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US ベーコン セカンド・モデル リボルバー 6” 銃身モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#438) |
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価格(税込)
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表示製作中 \3,080,000 |
商品番号
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【9728】 |
英 名
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Bacon 2nd model Percusion Pocket Revolver, 6 inch barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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290mm |
口 径
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7mm (31口径) |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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表示製作中 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベーコン セカンド・モデル パーカッション ポケット リボルバー について】
機械工であったトーマス K. ベーコン(Thomas K. Bacon、1813-1873年)は1847年(1850年説もあり)から 当時有名であったEthan Allen社の下請けとして部品を小規模(従業員数が15名を超えることはありませんでした)ながら製造しする最初の会社を起こしましたが1856年に閉鎖しました。そして1859年に彼の二番目の会社となるベーコン マニュファクチュアリング社(Bacon Manufacturing Company)を設立しました。 それはマンハッタン ファイアアームズ マニュファクチャリング社(Manhattan Firearms Manufacturing Company)を退職した直後でマンハッタン社は契約違反としてベーコン社を即刻訴えましたが却下されました。 1863年まではベーコン社は順風満帆でしたが、ベーコン社の大株主であったチャールス コンバース(Charles Converse)によってトーマス ベーコンは会社を追放されました。 トーマス ベーコンが去った後も同社はHopkins & Allen社傘下で1868年まで銃器を製造していました。 トーマス ベーコンは1864年初めに三番目の会社「Bacon Arms Company」設立しましたが、1865年にはこの会社も売却しています。
ベーコン マニュファクチュアリング社は1859年に最初の31口径ポケット リボルバーを生産しました。 それはラテン語の「優れた」と言う意味の「エクセルシア(Excelsior)」と名付けられました。エクセルシアはマンハッタン社の製品と同じサイド・プレートを取り外されるデザインを使用しマンハッタン社から訴えられましたが、勝訴し生産を続けることが出来ました。 しかしながらマンハッタン社のもう一つのパテントである中間シリンダー・ストップ(intermediate cylinder stops)は使用していません。 これは明らかなパテント侵害になることを避けるためのものでした。 その他の点ではマンハッタン社の品と非常に似た特徴を持っていました。ファースト・モデルとも呼ばれるエクセルシアは 約1,000丁弱が製造されただけで1862年に生産を中止しました。 次のモデルであるセカンド・モデルの生産が始められました。これらはエクセルシアがオクタオン・バレルとラウンド・シリンダーに対して、セカンド・モデルはラウンド・バレルとハーフ・フルーティド・シリンダーを備えていました。このモデルには特に製品名が付けられず「ベーコン セカンド・モデル ポケット リボルバー」と呼ばれました。
本品はそのセカンド・モデルの6インチ・バレル付きです。 他に4インチと6インチ・バレルの銃身長だけが異なる三つのバリエーションが合計約3,000丁生産されました。その半数はHopkins & Allen社、Western Arms社、 Union Arms 社、Tomes, Son & Melvain社、Fitch & Waldo社、B.J. Hart & Brothers.社(シリアル No.100以下と400から600番代)のメーカー名を入れたOEM生産品でした。 Fitch & Waldo社、Tomes, Son & Melvain社刻印はその中で最も数が少なく、それぞれ100丁ほどしか生産されていません。 反対にUnion Arms 社刻印は約700丁も生産されました。 初期の多くのセカンド・モデル・フレームにはRose Vine(蔦とバラ)のデザインの彫刻が施されています。 後期の倹価モデルには彫刻の入っていない品も存在します。 本品はフレームにファクトリー・オリジナル彫刻が入っています。
そしてラウンド・バレルとラウンド・シリンダーを持ったサード・モデルがあります。ベーコン社はこのサード・モデルを約1,000丁を生産しただけでそのパーカッション リボルバー生産の歴史に幕を閉じました。 サード・モデルはトーマス ベーコンが去った後のHopkins & Allen社傘下で1868年まで生産されました。 興味深い事はそのベーコン社のファースト・モデルとサード・モデルはマンハッタン社のシリンダー彫刻と同じ図柄でした。 これはマンハッタン社に勤務していたトーマス ベーコンによってデザインされ合法的な使用権をトーマス ベーコンが持っていたか、勝手にRoll Dieを持ち出されたかは不明です。 別の説ではシリンダー彫刻はマンハッタン社もベーコン社も同じ外注先であったとも言われています。 マンハッタン社の製品との違いはシリンダー・ストップの数だけではなく、ローディング・レバーの先のキャッチの形状も独特で違いがあります。
トーマス ベーコンの経営下のベーコン社ではパーカッション リボルバーの他に1861年にシングル ショットのパーカッション ピストルも生産しています。
【本個体の説明】
本品は1862年頃に製造された品であると思われます。南北戦争(1861年-1865年)時に将校の自衛用として使用された可能性は十分に考えられます。 銃身やフレームの一部にオリジナルのブルー仕上げが残ったオリジナルの状態です。銃身の上部にBACON MFG. CO. NORWICH CONN.と一行で刻まれており、ほぼ完全に判読はできます。 銃身が丸型(ラウンド)、シリンダーの前半分に溝(フルーティッド)が丸型あるハーフ・フルーティッド ・シリンダーの特徴から、モデル II (セカンド・モデル)である事が判ります。マンハッタン社ポケットと外観上の相違はシリンダー・ストップの数が10個ではなく、各チャンバーにストップが1個ずつある合計5個になっている点です。 セカンド・モデルのラウンド・バレルとハーフ・フルーティド・シリンダーの特徴は、マンハッタン社のポケット リボルバーには無い仕様ですので、マンハッタン社とベーコン社のリボルバーを一丁ずつコレクションするとすれば、このセカンド・モデルが最適です。
ハンマーを起こすとシリンダーがきちんと回転し、作動は完全です。
木製グリップは僅かな使用感がありますがオリジナルのニス仕上げが残っています。両面下部コグリップの裏には手書きで本体とマッチした「438」の数字が入っています。
銃本体のシリアルが No.438でフレーム(左側グリップの下)、シリンダー(後部)、サイドプレート(内側)、トリガー・ガード(内側)、バレル・ウェッジ(下側)、銃身(下部)などのシリアル No.が全てマッチしています。 コルト型のリボルバーの宿命であるシリンダーのガタもない完全品です。 フレームの唐草模様のエングレービィングも完全に残っており、オリジナル・ブルーも残った元々の程度が良かった品であることが判ります。 銃身内にはライフリングがハッキリと残っており、最後まで抜けています。
コルト型のリボルバーですが、コルト社製にはない形状をしており独特です。ベーコン社のリボルバーは元々の生産数が少ないので、国内に残っている数も自ずから限りがあります。 コルト系のリボルバーのバリエーションや南北戦争時のリボルバーコレクションには欠かせない一丁です。程度も希少価値から考えると非常に良いです。 (MM)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 29.0cm、銃身長:15.0cm、口径:0.7cm、銘文: 無銘 [438])
【その他の情報】
昭和48年4月5日 東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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