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US コルト M1860 アーミー リボルバー フルーテッド・シリンダー・モデル (登録証付古式銃、#6912) |
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価格(税込)
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\5,500,000 |
商品番号
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【9757】 |
英 名
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US Colt M1860 Army Revolver w/ Fluted Cylinder |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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370mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860 アーミー リボルバー について】
コルト M1860 アーミー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルを1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービー リボルバーと共に主要拳銃として使用されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっている点が挙げられます。 この構造により、バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 M1860 アーミー リボルバーは、全て.44 口径の6連発のモデルで、ペーパー・カートリッジ (Paper Cartridge) と呼ばれる、紙に包まれた弾薬を使用しました。 M1860 アーミー リボルバーのフレームはM1851 ネービー リボルバーと同サイズですが、シリンダー前部の三分の二を.44口径に対応するために肉厚にした上でボア・アップされています。 そのため、フレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的で、フレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっているのが外見上の特徴です。 M1851 ネービー リボルバーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミー リボルバーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用していながら全く異なるイメージがあります。 しかしながら、その基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミー リボルバーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービー リボルバーよりも大口径であった事から、軍用としての威力はM1851 ネービー リボルバーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で、生産数20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、これが本銃が軍用専用と言われる所以です。 M1860 アーミー リボルバーは、米本国のコルト社工場のみで生産されました。 シリンダーには1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされています。
蛇足になりますが、M1860 アーミー リボルバーの呼称は、20世紀になってからコレクターが便宜上付けたもので、発売当時のコルト社カタログでは「Colt Holster Pistol, Enlarged Caliber」と呼称されています。 尚、M1851 ネービー リボルバーのメーカーにおける呼称は、「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber」です。 (MM)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム側面にリバース・カットが施され、ショルダー・ストック取り付け用スクリューのある「4 Screw Model」と呼ばれる非常に珍しい軍用モデルです。 本品はシリアルNo.6912から1861年 (文久元年) に製造された品である事が判ります。 南北戦争 (1861年-1865年) の真っ只中に製造された品で、南北戦争で使用された可能性が非常に高い品です。 4 Screw Modelが生産を終了したのはシリアル No.50,000以前の生産品であり、本品は5万挺生産された初期軍用モデルの中でもシリアルNo.が6912と極初期生産品である点でも価値があります。 さらに本品は初期生産品の中でも約4,000挺程度しか生産されなかったと言われている、極めて希少なフルーテッド・シリンダー・モデルです。 本品は4 Screw Modelのため、ショルダー・ストック基部が嵌るリコイル・シールド部の切り欠きや、ストックを固定する為のグリップ・フレーム下部の溝が設けられています。 尚、銃身は8インチ・バレルとなっています。 シリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー軸、バレル・ウェッジでマッチしています。
コルト社製パーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 フルーテッド・シリンダーの溝には「PATENTED SPT. 10th 1850」のパテント刻印が入っています。 通常のM1860では1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされていますが、本品はフルーテッド・シリンダーの溝があるため、このエングレービングは元々施されていません。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は、やや打ち傷や時代錆、若干の表面錆痕が見受けられ、シリンダーは仕上げが大部分落ちて金属の地肌が表れているものの、全体としては目立った欠損等は見られず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 真鍮製のトリガー・ガードはやや磨かれているものの、違和感はあまり感じられず、若干の打ち傷を除いて現状目立った腐食や変形等は見受けられません。 木製 (ウォールナット製) グリップについては、若干の打ち傷の他、角の部分に僅かな欠けが見られる以外には大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 本品のグリップ右側面には旭日章とともに、「明治四年未歳二月 大阪鎮台」の刻印が入っています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズかつ力強く落ちます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきについては、現状殆ど見られません。 シリンダーは前後に若干の遊びが見られます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、やや表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 ローディング・レバーは左右に若干の遊びが見られるものの、機能的には問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 パーカッション・ニップルについては、やや時代錆が表れているものの、現状目立った欠けや変形等は見受けられません。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 本品のようなフルーテッド・シリンダーはシリアル No.が8,000番以下の極初期型の内、4,000挺程度しか製造されなかったと言われており、コルト製リボルバーのコレクターにとっては垂涎の的となっています。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 37.0cm、銃身長:20.3cm、口径:1.1cm、銘文: ADDRES COL SAM COLT)
【その他の情報】
昭和62年5月28日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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