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◉@ベルギー Bayet Frères社製 ルフォーショー リボルバー (登録証付古式銃、折畳式短剣付、#7) new
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価格(税込)
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商品番号
 【9767】
英  名
 Belgian Lefaucheux Pinfire Revolver w/ Folding Knife
種  類
 古式銃(登録証付)、Curio Magazine 記事候補、X候補、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー / フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 281mm
口  径
 10mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー Bayet Frères社製 ルフォーショー リボルバー (折畳式短剣付) について】
本品はやや大型のルフォーショー・ピストルに折畳式の短剣を装着した非常に珍しいCombination Knife-Revolverです。銃器と他の武器(または道具)の機能を併せ持つ銃器を広義ではCombination gunと呼び、散弾銃とライフル銃の組み合わせが最も多く、短剣などの刃物が付いた品は比較的少数です。 小型の折畳ナイフの本体に単発拳銃が仕込まれている品もありますが、これらは暗器(仕込み武器)に分類され、鉄砲以外の武器に思わせて相手の油断に乗じて用いる隠し武器であり本品とは用途が異なります。

軍用口径である11mmのラウンド・バレルの下部に、1865年3月24日にベルギーでBayet Frères社が特許を取得した折畳式銃剣ユニットが取り付けられています。 スパイク型の剣を装着出来る古式拳銃は弊社でも扱った事はありますが、両刃の短剣が取り付けられた拳銃は初めてです (短剣付きと登録証原本にあり)。 本品の短剣は、銃身下面に取り付けられた板状の基部に対して蝶番を介して開閉する構造となっています。 短剣基部には板バネ式のロックが設けられており、短剣を展開した状態で自動的にロックがかかる構造となっています。 尚、短剣基部の後端は、銃本体のシリンダー軸先端に設けられた溝に差し込まれており、さらに銃身下部に設けられた突起に対して側面からネジによって固定されています。 そのため、銃身とフレームを分離する際には、短剣を基部ごと取り外しておく必要がありました。

本品を製造したBayet Frères (Bayet Brothers, V and Jules) 社は、リエージュのプルーフ・ハウスに1860年から1881年まで登録されていた銃砲製造業者で、LiegeのLonhienne通りに事業所を構えていました。 Bayet Frères社は、1865年から1873年の間に銃器に関する6件の特許をベルギーで取得しており、本品の様な折畳式短剣のシステムやグリップが回転して開くシステムの他、バネを使用しないパーカッション機構といった特殊な構造に関する特許を保有していた事でも有名です。 (MM)(KK)

【ルフォーショー リボルバー全般について】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 フランス、ベルギーで1850-70年代に主に民間用として多種多数製造された他、英国、ドイツ、スペインでも極少数が製造されました。1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。

本品にはベルギーのリェージュ検査工廠のプルーフ・マークが入っています。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパ各国を始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。

ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で唯一合法的に所持できる古式銃となっています。 (MM)

【本個体の説明】
本銃はどちらかと言えば大型の部類に入る、ダブル/シングル・アクション両用の品です。 銃身基部の一部とシリンダーに当時のブルー仕上げが残った、再仕上げされていないオリジナルの状態です。 銃身は銃身長が157mmのラウンド・バレルになっています。 銃身基部、シリンダー、フレーム、トリガー・ガード、グリップ・フレーム、リコイル・シールドには唐草と植物(花)模様の彫刻が施されています。 グリップ・エンドは鉄製の小尖塔の形をしたゴシック風の形状になっています。 グリップ下端には落下/紛失防止のランヤード (吊り紐) を取り付ける為のリングを備えている事から、軍用銃をベースに装飾性を加味した上級将校の持ち物だったと思われる美しい品です。1846年から1893年までLiegeプルーフ・ハウスで使用されたFinal Acceptance Stampと呼ばれる「楕円形にELG」の刻印がシリンダーに、1853年から1877年までLiegeプルーフ・ハウスでBayet Frères社の製品に打たれたController's Counter Markと呼ばれる「王冠にV」の刻印がシリンダーと銃身基部 (エジェクター基部の下)、そして判読は困難ですがグリップ・エンドに打たれています。 銃身基部の下に「7」のシリアル No.が打たれており、これとマッチしたシリアルNo.が銃身下部に取り付けられた短剣基部の左側面後端にも確認出来ます。 フレーム右側面の装弾孔にはピースメーカーような蓋 (Loading Gate) が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能でした。 Loading Gateの開閉用ロックは、フレーム側面に取り付けられたL字型板バネを使用しており、軍用にも適した堅牢さを備えています。
表面仕上げには経年の時代感が多少あり、一部に表面錆がありますが、不自然さは全くなく、歴史を感じさせる古式銃独特の味わいがあります。 銃そのものは非常にしっかりとした、ガタの全くないキッチリとした造りです。 黒檀製のグリップについても、打ち傷等は最小限で、滑り止めの繊細なチェッカリングもほぼ完全に残った良好な状態が保たれています。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 銃本体の作動については完全で、ハンマーを指で起こしてのシングル・アクション及びトリガーをそのまま引いてのダブル・アクションともに問題なく機能し、ハンマーと連動してシリンダーが正常に回転します。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、錆等も比較的少なく、4条のライフリングも深くはっきりと確認出来ます。 エジェクション・ロッドのオリジナルの板バネも完全に機能しています。 折畳式の短剣の開閉にも問題なく作動します。 短剣を起こす際はそのまま剣を左側から前方に回転させると完全に起剣した状態でロックが自動的にかかります。 短剣を収納する (閉じる) 場合は、銃身下部の短剣のユニット左側面に設けられたスプリング式ボタンを押す事によってロックが解除されて折畳できます。

本品は松本零士先生の厳選された秘蔵品の中に入れられた品で、フォーショー・ピストルに折畳式の短剣を装着した最高に変わった品です。 最高のコレクターの元にあった事を裏付けられます。東京店在庫品。(MM)(KK)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 28.1cm、銃身長: 15.7cm、口径: 1.0cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。登録証のには記載はありませんが、東京都の教育委員会の原本には「短剣付き」と明記があるのを確認しています。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 最近登録証が交付されたばかりの安心して所持できる品です。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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短剣を収納する (閉じる) 場合は、銃身下部の短剣のユニット左側面に設けられたスプリング式ボタン(マイナス・ネジの部分)を押す事によってロックが解除されて折畳できます。
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