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火縄銃 伊予六匁士筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘、庚辰二八三番 愛媛縣) (買) new
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価格(税込)
 表示製作中 \550,000
商品番号
 【9801】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, IYO Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、✕
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,104mm
口  径
 16mm (実測15.9mm)
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 表示製作中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 伊予國大須藩加藤家蛇目紋象嵌紋 六匁士筒 (無銘、庚辰二八三番 愛媛縣)について】
本品は「伊予國大須藩加藤家」の蛇目紋が真鍮象嵌で施された品で、大須藩加藤家は堺の井上関右衛門家と関係が深かったので無銘ですが井上関右衛門の作と考えられます。 品の外見は全長1,104mm、銃身長846mm、重量約〇kgのやや細見の中筒クラスの軍用火縄銃ですが、口径が実測15.9mm(六匁程度)とやや小さく士筒、侍筒、持筒と呼ばれる士族が戦いに使った軍用筒になります。軍用筒の中筒は一般に6匁筒(15,8mm)〜10匁筒(18,7mm) 前後です。本品は細目ですが細筒の倍の重量があり、とても締まった造りになっています。

本品は無銘ですが、銃床の左側面(元目当ての後ろ左側の木部)に「庚辰二八三番 愛媛縣」の刻印が入っています。 無銘ながら形状から伊予國(現在の愛媛県)で使用された品と特定できます。 本品の筒(銃身)は後方に向かって緩やかに広がった丸銃身で、上面のみ一段高く平坦となった「表一角」と呼ばれる形状となっています。 銃口部周りには寸の詰まった丸柑子が設けられています。 柑子の後ろ約28mmが丸銃身になっており、両端が綺麗に筋立された玉縁(化粧飾りの輪)があり、その後ろから丸銃身が始まります。本品の先目当は四角柱の「筋割」です。 元目当も「筋割」です。銃身は台(銃床)に対して蛇目金具で補強された3箇所の目釘(穴)と幅の狭い(幅6.4mm)台締金により固定される構造となっています。 台の下面にある背割の後ろの矢倉鋲裏座は蛇目になっています。 カラクリは外カラクリ(蟹目カラクリ) で、カラクリの地板金や胴金(幅約10.2mm)、火挟、雨覆、火蓋、楔、引金、芝引金といった部品は真鍮製となっています。 元目当ての後ろに「伊予國大須藩加藤家蛇目紋」の真鍮象嵌が施されています。 装飾的なものはこの家紋だけで、これ一つで全体的に引き締めている効果があります。 舌形の透かし引金には用心金は設けられていません。 台カブの握る部分には段差はなく、引金部分から駒型まではなだらかな曲線を描いており、台カブ後部上方が「冠落とし」になっている形状が伊予の細筒と同じ特徴です。非常に握り易く伊予で使われた筒に多い形状です。 シンプルな真鍮製の芝引金が銃尾の部分で剣先形になっています。 台カブ左側面の裏座は全て蛇目で他の金具と統一されています。 中筒には珍しい火縄通しの孔と外カラクリが特徴です。(MM)

【庚辰刻印について】
本品の台 (銃床=ストック) 後部左側面には焼印により「庚辰 一八四番」及び「愛媛縣」の「庚辰刻印」が確認出来ます。 庚辰 (かのえたつ、こうきんのたつ、こうしん) とは干支の一つで、明治13年 (1880年) を表します。 これは「銃砲取締規則」に基づいて行われた調査の一環として打刻されたもので、壬申刻印が最初の調査となっています。 壬申 (じんしん) とは干支の一つで、明治5年 (1872年) を表します。 明治5年 (1872年) 一月に太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時において旧藩は旧家臣に軍用銃を下付けする事が多く、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらが大量に市中に出回り私蔵されていました。 それらの銃砲は管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事を義務付けました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 その際の刻印が「壬申刻印」です。 本品には「愛媛縣」の「庚辰刻印」が入っており、明治13年に愛媛県において届け出が行われた事が窺えます。

【伊予國大須藩加藤家について】
伊予國大須藩加藤家は元和3(1617)年、加藤貞泰が伯耆国米子から大洲に入部して以降、明治2(1869)年の版籍奉還にいたるまで、大洲藩は加藤家によって治められました。本銃の製作年代から大洲藩十二代藩主の加藤 泰祉(かとう やすとみ)、若しくは十三代藩主の加藤 泰秋(かとう やすあき)の代の大須藩軍用筒と考えられます。家紋は蛇目紋。

【本個体の説明】
本品の銃身は鉄味も良く若干の表面的な時代錆が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、銃床に隠れる銃身下部等の傷み易い部分も含めて非常に良好な状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3ヵ所とも一致しています。 銃床は上質な赤樫材と思われる、どちらかと言えば明るい色合いになっています。 使用感も少なく漆仕上げも全体に残った非常に良い状態の品です。 銃床に極僅かな小傷やスレが見られますが、全く気にならない準未使用品のような状態です。 銃床両側のシノギ目(目釘穴)の穴の周りは真鍮製の小さな蛇目で飾られています。 台カブ左側面にある四ヵ所の鋲裏金具もシノギ目と同じ真鍮製の蛇目になっています。 また矢倉鋲裏座も蛇目で合計11個で統一されています。 カラクリの地板金や胴金、雨覆、火蓋といった真鍮部分についても、手入れされて磨かれていますが、程よい時代も付いています。銃身内は銃口から銃身後部まで綺麗に整備され抜けて(通って)おり、火穴も完全に通っています。 尾栓の脱着は問題なく、尾栓は外れますの筒内も非常に綺麗で掃除も容易に行えます。カラクリの作動については良好で、火挟を起こした際のロックは非常にしっかりと掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと、火挟が力強く落ちます。 木製のかるか(さく杖)が付属致します。シンプルながらも造りと状態の良い一挺です。 元の持ち主は実射に使っておられてよく整備されています。 そのため真鍮製の家紋周りと火皿の色が若干落ちていますが、全く許容範囲です。 これから実射や演武に使用される方にお勧めの一挺です。実射される際の安全保障は致しておりませんので、実射における全ての責任はご本人で負って下さい。 画像では付けていませんが「朱色の火縄」が付属しています。(MM)

【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長:110.4cm、銃身長:77.1cm、口径:1.6cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
平成1年1月26日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。

古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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