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US デリンジャー社製 管打式 小型単発拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9696】 |
英 名
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US Peanut Sized Philadelphia Deringer Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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125mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【US デリンジャー社製 管打式 小型単発拳銃 について】
米国のデリンジャー社により1850年代頃に製造された、デリンジャー・タイプの小型単発管打式 (パーカッション式) 拳銃です。 デリンジャー社は一般的に、1840年代から1860年代後半まで同型の小型単発拳銃を製造しました。
本品のロック・プレートには「DERINGER」のメーカー刻印が入っています。 デリンジャーとは、エイブラハム・リンカーン大統領暗殺にも用いられた、ヘンリー・デリンジャーが開発した護身拳銃の固有名称です。 一方、スペル違い(Rが1個多い)の「デリンジャー (DERRINGER)」は、これに倣った(コピーした)小型拳銃を指す普通名詞となっています。 本品はDERINGER社と同じスペルになっています。
本品の撃発機構 (ロック) は、「バック・アクション パーカッション ロック (Back-Action Percussion Lock)」と呼ばれ、ハンマーがサイド・ロック・プレートの最も前方に位置する構造を持つ、1850年代以降に製造された管打式単発拳銃に見られるスタイルです。 このバック・アクション・ロックを備えた拳銃は、一見すると古いモデルのように思われがちですが、1800年代中期頃の銃に多く見られます。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期 (1800年前期) には、当たり金 (フリズン) の名残から、ハンマーはサイド・ロック・プレートの比較的後方に配置されていました。 バック・アクション・ロックのハンマーは最も前方に配置されており、鉄製のサイド・ロック・プレートが、木部に最も負担のかかるグリップ部分まで覆っていることから、補強の観点からも優れたデザインとなっていました。
本品の銃身は、前半部が上面のみ平面となった大口径ラウンド・バレルで、後方に向かうにつれてオクタゴン (八角)・バレルへと変化するデザインとなっています。 銃身とは別部品の薬室部分は、完全なオクタゴン形状です。 小型拳銃としては珍しく、銃身内に6条のライフリングが施されています。 また、洋白製の三角形に近いブレード・タイプのフロント・サイトや、Vノッチ・タイプのリア・サイトを備えるなど、射撃精度にも重点を置いた作りとなっています。
銃身は、銃床に対して1本のバレル・ウェッジおよびアッパー・タングのネジによって固定される構造となっています。 また、サイド・ロック前部やサイド・プレート、バレル・ウェッジの座金にも洋白製の金具が用いられています。 ロック・プレートやハンマー、トリガー・ガードには、精緻なスクロール・エングレービングが施されています。
本品は、リンカーン大統領暗殺に使用されたデリンジャーと全く同じモデルではありませんが、海外では同様の形状を持つデリンジャーを "Philadelphia Deringer" と呼び、他の小型拳銃 (特にレミントン社製の上下二連小型拳銃) と区別しています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の銃身やサイド・ロックといった鉄部は、適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、ややグレイ・パティナと呼ばれる薄い黒錆が表れ、一部に時代錆や若干の表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 ロック・プレートや銃身上部に打刻された「DERINGER」のメーカー刻印は、一部薄くなっているものの、大部分が判読可能です。 トリガー・ガードを始めとする洋白製の金具についても、僅かな打ち傷を除いて目立った変形や腐食は見られず、各部の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 尚、トリガー・ガードに一部ヘアライン・クラックが見られます。 木製の銃床については、若干の打ち傷や線傷が見受けられ、右側面のウェッジの座金周辺や左側面の銃身基部付近に一部ヘアライン・クラックが見られるものの、強度的には現状しっかりとした状態が保たれています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆痕は見られるものの、ライフリングははっきりと確認出来ます。 パーカッション・ニップルについては現状目立った変形や欠けは見受けられず、火穴も抜けています。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺で、単発の小型拳銃と言えばデリンジャーと言われるほど有名です。 本品は澤田平氏著「日本の古銃」P.208に載っている品と同一個体の所載品です。 デリンジャー型と呼ばれる小型拳銃は弊社でも複数挺在庫していますが、本品が最もリンカーン大統領暗殺に用いられた銃に近いモデルです。(KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: 管打式短銃、全長: 12.5cm、銃身長: 4.7cm、口径: 1.3cm、銘文: アメリカ)
【その他の情報】
昭和48年8月9日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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