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ベルギー製 コルト・パテント ポケット リボルバー 5” 銃身モデル (登録証付、ダマスカス模様彫刻入、#3740) new
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価格(税込)
 \4,400,000
商品番号
 【9723】
英  名
 Begian Colt Patent Pocket Revolver, 5 inch/5 shot Model
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー / アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 270mm
口  径
 .31cal
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー製 コルト・パテント ポケット リボルバー について】
ベルギーでコルトのパテントに基づいて製造された、M1849タイプのポケット リボルバーで、全体的に素晴らしい彫刻が入っており、リボルバーでは非常に珍しいダマスカス模様がハッキリとした出来の良い品です。

ベースとなったコルト M1849 ポケット リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造されました。 南北戦争 (1861年-1865年) で主要拳銃として使用されたコルト M1851 ネービー・リボルバーよりも先に生産が始められました。 構造的にはM1851 ネービーと全く同じですが、一回り以上コンパクトになり、非常に引き締まった形をしています。 M1849 ポケット リボルバーは全て.31 口径ですが、5連発と6連発のモデルが存在します。 更にオクタゴン銃身の銃身長が3、4、5、6インチの異なるバリエーションも存在します。 コルト M1849 ポケット リボルバーは、M1851 ネービーが軍用として採用されたのに対して民間用として販売されました。 当時コルト社が生産したパーカッション・リボルバーの中で最も商業的に成功した品で、23年の間に約34万挺も製造されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 尚、4インチ以上のバレルの下にはローディング・レバーが付いています。

ヨーロッパの銃器製造者がコルト社製のM1849 ポケット リボルバーを最初に入手した時期は不明ですが、ベルギーではコルトから正規のライセンスを取得して製造された品に加えて、無許可で製造された品も多数製造されました。 これらのコルト社から製造許可やライセンスを受けずに製造されたM1849 ポケット リボルバーは特許権を侵害しており、押収される可能性がありました。 一方、コルトのパテントを使用して正規に製造された品は、コルト社のベルギーにおける代理者によって承認され、「COLT / BREVETE」や「COLT PATENT」といったパテント刻印が打刻されています。 1853年3月中旬にコルト社は米国製もしくは英国ロンドン工場製の部品 (銃身、シリンダー、トリガー・ガード等) をリエージュに輸出し、コルト社の認可を受けた銃器製造者がそれらを使用してドラグーンやM1849 ポケット、M1851 ネービーといったリボルバーを製造できるようにしました。 これらの部品は、ドラグーン用が75フラン、M1849 ポケット用が50フラン、M1851 ネービー用が65フランで提供されました。 コルト社の代理人は、リエージュのプルーフ・ハウスで完成した銃を検査してプルーフ刻印を打刻し、その後、各銃に対して10フランのロイヤリティを受け取ることになっていました。そのため、一部のベルギー製M1849 ポケット リボルバーには、米国製やロンドン製の部品が含まれている可能性が有ると言われています。

本品はコルト社から正規にライセンスを取得して製造されたコルト M1849タイプのポケット リボルバーで、銃身上面に「COLT BREVETE」のパテント刻印が打刻されている他、フレーム左側面にも「COLT PATENT」の刻印が入っています。 また、銃身上面にはブラックレターと呼ばれる書体で「SamL Colt」の文字が彫られています。 トリガー・ガードは銀鍍金が施された真鍮製で、小型のタイプとなっています。 銃身やフレーム、ローディング・レバー、トリガー・ガード、バック・ストラップといった金属部には、精緻なスクロール・エングレービングが施されています。 また、シリンダーには米国製のM1849 ポケット リボルバーと同様に、駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングが施されています。 尚、本品のシリンダーにはリエージュ・プルーフ・ハウスのプルーフ刻印が打刻されていない事から、コルトのパテントを使用して正規に製造された品ではあるものの、製造後に何らかの理由でプルーフ・ハウスでの検査を受けずに輸出された品であると考えられます。

銃身とシリンダーの部分にダマスカス模様がハッキリと出ています。銃身部分は線のように見えますが、シリンダーには円柱形の表面を巻くようなダマスカス模様は素晴らしいです。(KK)(MM)

【本個体の説明】
本品は銃身長5インチで5連発のベルギー製 コルト・パテント ポケット リボルバーです。 シリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダーが3740でマッチしています。
本品は古式銃としては非常に良好な状態が保たれており、銃身やフレーム、ローディング・レバー、トリガー・ガード、バック・ストラップに施された彫刻は大部分が鮮明に残っており、鉄部は若干の小傷や一部経年による褪色は見られるものの、オリジナルの表面仕上げも比較的良好に残っています。 唯一、シリンダーの前面からチャンバー内部の中程にかけて1箇所ひびが見られますが、外観上は殆ど気にならないレベルのものです。 真鍮製のトリガー・ガード及びバック・ストラップについても、若干の打ち傷や一部銀鍍金仕上げの剥落は見られるものの、現状目立った腐食や変形等は見られません。 銃身上面やフレーム側面のパテント刻印についてもはっきりと確認出来ます。 木製グリップについては、若干の打ち傷や縁の部分の僅かな欠けを除いて大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) います。 銃身内はやや表面錆が見られますが、ライフリングは確認可能です。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきやシリンダーの前後の遊びについては現状殆ど見られません。 ローディング・レバーの左右の遊びについても少なく、機能についても問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカッション・ニップルには現状目立った欠けや変形等は見られず、良好な状態が保たれています。

【「明治五年 一八五 熊本縣」について】
本品のバック・ストラップには「明治五年 一八五 熊本縣」の刻印が確認出来、これは壬申刻印に相当する検査刻印と考えられます。
「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品には「明治五年 一八五 熊本縣」の刻印が入っている事から、明治五年に熊本県にあった事が裏付けられます。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 ベルギー製のコルト・パテント リボルバーは国内での現存数が少なく、本品はその中でも、見事な彫刻と非常に良好なコンディションが兼ね備わった逸品です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 27.0cm、銃身長: 12.7cm、口径: 空欄、銘文: COLT BREVETE SamLColt)

【その他の情報】
平成4年2月18日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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