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US マンハッタン ネービー リボルバー, シリーズ IV 6 1/2” 銃身 (登録証付古式銃、#61810) new
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価格(税込)
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商品番号
 【9668】
英  名
 US Manhattan Firearms Navy Percussion Revolver, Series IV
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 306mm
口  径
 9,5mm
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
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コメント
 【US マンハッタン ネービー リボルバー, シリーズ IV 6.5インチ銃身 について】
米国のマンハッタン・ファイアアームズ・マニュファクチャリング社 (Manhattan Fire Arms Manufacturing Co.) が製造した5連発の管打ち式リボルバーです。
マンハッタン ネービー リボルバーは、外観的にコルト社のM1851 ネービー リボルバーと同じですが、サイズはコルト M1849 ポケット リボルバーに近く、一回り小ぶりなモデルです。 コルト M1849 ポケットが.31口径であったのに対し、マンハッタン ネービー リボルバーは.36口径となっています。
マンハッタン社は1857年にコルト社のリボルバーの特許が切れるのを見計らい、1856年にコネチカット州ノーウィッチ (Norwich) で設立されました。 設立の中心となったのは米国東部ニュージャージー州とニューヨーク・シティの投資家グループですが、当時有名なガンスミスであったトーマス・ベーコン (Thomas Bacon) を製造部門の監督として雇い入れ、すでに特許が切れた単発パーカッション・ピストルやペッパーボックスの製造を始めました。 1859年3月にはニュージャージー州ニューアーク (Newark) に工場を移転し、コルトのリボルバーの特許が切れた1858年末からは、コルト型リボルバー (.36口径のネービー・モデル及び.31口径のポケット・モデル) の製造を開始しました。
トーマス・ベーコンはその後、Norwichで自身の工場を設立しビジネスを開始しました。 そのため、ベーコン社製の製品はマンハッタン社製の製品と似通ったラインナップとなりました。 マンハッタン ポケット リボルバーが民間市場向けに販売されたのに対し、ネービー リボルバーは軍用市場を狙ったモデルです。 北軍・南軍ともにマンハッタン ネービー リボルバーを正式採用した記録は残っていませんが、南北戦争 (1861年4月12日–1865年4月9日) では将校の私物として使用されました。
マンハッタン ネービー リボルバーの基本構造は、M1851 ネービー リボルバーと同様で、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟む構造となっており、前後に分解することが可能です。 銃身とフレームの固定は、バレル・ウェッジと呼ばれる楔 (くさび) 型の部品によって行われ、バレル・ウェッジを右から左に押し出すことで容易に分解できます。
マンハッタン ネービー リボルバーの最大の特徴は、シリンダー表面に設けられたシリンダー・ノッチの数です。 コルト M1851 ネービーのシリンダー・ノッチは装弾数と同数でしたが、マンハッタン ネービーではノッチが装弾数の倍となる10個設けられています。 従来のコルト ネービーでは、シリンダーに弾薬を装填後、雷管を取り付けたパーカッション・ニップルの上に慎重にハンマーを下ろして携行するか、シリンダーの1発分を空にして安全に携行していました。 マンハッタン ネービーでは、シリンダー表面のノッチを2倍に増やすことで、シリンダー後部のパーカッション・ニップルの間にハンマーを下ろした状態で携行できるようになり、安全性と利便性が向上しました。
また、シリンダー表面のスクロール・エングレービングには、コルト社製のデザインにはない下記の5つの図柄が楕円形の枠内に施されています。
・3隻の帆船と6人乗りの漕艇
・剣を持った男に拳銃を発射する3人の男、およびマスケットと銃剣を装備した2名の兵士
・地面に座り込んだ負傷兵が剣を持った騎兵に対して射撃を行うシーン
・海岸の男に向けて、漕艇から立った状態で射撃を行う2名の男
・歩兵に対する騎兵突撃

マンハッタン ネービー リボルバーには製造時期によりシリーズ Iからシリーズ Vまでのバリエーションが存在します。
・シリーズ Iは、シリアルNo.1〜4,200 (1859年頃製造) に該当し、銃身には一行のニューヨーク住所が刻印されています。 また、初期のシリーズIの一部には、台形型のシリンダー・ストップ・ノッチや通常より太いグリップ、3条ライフリングの個体が存在します。
・シリーズ IIは、シリアルNo.4,200〜14,500 (1860年初頭〜1861年9月頃) に該当し、シリーズ Iと同じ銃身の刻印を持ちますが、シリンダーには1859年のパテント取得日が刻印されるようになりました。
・シリーズ IIIは、シリアルNo.14,500〜45,200 (1861年9月〜1864年4月1日) に該当し、銃身にはニュージャージー州ニューアークの新しいアドレス刻印が加えられました。 また、このシリーズでは、シリンダーのチャンバー間のチェーン・ファイア (連続発火) を防ぐ為に、シリンダーとリコイル・シールドの間にスプリング・プレートを試験的に導入しましたが、この機能が搭載されたのはごく一部の銃に限られました。
・シリーズ IVは、シリアルNo.45,200〜69,200 (1864年4月1日〜1867年6月) に該当し、シリーズ IIIで試験導入されたスプリング・プレートが正式に採用されました。 また、銃身の刻印には新たに1864年3月8日の特許取得日が記されました。
・シリーズ Vは、独自のシリアルNo.レンジ (1〜9,000) で製造され、1867年7月からマンハッタン社が倒産する1868年12月まで生産されました。 シリーズ Vの最も顕著な特徴は、新たに採用された大型の6連発シリンダーでした。
全シリーズを通して、マンハッタン ネービー リボルバーは.36口径、シングル・アクション式撃発機構、5条ライフリング(初期の一部のみ3条ライフリング)を採用していました。
銃身の標準的な長さは4インチ、5インチ、6インチでしたが、6 1/2インチなどの変則的な長さの銃身も少数生産されました。 南北戦争時代にはマンハッタン社製のリボルバーは非常に人気があり、1861年から1865年にかけて毎月約1,000挺のネービー リボルバーが製造されていました。
マンハッタン社は1868年にネービー リボルバー シリーズ Vを最後にリボルバーの製造を中止し、その後は1873年に廃業するまで、時代遅れとなった真鍮製フレームの単発パーカッション・ピストル「Hero」ブーツ・ピストルの生産のみを行いました。 (MM)(KK Upadated)

【本個体の説明】
本品はマンハッタン ネービー リボルバーの内、シリーズ IVと呼ばれるモデルで、シリアルNo.は67810となっています。 銃身は6 1/2インチのオクタゴン・バレルとなっています。 銃身上面には「MANHATTAN FIRE ARMS CO. NEWARK N.J.」のメーカー刻印及び「PATENTED MARCH 8. 1864」のパテント刻印が打刻されています。 各部のシリアルNo.については、フレーム、トリガー・ガード、銃身、バック・ストラップ、バレル・ウェッジ、シリンダー、シリンダー軸と確認出来る範囲で全てマッチしています。シリンダーのスクロール・エングレービングもよく残っています。 本品にはシリーズ IVで標準となった、スプリング・プレートと呼ばれる部品がリコイル・シールドに取り付けられています。 スプリング・プレートは欠損し易く、本品のように完全な品は非常に希少です。
本品は全体に古式銃としては総じて良好な状態が保たれており、銃身やフレーム、ローディング・レバーといった鉄部はやや打ち傷や一部経年による褪色、表面錆痕は見られるものの、オリジナルのブルー仕上げやケース・ハードン仕上げも良好に残っています。 シリンダーについても、やや時代錆や若干の表面錆痕は見られるものの、シリンダー表面のロール・エングレービングも大部分がはっきりと確認出来ます。 真鍮製のトリガー・ガードやバック・ストラップについては、若干の打ち傷を除いて目立った腐食や変形も見られず、オリジナルの銀鍍金仕上げも比較的良好に残っています。 オリジナルのウォールナット製グリップは若干の打ち傷や擦れを除いて、現状目立った破損等は見られず、オリジナルの光沢のある仕上げも概ね残っています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック状態でトリガーを引くと、ハンマーが力強く落ちます。 ローディング・レバーは左右の遊びも比較的少なく、操作についても問題なく行う事が可能です。 本品はマンハッタン ネービーを含むコルト系リボルバーにしばしば見られる、銃身とシリンダーの取り付けのがたつきや、シリンダーの前後の遊び等は殆ど見られません。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、一部欠けが見られ、5本の内1本のみ形状が僅かに異なります。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺で、弊社でも完全なシリーズ IVは初めての入荷です。程度/状態共に素晴らしい一挺です。 (KK) (MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 30.6cm、銃身長: 15.9cm、口径: 0.95cm、銘文: NANHATTAN FIRE ARMS CO.NEWARK NJ PATENTED MARCH8.1864)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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