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US コルト M1848 ベビー・ドラグーン リボルバー 4” 銃身モデル (登録証付古式銃、#8333) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9720】 |
英 名
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Colt M1848 Baby Dragoon Revolver, 4 in. Barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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218mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1848 ベビー・ドラグーン リボルバー について】
サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) が1848年に発売した、.31口径の管打ち式ポケット・リボルバーです。
"ベビー・ドラグーン" とは20世紀に入ってからコレクターにより付けられた名称で、コルト社が製造したトップ・ストラップを備えないオープン・トップの.31口径のポケット・モデル・リボルバーの内、スクエア・バックと呼ばれる後部が角張った形状のトリガー・ガードを備えたモデルを指します。 (一方、1850年半ばもしくは後半頃から1860年初頭頃まで生産された、丸型のトリガー・ガードを備えた同様のポケット・モデルは、コレクターにより"ウェルズ・ファーゴ"・モデルと呼ばれています)。 "ベビー・ドラグーン" の名称自体はコルト社が当時用いたものではなく、1848年の発売当時は単に「ポケット・ピストル (Pocket Pistol)」と呼ばれていました。 ベビー・ドラグーンは発売当初ローディング・レバーを備えておらず、その後ローディング・レバーを備えたモデルが発売されると、ローディング・レバーのない旧モデルは「オールド・モデル・ポケット・ピストル (Old Model Pocket Pistol)」と改称され、ローディング・レバーを備えた新型は「インプルーヴド・オールド・モデル・ポケット・ピストル (Improved Old Model Pocket Pistol)」と呼ばれました。 ローディング・レバーを備えないベビー・ドラグーンは、ローディング・レバーが追加されたモデルの発売後も併売されました。 尚、1855年にコルト・ルート・ポケット・ピストル (M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバー) が発売されましたが、その発売時の名称が「ニュー・モデル・ポケット・ピストル (New Model Pocket Pistol)」であったため、しばしば混同される事があります。 また、1861年と1862年に.36口径のポケット・ネイビー及びポケット・ポリス・リボルバーが発売されると、それらは「ニュー・ポケット・ピストル (New Pocket Pistol)」として販売された事も混乱に拍車をかけています。 尚、ローディング・レバーを備えたベビー・ドラグーンである「インプルーヴド・オールド・モデル・ポケット・ピストル」は、ある時点でローディング・レバーを備えないモデルと同じ名称である「オールド・モデル・ポケット・ピストル (Old Model Pocket Pistol)」に改称されています。
1848年当時、コルト社が製造していたリボルバーは、大型の"ドラグーン"・リボルバーと小型の "ポケット・ピストル" (ベビー・ドラグーン) のみでした。 ベビー・ドラグーンはサイズの違いの他、ドラグーン・リボルバーが備えていたローディング・レバーを備えておらず、銃身はラウンド・バレルではなくオクタゴナル (八角)・バレルとなっているといった違いが有りましたが、それ以外の基本的な構造については両者は同様となっていました。 また、大半のベビー・ドラグーンのシリンダー表面にはドラグーン・リボルバーと同様に、インディアンの戦闘シーンのエングレーブが入っていますが、図柄については小型のシリンダーに収まるように一部省略されたものとなっています。 尚、シリアルNo.が概ね11,000以降の生産品については、コルト M1849 ポケット リボルバーと同様の、駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングに変更されています。 ローディング・レバーのないベビー・ドラグーンは、銃身長が3インチ (実際には2 3/4インチ)、4インチ、5インチ、6インチの4種類のバリエーションが製造され、装弾数は全て5連発となっていました。 ローディング・レバーを備えないベビー・ドラグーンのフレームは、その後のローディング・レバー付きのモデルに比べて短く、銃身基部のフォーシング・コーンも、ローディング・レバー付きのモデルより短くなっているのが特徴です。 ベビー・ドラグーンは製造時期に応じてリコイル・シールド右側面のキャップ・カットアウトの有無に違いが見られ、極初期の生産品ではキャップ・カットアウトを備えていませんでした。 グリップ形状についても、製造時期により複数のバリエーションが見られます。 シリンダー表面のシリンダー・ストップ用の窪みは、製造時期により、円型、僅かに楕円形、楕円形、角形の4種類が存在しています。 また、初期生産品のベビー・ドラグーンではトリガー・ガード内のトリガー用の穴の前部が丸い形状となっていますが、後期生産品では一般的な角形となりました。 その他にも、トリガー・ガード基部の後部 (トリガー・ガード・ボルスター) が後期生産品では厚みのある形状に変更されています。
ローディング・レバーを備えないベビー・ドラグーンの総生産数は約13,350挺程度と言われています。 (KK)
【本個体の説明】
本品は4インチ銃身を備えたコルト M1848 ベビー・ドラグーン リボルバーです。 本品はシリアルNo.8333から1849年製である事が判ります。 ベビー・ドラグーンとしては比較的初期の生産品のため、シリンダー表面のシリンダー・ストップ用の窪みは僅かに楕円形となっており、トリガー・ガード内のトリガー用の穴の前部も丸い形状となっています。 また、トリガー・ガード規模の後部 (トリガー・ガード・ボルスター) は薄い形状となっています。 シリンダー表面のロール・エングレービングについては、大部分が薄くなっていますが、一部オリジナルのエングレービングが確認出来ます。 銃身上面には銃身後部から銃口側に向かって、「-ADDRESS SAML COLT NEW・YORK CITY-」のメーカー・アドレス刻印が二行にわたってはっきりと打刻されています。 その他、シリンダー表面及びフレーム左側面には「COLTS PATENT」のパテント刻印が小さく打刻されています。 シリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸が8333でマッチしています。
本品は全体に適度な時代が付いており、銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は、やや打ち傷や経年による褪色、若干の時代錆及び表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガード及びバック・ストラップは、やや打ち傷が見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、オリジナルの銀鍍金仕上げも比較的良好に残っています。 木製 (ウォールナット製) グリップについても、適度な使用感が見られ、若干の打ち傷や線傷の他、角の部分に僅かに欠けが見られるものの、大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームのがたつきについては、現状殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 シリンダーのパーカッション・ニップルにはやや時代錆や若干の打ち傷が見られるものの、現状目立った欠けや変形等は見られず、比較的しっかりとした状態が保たれています。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 21.8cm、銃身長: 10.1cm、口径: 0.8cm、銘文: ADDRESS SAML COLT NEW.YORK.CITY)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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