仕上げ直しが行われており、フレームはブラウン系、銃身とシリンダーはブルー仕上げになっています。 金属部には再仕上げされる前に生じた錆痕が残っており、ブルー仕上げの下に小さな朽ち込みが見られます。 フレーム前方右側面の銃身接合部分に傷が数箇所見られますが、その他は目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについては一度磨かれており、少し光った状態で、トリガー基部の取り付け穴の脇に当たり傷が見られます。 しかしながら、大きな変形や欠損等は見られません。 オリジナルのウォールナット・グリップ・パネルについては、打ち傷などは殆どない美しい状態ですが、右側グリップ・パネル前方下部の角に僅かな欠けが見られる他、左側グリップ・パネル後方下部の角に許容範囲内の磨耗が見られます。 グリップは本体への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ローディング・レバーは左右にやや遊びが見られますが、ラッチによるロックはしっかりと掛かります。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも僅かに引っ掛かりは感じますが、問題なく回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 ローディング・レバーを下げてシリンダー軸を前方に引き抜くと、シリンダーを容易に取り外す事が可能です。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、若干の打ち傷や時代錆は見られるものの、いずれも現状目立った変形や欠け等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 銃身内はやや表面錆が見られるものの、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングについても確認は可能です。 (MM)(KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 35.5cm、銃身長: 18.9cm、口径: 0.8cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
昭和56年8月20日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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