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ベルギー Dresse-Laloux社製 ルフォーショー 6連発 リボルバー (登録証付、明治十八年 三百四十番兵庫県) new
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価格(税込)
 表示製作中 \2,530,000
商品番号
 【9674】
英  名
 Belgian Lefaucheux 6 shot Pinfire Revolver by Dresse-Laloux
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー / フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 276mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 表示製作中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー Dresse-Laloux社製 ルフォーショー 6連発 リボルバーについて】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーは、フランス人のユージーン・ルフォーショー (Eugène Lefaucheux) によって1854年に考案され、フランスおよびベルギーで特許が取得されました。 このリボルバーで使用されるピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢は、彼の父でありフランスのガンスミスだったカジミール・ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたものです。
1854年6月10日にユージーン・ルフォーショーが取得した特許 (No.019083) は、回転式拳銃として初めて金属製の一体型弾薬 (ルフォーショー・カートリッジ) を採用しました。この設計により、未使用の弾薬を安全かつ容易に取り出せる機能が実現し、薬莢の装填や排莢を効率化するためにローディング・ゲートが追加されました。 また、銃身とフレームは一体構造ではなく、フレーム下端で銃身を固定する方式を採用していました。
ピン・ファイア式は、従来のパーカッション式 (管打式) に比べ、装薬や弾頭、雷管が脱落する心配がなく、迅速な装填が可能という利点を持っていました。 この技術は当時画期的な発火方式として評価され、1854年にはM1854モデルとしてフランス軍が採用する初の金属製薬莢を使用するリボルバーとなりました。
その後、ルフォーショー・リボルバーは1860年代から1870年代にかけて多様なモデルが製造されました。 これらのリボルバーは、装弾数が5連発から20連発までの幅広いバリエーションを持ち、銃身の長さも3cm程度のラウンド・バレルから18cm以上のオクタゴン・バレルまで多岐にわたります。 用途も非常に多様で、大型で頑丈な軍用モデルから、美しい彫刻が施された小型の護身用モデルまで、様々なタイプが存在していました。 尚、ルフォーショー・タイプのリボルバーは、ドイツ、英国、スペインなどでも少数が生産されていました。

本品は口径11mmの6連発モデルで、ルフォーショー・リボルバーとしては大型のモデルに分類される品です。 グリップは「サード・タイプ」と呼ばれる精巧なデザインで、掌にフィットしやすい形状となっており、グリップ上部には突起が追加されています。 さらに、グリップ下部には携行用の紐 (ランヤード) を取り付けるためのリングが装着されています。 本個体はベルギーのリエージュのDresse-Laloux社で製造された品で、シリンダー表面には楕円形の中に「ELG」の文字が刻印されたリエージュのプルーフ・ハウス刻印や、Dresse-Laloux社製の検査刻印である「王冠とELを組み合わせた」刻印が打刻されています。 数あるルフォーショー・リボルバーの中でも本品のデザインは典型的なDresse-Laloux社製のスタイルと一致します。
本品はトリガーを引くとシリンダーが回転しながらハンマーが持ち上がり撃発するダブル・アクションの他、スパー (指掛け) が設けられたハンマーを指で起こしてコックしてからトリガーを引いて撃発するシングル・アクションの2つの方式で作動します。 また、シリンダー後方のフレーム右側面には蝶番式のローディング・ゲートが備わっている他、銃身基部右下にはエジェクター・ロッドが装着されており、使用済み薬莢を容易に排出することが可能です。 ハンマー先端の上部には、リア・サイトとして用いる為のVノッチを備えています。 本品は口径が11mmと大口径で、グリップ下端には落下/紛失防止のランヤード (吊り紐) を取り付ける為のリングを備えている事から軍用としての使用も想定していたと考えられます。
ルフォーショー・リボルバーはバリエーションが豊富で、アメリカ製リボルバーに比べて比較的手頃な価格帯で入手できるため、収集するには非常に面白い分野です。 ピン・ファイア式は、日本ではカニ目打ち式 (ピン打ち式) と呼ばれる、最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション式 (管打式) に比べ、紙薬包 (装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの) と雷管を別々に装填する必要がないという利点がありました。 シリンダーは、センター・ファイア方式のように前から後ろまで完全に貫通した後装式です。 しかしながら、現代実包が使用できない旧式の金属薬莢を用いるため、最も現代銃に近い構造をしているにもかかわらず、国内では古式銃として合法的に所持する事が可能です。 (KK)

【本個体の説明】
本品はベルギーのリエージュのDresse-Laloux社製で、銃身基部左側面には虫の羽にDとLの文字が打刻された Dresse-Laloux社の刻印が打刻されています。シリンダーには楕円形の中に「ELG」の文字が刻印されたプルーフ・ハウス刻印や、王冠と「EL」を組み合わせたルフォーショー社と共通する刻印(「Eugène Lefaucheux」のイニシャルである「EL」)がはっきりと確認出来ます。である また、 本品はルフォーショー社ベルギー工場製ですので、このDresse-Laloux社刻印についての関係は不明ですが、販売店の刻印である可能性も考えられます。 本品のシリンダーやフレーム側面にはヨーロッパ(大陸)風のスクロール・エングレービングが施されています。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は、やや経年による褪色や時代錆、若干の表面錆痕及び朽ち込み痕が見られるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製グリップについては、左側面後部の取り付け部付近にやや欠け及び僅かなひびが見られる他、右側面下部にも長さ3.5cm程度のひびが見られるものの、強度的には比較的しっかりとしており、繊細なチェッカリングも比較的良好に残っています。

作動については・・・

トリガーを引いてのダブル・アクションについても問題なく、シリンダーが正常に回転します。 エジェクター・ロッドの機能やローディング・ゲートの開閉についても問題ありません。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。

【「明治十八年」「三百四十番兵庫県」刻印について】
本品の左右のグリップ・パネルの後部は、一部削り込まれて「明治十八年」「三百四十番兵庫県」の刻印が入っていますが、これは壬申刻印に相当する検査刻印と考えられます。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。
明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品には「明治十八年」「三百四十番兵庫県」の刻印が入っている事から、明治18年に兵庫県に届け出が行われた品である事が判ります。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 27.6cm、銃身長: 15.9cm、口径: 1.1cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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