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US コルト M1851 ネービー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#111963) |
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価格(税込)
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\4,070,000 |
商品番号
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【9844】 |
英 名
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US Colt M1851 Navy Percussion Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕ |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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350mm |
口 径
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9mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1851 ネービー リボルバー について】
コルト M1851 ネービー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造された軍用リボルバーで、正式名称は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber (Colt 海軍口径 回転式ベルト・ピストル)」です。
コルト社は1848年に発売した44口径のコルト ドラグーン (Model 1848 Percussion Army Revolver) を基に.31口径に小型化、改良したコルト M1849 ポケット リボルバーを1849年に発売しました。 それとほぼ平行してRevolver Ranger modelを1850年に発売しました。 それにNavyの名前を冠して1851年から軍用とし大々的に売り出し、南北戦争 (1861年-1865年) では主要拳銃として使用されました。 M1851 ネービー リボルバーは全て.36 口径の6連発のモデルです。 一足先に発売されたM1849 ポケットを一回り大きくしたデザインで、構造は全く同じです。 また、M1849 ポケットには銃身長や装弾数の異なるバリエーションが存在しましたが、M1851 ネービーの銃身長は7,5インチのみでバリエーションはありません。 当時のコルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 尚、M1851 ネービーのシリンダーには、1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面が描かれています。 先に発売された.31口径のM1849 ポケットは、その口径から民間市場をターゲットにしていましたが、M1851 ネービーは軍用としての販路を伸ばしました。 当時コルト社が生産した軍用パーカッション・リボルバーの中でM1851 ネービーはとても成功し、本国の工場で約21万5千挺、英国のLondon工場で約3万8千挺〜4万2千挺が生産されました。 (MM)
【本個体の説明】
本品はシリアルNo.111963から1861年 (万延2年-文久元年) に製造された品である事が判ります。 南北戦争 (1861年-1865年) の勃発時に製造された品で、南北戦争で使用された可能性が非常に高い品です。 M1851 ネービーは1850年から1873年まで生産され、1st Modelから Late 4th Modelまで小さな違いではありますがバリエーションが存在します。
本品はシリアル No.が85921から118586までのEarly 4th Modelと呼ばれるモデルで、1858年から1862年にかけて生産されました。 本品には4th Modelに共通して見られる大型の真鍮製トリガー・ガードが付いています。 また、Middle 3rd以前のモデルでは、銃身基部右側面のバレル・ラグ・カットアウト (Barrel Lug Cutout) と呼ばれるV字型の切り欠きが小型のものでしたが、Late 3rd Model以降は切り欠きが大型化し、面取り加工が行われるようになり、Early 4th Modelである本品も大型のバレル・ラグ・カットアウトを備えています。 Early 4th Modelとその後のMiddle 4th Modelとの違いは、「Capping Groove」が追加されていない点のみとなっています。 Capping Grooveとはパーカッション・キャップをスムーズに入れる為の溝で、フレーム右側面のRecoil Shieldの切れ込み (Cap Cut out) の中央部に彫られています。 この僅かな改良点ですがパーカッション・キャップの装着を簡単かつ確実にする点では有効で、特に戦場など不安定な状況での操作が大きく向上しました。 その後パーカッション・モデルの生産が終了するまで、このCapping Grooveは標準装備となりました。 これはコルト M1851 ネービー後期型のフレームに見られる特徴として一般的に認識されるようになりました。
本品のフレーム左側面には「COLTS PATENT」の刻印がはっきりと確認出来、銃身の上面には「-ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA-」のメーカー・アドレス刻印が一行で入っています。 シリンダー表面のカンペチェ海戦のロール・エングレービングについても、一部薄くなっている箇所や打ち傷により見え難くなっている箇所はあるものの、大部分が比較的はっきりと確認出来ます。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、ローディング・レバー、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジが(11)1963で全てマッチしている、「オール・マッチング」です。
本品の銃身やフレーム、シリンダー、ローディング・レバーといった鉄部は、全体的に古式銃によく見られる表面的な黒い時代錆が表れており、非常に良い雰囲気となっています。 小さな古い打ち傷は見られますが、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガード及びバック・ストラップは、やや打ち傷は見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、オリジナルの銀鍍金仕上げも比較的残っています。 木製 (ウォールナット製) のグリップについては、僅かな打ち傷の他、角の部分に気にならない程度の摩耗や僅かな欠けが見られますが、大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けについても、ガタつきもなくしっかりとしています。 木部はオリジナルの艶も一部残っています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、やや表面錆は見られるものの、ライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。 コルト系リボルバーの持病とも言える銃身とフレームの取り付けについては、現状がたつき等は殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについてもほぼ見られません。 ローディング・レバーは左右にやや遊びが見られるものの、機能については全く問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカション・ニップルにはやや時代錆が見られるものの、現状目立った欠けや変形等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。
本品はオリジナル性が高く作動も完全な、お勧め出来るM1851 ネービーの逸品です。 昭和48年に米国から輸入されてから、ワンオーナーで大切にされてきた希少品です。 オリジナル刻印やロール・エングレービングの残り具合に拘りを持たれていた、優品コレクションの中の一挺です。 (MM)(KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 35.0cm、銃身長: 18.2cm、口径: 0.9cm、銘文: コルト)
【その他の情報】
昭和48年5月25日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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