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@US J. ワーナー ポケット リボルバー 2nd Model (2nd Type、登録証付古式銃、#5115) |
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価格(税込)
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\3,300,000 |
商品番号
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【9692】 |
英 名
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US Warner Pocket Revolver, 2nd Model 2nd Type |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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190mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【J. ワーナー ポケット リボルバー 2nd Model (2nd Type) について】
米国のジェームズ・ワーナー社が製造した、管打式(パーカッション式)のリボルバーです。
1851年にスプリングフィールド・アームズ社 (Springfield Arms Company) の主任設計者として勤務していたジェームズ・ワーナーは、銃器設計に関する最初の特許を取得しました。 しかしながら、この時ワーナーはサミュエル・コルトとコルト・パテント・ファイアームズ・マニュファクチャリング社によって特許侵害で提訴されました。 最終的にワーナーとスプリングフィールド・アームズ社は、ハンマーをコッキングする際にシリンダーを回転させるメカニズムを備えたパーカッション・リボルバーの製造を中止せざるを得なくなりました。
ワーナーはこの特許問題を回避するため、シリンダーを手動で回転させることができるダブル・トリガー・メカニズムを採用しましたが、この設計は販売を大きく伸ばす事なく、特に成功を収める事はありませんでした。
コルトのリボルバー特許は1857年に失効するまでワーナーを苦しめ続け、ワーナーおよびスプリングフィールド・アームズ社が製造した拳銃やライフルのほとんどは、裁判所の命令に従い、コルトの特許を侵害しないようシリンダーを手動で回転させる仕様にせざるを得ませんでした。
1857年にコルトの特許が失効すると、ワーナーは新たな特許を取得し、小型フレームの6連発パーカッション・リボルバーを製造し始めました。これは彼の銃器の中で最も成功を収めたモデルとなりました。
最初のバリエーションである1st Modelは、.28口径のシングル・アクション式リボルバーで、3インチのオクタゴン (八角)・バレルを備えていました。 このリボルバーには、携行時の安全性を高める為、シリンダー後端にセーフティ・ノッチが設けられており、ハンマーの先端をこのノッチに固定することで暴発を防ぐ事が可能でした。
1st Modelは約500挺のみが製造され、その後すぐに2nd Modelが登場しました。 2nd Modelもシングル・アクション式でしたが、より洗練されたラウンド (丸型)・バレルを採用し、銃身長も2 5/8インチから4インチまでの複数のバリエーションが用意されました。 2nd Modelの最初の生産型である2nd Model 1st Typeは.28口径でしたが、このモデルの生産は数百挺にとどまり、その後.31口径の2ndタイプに移行しました。 この最終バージョンは1860年代後半まで製造が続けられ、少なくとも9,000挺が生産されたとされています。
その後数年間で、ワーナーはさらにいくつかの特許を取得しました。 その中には、1863年2月24日に取得された三枚葉式リア・サイトに関する特許 (#37,782) のほか、ワーナーの名を最も広めた金属製薬莢を使用する後装式カービンに関連する二つの特許が含まれていました。
これらの後装式カービンに関する特許 (#41,732および#45,660) はともに1864年に取得され、最初の特許はヒンジ式ブリーチ・ブロック・システムを対象とし、2つ目の特許は撃針構造に関するものでした。これらの設計はアメリカ陸軍から高く評価され、最初に1,500挺の製造契約を受注し、その後2,500挺の追加契約を締結しました。
南北戦争終結後、ワーナーは金属薬莢を使用する銃器の開発をさらに進めようと試み、2nd Model 2nd Typeポケット・リボルバーの金属薬莢仕様を発表しました。 しかし、再び既存の特許問題に直面する事になりました。 今回は、スミス & ウェッソン社が保有していたローリン・ホワイトの貫通式シリンダーに関する特許を侵害しているとして提訴され、ワーナーは以前のコルトとの訴訟と同様に敗訴し、スミス & ウェッソンに対して特許使用料を支払うことを余儀なくされました。さらに、裁判の判決確定後に製造されたすべてのリボルバーには、スミス & ウェッソンの特許表示を刻印することが義務付けられました。このモデルは最終的に約1,000挺のみが生産され、その後廃止されました。 (KK)
【本個体の説明】
本品はJ. ワーナー ポケット リボルバーの2nd Mode 2nd Typeで、銃身は.31口径のラウンド・バレルとなっています。 銃身長は約3インチとなっています。 シリンダーは後端にセーフティ・ノッチを備えないタイプとなっています。 グリップ下部にはシリアルNo.5115が打刻されており、銃身下面にもマッチしたシリアルNo.が確認出来ます。 フレーム上面には「JAMES WARNER, SPRINGFIELD. MASS. U.S.A.」のメーカー刻印が入っており、シリンダーには「WARNERS PATENT 1857」のパテント刻印が確認出来ます。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は、若干の打ち傷や経年による褪色の他、時代錆や表面錆痕が散見されるものの、目立った欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについても現状目立った腐食や変形等は見られず、トリガー・ガード内側にはオリジナルの銀鍍金仕上げも一部確認出来ます。 オリジナルの木製グリップについても、若干の打ち傷や線傷を除いて目立った割れや欠け等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 ローディング・レバーは左右の遊びも許容レベルで、機能的にも問題ありません。 シリンダーのパーカッション・ニップルには一部欠けが見受けられます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、錆等も比較的少なくなっています。 銃身内のライフリングは、やや浅くなっていますが確認出来ます。
本品は漫画家の松本零士先生の旧蔵品の中の一挺です。弊社では一万挺以上の古式銃を実際に手に取ってみてきましたが本品は入手はおろか、触った事もなかった品です。米国南北戦争時の護身用拳銃を集めるにあたって最も入手の難しい品です。小型で知名度も低い銃ですが、ジェームズ・ワーナー社について知っている人には強烈なパンチのある一挺です。 (KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 19cm、銃身長: 5.9cm、口径: 0.8cm、銘文: JAMES WARNER.SPRINGFIELD. MASS.U.S.A)
【その他の情報】
昭和45年1月20日に京都府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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