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US コルト M1861 ネービー リボルバー (登録証付古式銃、象牙グリップ付、#24349) |
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価格(税込)
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\3,850,000 |
商品番号
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【9670】 |
英 名
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Colt M1861 Navy Revolver w/ Ivory Grip |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品、2025年6月1日 ビクトリーショー展示品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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328mm |
口 径
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190mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1861 ネービー リボルバー について】
サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1861年頃から1873年頃まで製造された、管打ち式のシングル・アクション・リボルバーです。
本銃は.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーの後継モデルで、銃身がM1860 アーミー リボルバーと同様の流線形のラウンド・バレルとなり、ローディング・レバーもM1860 アーミー リボルバーと同様の回転軸のネジが不要な "Creeping Lever" と呼ばれるタイプとなっている以外は、従来のM1851 ネービー リボルバーと同等のスペックとなっています。 このローディング・レバーは当時コルト社の製造監督であったElijah King Rootによりデザインされたものです。 コルト M1861 ネービー リボルバーは、全て7 1/2インチ銃身となっており、銃身長の正式なバリエーションは存在しません。 トリガー・ガードは基本的に大型の真鍮製ですが、大型の鉄製トリガー・ガードもごく少数ながら存在します。 バック・ストラップについても大半は真鍮製ですが、こちらもごく少数ながら鉄製の物が確認されています。 尚、M1861 ネービー リボルバーの発売当初、シリンダー表面に肉抜きの溝が設けられたフルーテッド・シリンダーのタイプと溝のないラウンド・シリンダーの2種類が同時に製造されたと考えられていますが、フルーテッド・シリンダーの生産数は約100挺程に留まり、現存数は非常に少なくなっています。 ラウンド・シリンダーのシリンダー表面には、M1851 ネービー リボルバーと同様に、1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされており、M1851 ネービー リボルバーとM1861 ネービー リボルバーの間でシリンダーの互換性があります。 尚、大半のM1861 ネービー リボルバーでは、フレーム右側面のキャップ・カットアウトと呼ばれる切り欠きにキャップ・グルーブと呼ばれるパーカッション・ニップルの装着を容易にする為の溝が設けられていますが、フルーテッド・シリンダーの個体及びごく一部のラウンド・シリンダーの個体はキャップ・グルーブを備えていません。 また、ごく少数 (約100挺程度) ではあるものの、M1860 アーミー リボルバーと同様に、M1861 ネービー リボルバーにも着脱式のストック用の切り欠きを備えた個体も製造されました。
コルトM1861 ネービー リボルバーは、合計38,843挺が生産され、その内約28,000が南北戦争中 (1861年-1865年) に生産されました。 本銃は南北戦争中、合衆国陸軍及び海軍により調達・使用されましたが、調達数については文献によりばらつきが見られます。 また、イリノイ州やコネチカット州等の州民兵も相当数のM1861 ネービーを調達したと言われています。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品のシリアルNo.は24349で、シリアルNo.から1864年 (文久3年-元治元年) に製造された品である事が判ります。 シリンダーはラウンド・シリンダーとなっており、トリガー・ガード及びバック・ストラップは真鍮製、フレームはストック用の切り欠きのないスタンダードなタイプとなっています。 銃身上面にはやや薄くなっていますが「- ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA -」のメーカー・アドレス刻印が確認出来ます。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のロール・エングレービングについては、一部を残して大部分が薄くなっています。 シリンダーのパテント刻印についても薄くなっていますが、確認は可能です。 シリンダーのシリアルNo.刻印についてははっきりと確認が可能です。 フレーム左側面の「COLTS PATENT」の刻印はやや薄くなっているものの確認は可能です。 トリガー・ガード基部左側面の「36 CAL」の刻印ははっきりと残っています。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダーが(24)349でマッチしています。 シリンダー軸については892となっています。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は全体に仕上げ直しによるブルー仕上げが施されており、やや打ち傷や経年による褪色、若干の表面錆痕及び僅かな朽ち込み痕が見られるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 トリガー・ガード上部のフレーム左側面に僅かにひびが見受けられますが、強度的には殆ど影響のないレベルのものです。 真鍮製のトリガー・ガード及びバック・ストラップについては、やや磨かれており、若干の打ち傷が見られますが、現状目立った腐食や変形等は見られません。 尚、バレル・ウェッジは交換されていますが、これは当時の補修によるものです。 適度に時代が付いて良い色合いとなったアイボリー・グリップは、右側グリップに一部古い補修痕が見られるものの、違和感は殆ど感じられず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックについてはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、やや表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきやシリンダーの前後の遊びについては、現状殆ど見られません。 ローディング・レバーは左右に若干の遊びは見られますが、機能については問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカッション・ニップルにはやや時代錆が表れているものの、現状目立った欠けや変形等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中でM1861 ネービーは人気が高くすでにHPにアップした品は全て販売済になっています。 現時点でご案内出来る唯一のお品です。 (KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 32.8cm、銃身長: 19.0cm、口径: 0.9cm、銘文: ADDRESS COL. SAML COLT NEW YORK U.S. AMERICA 36CAL)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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