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◉US コルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Model(銃砲刀剣類登録証付古式銃、#10964) new
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価格(税込)
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商品番号
 【9766】
英  名
 Colt Model 1848 Dragoon Revolver, 3rd Model
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 375mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
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コメント
 【コルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Model について】
コルト M1848 ドラグーン リボルバーはコルト M1847 ウォーカー リボルバーの後継として1848年に発売された大型の.44口径 6連発の管打ち式リボルバー(回転弾倉式拳銃)です。後のコルト社製シングル・アクション パーカッション リボルバーの完成形に近い品でした。前作のウォーカーの約2kgと云う重さの欠点も僅かしか改善できず、軍用拳銃として決定的な成功は納められませんでした。"ドラグーン(竜騎兵)"の名称は重装備の武器を彷彿させるネーミングです。本品は3rd Modelと呼ばれるドラグーンの最終モデルで生産数約10,500挺の内、少なくとも8,390挺が合衆国政府によって注文された記録があり、合衆国陸軍の制式軍用拳銃と呼べるモデルです。 1860年から生産の始まった同じ.44口径のM1860 アーミー リボルバーが合衆国陸軍の制式軍用拳銃の地位を引き継ぎました。 南北戦争中もM1860 アーミー リボルバー共に使用されました。またM1860 アーミーが約20万挺生産されたのに対し、 M1848 ドラグーンは全てのモデルを合計しても2万挺ほどで、多くが南北戦争中に消耗したため現存品が少ないのもとなっています。 3rd Modelの外見的な特徴はコルト ウォーカーから受け継いだトリガー・ガード後部がスクエア・バックと呼ばれる角ばった形状が、その後のコルト社リボルバーと同じ丸い形状に変更された点です。

前身となったコルト ウォーカー (ウォーカー・コルト) リボルバーは、サミュエル・コルトがテキサス・レンジャーのサミュエル ・ハミルトン・ウォーカー大尉からの書簡による依頼に基づいて、コルト パターソン リボルバーの設計を基に1846年に開発した、.44口径 6連発の軍用リボルバーです。 コルト ウォーカー リボルバーは、1847年に約1,100挺のみが製造されましたが、その内約1,000挺が米国戦争省からの受注であり、他に約100挺が民間市場向けとして生産されました。 コルト社は軍との契約を履行する為、イーライ・ホイットニー社に生産を委託しました。 コルト ウォーカーのシリンダーにはウォーカーの叙述に基づき、「ウォーカーズ・クリークの戦い」と呼ばれる1844年に発生したテキサス・レンジャーとインディアンの戦闘場面が入っていました。 この戦闘は、テキサス・レンジャーの部隊全体がコルト製リボルバーを戦闘で使用した最初の事例として知られています。 コルト ウォーカーは当時としては非常に強力なリボルバーでしたが、極めて大型かつ重量が重かった点に加え、シリンダーの破裂事故の頻発やローディング・レバーの固定機構が不十分であるといった欠点がありました。
オリジナルのコルト ウォーカーの銃身長は9インチでしたが、その後まもなく「ホイットニービル・ハートフォード ドラグーン (もしくはトランジション・ウォーカー)」と呼ばれる、銃身長を7 1/2インチに短縮した改良モデルが約240挺製造されました。 ホイットニービル・ハートフォード ドラグーンは、コルト ウォーカーとコルト M1848 ドラグーンの間に製造された過渡期のモデルであり、全体的な仕様はコルト M1848 ドラグーンに近いものとなっていますが、コルト ウォーカーの残余部品を使用して生産されました。 そのため、その後のM1848 ドラグーンとは異なり、トリガー・ガードの後端がグリップ側に傾斜して突出した形状となっているのが特徴です。 その後、1848年には後継となるコルト M1848 ドラグーン リボルバーが登場しました。 コルト M1848 ドラグーンでは、ホイットニービル・ハートフォードと同様に、7 1/2インチの銃身を備えており、シリンダーが2 7/16インチから2 3/16インチに短縮されて装填可能な装薬量が60グレインから50グレインまで減らされた事により、シリンダーの破裂の可能性を低減していました。 また、発射時の反動でローディング・レバーが下方に落ちてしまうのを防ぐ為、ラッチが追加されるなどの改良が行われています。 コルト M1848 ドラグーンには、製造時期に応じて大きく分けて3種類のモデルが存在しています。

1st Model (1848-1850)
・生産数: 約7,000挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね1341〜8000)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる後部が角張った形状
・トリガー・ガード後部の傾斜がなくなり、バック・ストラップ、フレーム、トリガー・ガードの接線が一直線となる
・基本的には縦型のローディング・レバー・ラッチを備える (水平型も少数存在)
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状は楕円形
・初期の個体を除き、シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ハンマーの後部にローラーを備えない

2nd Model (1850-1851)
・生産数: 約2,700挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね8000〜10700)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる角張った形状
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状が長方形に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・シリアルNo.が概ね10000以降の個体では、メイン・スプリングがV字型のタイプから板状となり、取り付け方法が変更されると同時に、ハンマー後部にローラーが追加される
・トリガー・ガードは下方に向かって幅広となる従来の形状から変更

3rd Model (1851-1861)
・生産数: 約10,500挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね10200〜19600 ※オーバーラップ有り)
・銃身長は7 1/2インチ及び8インチが存在
・トリガー・ガードはスクエア・バックから後部が丸い形状に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・メイン・スプリングは板状が標準で、ハンマー後部にローラーを備えている
・ショルダー・ストック取り付け可能な個体では、銃身に折り畳み式のリーフ・サイトを備えた個体も存在 (※リア・サイトとして使用するハンマーのVノッチは残されている)
・シリアルNo.が概ね13000以降の個体では、バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトが面取りされて拡大

1860年から生産の始まった同じ.44口径のM1860 アーミー リボルバーが合衆国陸軍の制式軍用拳銃の地位を引き継ぎました。 南北戦争中もM1860 アーミー リボルバー共に使用されました。またM1860 アーミーが約20万挺生産されたのに対し、 M1848 ドラグーンは全てのモデルを合計しても2万挺ほどで、多くが南北戦争中に消耗したため現存品が少ないのもとなっています。 (KK)(MM)

【本個体の説明】
本品はコルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Modelで、銃身長が7 1/2インチのタイプとなっています。 本品はシリアルNo.10964から1851年製である事が判ります。 ローディング・レバー・ラッチは縦型のタイプを備えており、バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトは、面取り及び拡大が行われていない、シリアルNo.が概ね13000以前の個体に見られる3rdモデルとしては前期の仕様となっています。 銃身基部上面には「-ADDRESS SAML COLT NEW-YORK CITY-」の刻印が確認出来ます。 フレーム左側面には一部薄くなっていますが、「COLTS PATENT」及び「U.S.」の刻印が確認出来ます。 尚、シリンダー表面のロール・エングレービングについては、一部を僅かに残して現状確認出来なくなっていますが、シリンダーのシリアルNo.は確認可能です。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸が(10)964でマッチしており、ローディング・レバーについては打ち直しでマッチしています。 尚、バレル・ウェッジのシリアルNo.は打ち直しによりC21となっています。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は全体に仕上げが落ちて白磨きのような状態となっており、やや打ち傷や若干の時代錆及び表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガード及びバック・ストラップについても、やや打ち傷は見られるものの、現状目立った腐食や変形等は見受けられません。 木製 (ウォールナット製) グリップについては、取り付け部に若干の痩せは見られるものの、打ち傷等は比較的少なく、比較的良好なコンディションとなっています。 尚、グリップの取り付けは前後にやや遊びが見られます。
本品の作動は概ね良好で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきについては、現状殆ど見られません。 シリンダーは前後に僅かに遊びが見られるものの、十分許容レベルです。 ローディング・レバーは左右にやや遊びが目立ちますが、機能的には問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチはしっかりと掛かります。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、銃身内は若干の表面錆が見られるものの、ライフリングは深くはっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、やや時代錆や打ち傷は見られるものの、現状目立った欠けや変形等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。

【壬申刻印について】
本品の銃身基部右側面には「壬申六十二番 敦賀縣」の壬申刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。
明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品は「壬申六十二番 敦賀縣」の刻印が入っている事から、明治5年に敦賀県に届け出が行われた品である事が判ります。 敦賀縣 (敦賀県) とは、明治4年 (1871年) に越前国今立郡・南条郡・敦賀郡および若狭国一円の区域をもって発足した県で、1873年(明治6年)に足羽県が編入され、その範囲はほぼ現在の福井県全域に相当します。

コルト M1848 ドラグーン リボルバーは国内で高い知名度と人気を誇りますが、現存数は極めて少なくなっています。 さらに本個体は、漫画家・松本零士先生の旧蔵品であった点でも注目に値する逸品です。 松本零士先生著「零士のメカゾーン」の中でも「コルト ドラグーン」について熱く語られており、『銀河鉄道999』や関連作品に登場する「戦士の銃 (コスモドラグーン)」のモデルになったと書かれています。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 37.5cm、銃身長:19.0cm、口径:1.2cm、銘文: ADDRESS SAML COLT NEW YORK CITY 10964)

【その他の情報】
平成7年3月14日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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極少数が幕末の日本で使用されました。本品の銃身基部右側面に「壬申六十二番 敦賀縣」の刻印が入っています。
3rd Modelの外見的な特徴はコルト ウォーカーから受け継いだトリガー・ガード後部がスクエア・バックと呼ばれる角ばった形状が、その後のコルト社リボルバーと同じ丸い形状に変更された点です。
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