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ベルギー A. Francotte社製 アダムス パテント リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#17398) new
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価格(税込)
 \2,530,000
商品番号
 【9684】
英  名
 Belgian-made Adams 1851 Patent Revolver by A. Francotte
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー / イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 238mm
口  径
 9mm
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー A. Francotte社製 アダムス パテント リボルバー について】
ベルギーのオーガスト・フランコット (August Francotte) 社が製造した、アダムス・タイプの管打式 (パーカッション式) ダブル・アクション・リボルバーです。
アダムス・リボルバーは、英国の銃器設計者及び製造業者であったアダムス兄弟によって開発されたリボルバーの総称です。 後に金属製薬莢に改造されたものもありますが、一般的には管打式 (パーカッション式) のダブル・アクション・リボルバーを指します。
アダムス・リボルバーはダブル・アクションのみの撃発機構で、シングル・アクションも可能なモデルは、ボーモント=アダムス・リボルバーとして別のモデルとされます。 ハンマーにはスパーがなく、現代で言う所の「ダブル・アクション・オンリー (DAO)」で作動するリボルバーでした。 アダムス リボルバーはダブル・アクションのみだったため、「ダブル・アクション・リボルバー」とは呼ばれず、「セルフ・コッキング・リボルバー」と呼ばれていました。
英国では国産品を好む傾向があり、アダムス・リボルバーは特に英国海軍士官に愛用されました。 ダブル・アクションのトリガー・メカニズムは命中率に問題がありましたが、乗り込んでくる敵艦の水兵を水際で撃退するには有効でした。 尚、当時の海軍における拳銃の使用目的は、敵兵に向けるだけでなく、自軍の水兵の反乱を防ぐ為に用いる事も想定されていました。 そのため、命中率よりも連発速度に重点を置いた運用がなされ、刑務所におけるライアット (鎮圧)・ショットガンと同じ用途で用いられました。 また、海軍では相手に致命傷を与えるのが目的ではないため、本品の様な中口径で比較的携帯にも利便性がある銃が好まれた理由もわかります。

アダムス・リボルバーはコルト・リボルバーとは宿命のライバル関係にあり、最終的にはコルト社を英国撤退に追い込んだ、英国の伝統ある拳銃です。 実際には、コルト社と比べると経営的にも、商品の構造・生産性・耐久性の面でも劣っていましたが、英国人の愛国精神がその後のウェブリー、エンフィールドといったリボルバーに受け継がれる結果となりました。 また、コルト社製品のように機械化による大量生産が行われなかった事もあり、一挺一挺が職人技で作られており、芸術品のような仕上げが施されています。
米国製リボルバーは自社製品が大多数を占めていたのに対し、アダムスをはじめとするヨーロッパの銃は、多くの銃製造業者にライセンス生産を行わせていました。 コルト社 (および多くの米国の銃器メーカー) は、バリエーションの違いによるモデル・チェンジを行いましたが、アダムスは特定のモデル名を与える事なく多種多様な製品を展開していました。
本品を製造したオーガスト・フランコット (August Francotte) 社は、1810年にベルギー・リェージュ (Liege) のRue Mont Saint Martin 61, Liegeで創業した有名な銃器メーカーです。 フランコット社は1850年頃から第一次大戦前まで非常に手広くビジネスを行っており、ルフォーショーのピンファイアに改良を加えルフォーショー・フランコット (Lefaucheux-Francotte) として販売していた他、スウェーデン軍用の11mm口径 M1871 騎兵拳銃、デンマーク軍用の10mm口径 M1882 騎兵拳銃を製造していた事でも知られています。 また、当時のスイス連邦はそれぞれの州 (カントン) 単位で小火器を調達していましたが、同社も多くの州と契約を結んでおり、スイス国内のメーカーに劣らない挺数をスイス軍に納入していました。 同社は小売業にも力を入れており。1890年頃までに150種類以上のリボルバーを販売していました。 フランコット社が販売した銃には、「王冠にAF」のプルーフ刻印が見られます。
本品は口径8.5mm (90 Bore) で5連発の中型サイズのアダムス・リボルバーで、銃身長は実測約105mm (約4インチ) となっています。 フレームの前方に出たシリンダー軸は、フレーム前部右側面のスプリング式のロックにより保持されており、スプリング式ロックの上部を右方向に僅かに倒しながらシリンダー軸を前方に引き抜くとシリンダーが外れます。 このロックにより、不用意にシリンダー軸が抜け落ちてしまう恐れはありません。 また、フレーム左側面後部にはスプリング式のセーフティを備えており、トリガーを僅かに引きながらハンマーを少し起こした状態でセーフティ上部をフレーム側に押し込む事により、ハンマーの前方にセーフティが入り込み、安全に携行する事が可能でした。 射撃時にはトリガーをそのまま引くだけで、セーフティがスプリングによりフレームとは逆方向に動き、自動的に解除されます。 本品は中型サイズのため、銃身左側面には英国製管打式拳銃の特徴でもあるKerrパテントのローディング・レバーが取り付けられており、このレバーを引き上げる事によりラマー先端がシリンダー内部に入り、弾丸がシリンダー内に押し込まれます。 本品には最もスタンダードなKerrパテントローディング・レバーが付属していますが、このレバーには各種のバリエーションがあり、それぞれパテントが取得されていました。 (KK)(MM)

【本個体の説明】
本品はベルギーのフランコット社が製造した品で、フレーム上面には、「A. FRANCOTTE À LIÈGE」のメーカー刻印が入っています。 また、フレームの右側面下部には「ADAMS PATENT 17398」の刻印が入っていますが、この数字部分はパテントNo.ではなく、シリアルNo.を示しています。 このシリアルNo.の横には王冠とAFの文字を組み合わせたフランコット社の刻印が入っており、シリンダーにも同様の刻印が確認出来ます。 その他、フレーム左側面下部にはアダムスのパテント刻印が確認出来ます。 シリンダーには楕円形の中に「ELG」の文字が打たれたリェージュのプルーフ・ハウス刻印とともに、フレームとマッチしたシリアルNo.が入っています。 本品の銃身基部やフレーム側面、トリガー・ガード、グリップ・エンド・キャップといった部分には、精緻なスクロール・エングレービングが施されています。
本品は全体的に非常に丁寧な仕上げが施されており、フレームや銃身といった鉄部には、英国製と同様のオリジナルの深いブルー仕上げがほぼ完全に残っています。 鉄部には若干の経年による擦れや僅かな打ち傷及び時代錆は見られるものの、総じて極美品と呼ぶに相応しい、素晴らしいコンディションとなっています。 トリガー・ガードやグリップ・エンド・キャップについては、若干の時代錆及び表面錆痕が見られますが、これらについても落ち着いた状態となっており、あまり気にならないレベルのものです。 繊細なチェッカリングが施された木製グリップについても、打ち傷等は最小限となっており、良好な状態が保たれています。
作動については良好で、トリガーを引いてダブル・アクション操作を行うと、ハンマーと連動してシリンダーが正常に回転します。 ローディング・レバーの操作やシリンダー軸を前方に引き抜いてのシリンダーの着脱についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は錆等も少なく、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングについてもはっきりと確認出来ます。 パーカッション・ニップルについても、現状目立った欠けや変形は見られず、火穴も全て通っています。
弊社で扱っている古式銃の中でも、トップクラスの程度の品です。 全ての刻印がはっきりと読み取れるのも魅力です。 アダムス系リボルバーは一挺一挺異なった魅力があり、飽きることなくお楽しみいただけますので、お勧めの一挺です。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 オリジナルの良好なコンディションが保たれており、さすが松本先生旧蔵品と言える品です。 英国/ベルギー製の古式拳銃はアメリカ製にはない独特の仕上げが魅力で、その輝きがお好みの方には打ってつけの一挺です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 23.8cm、銃身長: 10.5cm、口径: 0.9cm、銘文: AFRANCOTTE A LIEGE)

【その他の情報】
東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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