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US コルト M1862 ポリス リボルバー 6 1/2” 銃身モデル (登録証付古式銃、#7618) |
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価格(税込)
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\4,950,000 |
商品番号
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【9730】 |
英 名
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US Colt M1862 Police Revolver, 6 1/2 in. Barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品、2025年6月1日 ビクトリーショー展示品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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307mm |
口 径
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9mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1862 ポリス リボルバー について】
サミュエル・コルト社 (Colt Patent Firearms Company、現在のColt Firearms社) で1861年から1873年にかけて約28,000挺が製造された、.36口径の管打式 (パーカッション式) シングル・アクションリボルバーです。
本銃の外観及び基本構造は、M1849 ポケット リボルバーやM1851 ネービー リボルバーといったコルト社製リボルバーとほぼ同様となっています。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むような構造となっており、バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。
コルト M1862 ポリス リボルバーの全体のデザインは、コルト M1861 ネービー リボルバー (ベルト・ピストル) を小型化したようなデザインとなっており、銃身下部にはM1860 アーミー リボルバーやM1861 ネービー リボルバーと同様の、回転軸のネジが不要な "Creeping Lever" と呼ばれるタイプのローディング・レバーを備えています。 このローディング・レバーは、当時コルト社の製造監督であったElijah King Rootによりデザインされたものです。 尚、M1862 ポリス リボルバーのフレームは、M1849 ポケット リボルバーのフレームを基に設計されており、グリップ・フレーム及びトリガー・ガードは、ベースとなったM1849 ポケット リボルバーと同様のサイズ及び形状となっていました。 シリンダーの装弾数は5発で、シリンダーは表面に溝が設けられたフルーテッド・シリンダーとなっています。 尚、シリンダーは.36口径に対応する為、前部の2/3を肉厚にして、ボア・アップが行われています。 また、これに伴い、フレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的で、フレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 本モデルのように前半部のみにフルートが施されたシリンダーを米国ではハーフ・フルーテッド・シリンダーと呼んでおり、数あるコルト社製リボルバーの中でも本モデルが唯一のハーフ・フルーテッド・シリンダーを備えたモデルとなっています。 M1862 ポリス リボルバーの銃身はラウンド (丸型)・バレルとなっており、銃身長は3 1/2インチ、4 1/2インチ、5 1/2インチ、6 1/2インチの4種類のバリエーションが用意されていました。
尚、コルト社では1865年頃からM1862 ポリス リボルバーと同サイズで.36口径 5連発のコルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーと呼ばれるモデルの製造も行われました。 同モデルもM1862 ポリス リボルバーと同様に、M1849 ポケット リボルバーのフレームをベースに設計されていましたが、より生産性の高いオクタゴン・バレルとフルートのない円型シリンダー、そしてM1849 ポケット リボルバーと同様のローディング・レバーを備えたモデルとなっていました。 尚、コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーのシリンダーには、M1849 ポケット リボルバーと同様、駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングが施されていました。
M1862 ポリス リボルバーとほぼ同サイズでありながら、生産性の高いモデルが開発された背景として有力視されているのが、1864年に発生したコルト社の工場火災です。 この火災はコルト社の銃器生産に壊滅的な影響を与えましたが、被災したのはリボルバーやリボルビング・ライフルの製造施設でした。 火災発生後、コルト社が小型フレームの.36口径リボルバーの生産を迅速に回復する為、コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーが設計されたと考えられています。
尚、1867年時点において、M1862 ポリス リボルバーの価格は、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーより$0.75高くなっていましたが、これはより複雑な加工が必要だったためであると考えられています。 この価格差は1872年までに$2.50まで拡大しました。 コルト社内では、M1862 ポリス リボルバーは、「Police」または「Police 36 cal.」、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーは、「New Model Pocket 36/cal」もしくは「N.M. Pkt.36/cal,」と呼称されていましたが、時折「36/cal」が省略される事があり、これらのモデルがしばしば混同される原因となりました。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品はコルト M1862 ポリス リボルバーの6 1/2インチ銃身モデルです。 本品の銃身上面には一部薄くなっていいるものの、「ADDRESS COL SAML. COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」のメーカー・アドレス刻印が一行で入っているのが確認出来ます。 また、フレーム左側面前部には一部薄くなっていますが「COLTS PATENT」の刻印が入っており、トリガー・ガード左側面後部には「36CAL」の口径表示刻印がはっきりと残っています。 その他、シリンダーには「PAT SEPT 10TH 1850」のパテント刻印が非常に小さく打刻されているのが確認出来ます。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジが7618でマッチしています。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は、やや打ち傷や経年による褪色の他、若干の表面錆痕や一部朽ち込み痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードやバック・ストラップについては、やや磨かれており、若干の打ち傷は見受けられるものの、現状目立った腐食や変形等は見受けられません。 木製 (ウォールナット製) グリップについては比較的良好な状態が保たれており、僅かに打ち傷が見られる他は目立った破損等も見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきについては現状殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 ローディング・レバーはやや左右に遊びが見られますが、機能については問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、やや時代錆が表れているものの、現状目立った欠けや変形等は見受けられません。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 コルト M1862 ポリスは、M1849 ポケット等と比べて生産数が格段に少なく、さらに多くが金属薬莢式に改修された事もあり、オリジナルの管打式として現存している品は希少となっています。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 30.7cm、銃身長:16.5cm、口径:0.9cm、銘文: ADDRESS COL COLT NEW-YORK U.S.AMEIRCA)
【その他の情報】
平成6年10月18日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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