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US コルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Model (登録証付古式銃、#13992)  
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価格(税込)
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商品番号
 【9653】
英  名
 Colt Model 1848 Dragoon Revolver, 3rd Model
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 377mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
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コメント
 【コルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Model について】
コルト ウォーカー リボルバーの後継として1848年に発売された、.44口径の管打ち式シングル・アクション・リボルバーです。
前身となったコルト ウォーカー (ウォーカー・コルト) リボルバーは、サミュエル・コルトがテキサス・レンジャーのサミュエル ・ハミルトン・ウォーカー大尉からの書簡による依頼に基づいて、コルト パターソン リボルバーの設計を基に1846年に開発した、.44口径 6連発の軍用リボルバーです。 コルト ウォーカー リボルバーは、1847年に約1,100挺のみが製造されましたが、その内約1,000挺が米国戦争省からの受注であり、他に約100挺が民間市場向けとして生産されました。 コルト社は軍との契約を履行する為、イーライ・ホイットニー社に生産を委託しました。 コルト ウォーカーのシリンダーにはウォーカーの叙述に基づき、「ウォーカーズ・クリークの戦い」と呼ばれる1844年に発生したテキサス・レンジャーとインディアンの戦闘場面が入っていました。 この戦闘は、テキサス・レンジャーの部隊全体がコルト製リボルバーを戦闘で使用した最初の事例として知られています。 コルト ウォーカーは当時としては非常に強力なリボルバーでしたが、極めて大型かつ重量が重かった点に加え、シリンダーの破裂事故の頻発やローディング・レバーの固定機構が不十分であるといった欠点がありました。
オリジナルのコルト ウォーカーの銃身長は9インチでしたが、その後まもなく「ホイットニービル・ハートフォード ドラグーン (もしくはトランジション・ウォーカー)」と呼ばれる、銃身長を7 1/2インチに短縮した改良モデルが約240挺製造されました。 ホイットニービル・ハートフォード ドラグーンは、コルト ウォーカーとコルト M1848 ドラグーンの間に製造された過渡期のモデルであり、全体的な仕様はコルト M1848 ドラグーンに近いものとなっていますが、コルト ウォーカーの残余部品を使用して生産されました。 そのため、その後のM1848 ドラグーンとは異なり、トリガー・ガードの後端がグリップ側に傾斜して突出した形状となっているのが特徴です。 その後、1848年には後継となるコルト M1848 ドラグーン リボルバーが登場しました。 コルト M1848 ドラグーンでは、ホイットニービル・ハートフォードと同様に、7 1/2インチの銃身を備えており、シリンダーが2 7/16インチから2 3/16インチに短縮されて装填可能な装薬量が60グレインから50グレインまで減らされた事により、シリンダーの破裂の可能性を低減していました。 また、発射時の反動でローディング・レバーが下方に落ちてしまうのを防ぐ為、ラッチが追加されるなどの改良が行われています。 コルト M1848 ドラグーンには、製造時期に応じて大きく分けて3種類のモデルが存在しています。

1st Model (1848-1850)
・生産数: 約7,000挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね1341〜8000)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる後部が角張った形状
・トリガー・ガード後部の傾斜がなくなり、バック・ストラップ、フレーム、トリガー・ガードの接線が一直線となる
・基本的には縦型のローディング・レバー・ラッチを備える (水平型も少数存在)
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状は楕円形
・初期の個体を除き、シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ハンマーの後部にローラーを備えない

2nd Model (1850-1851)
・生産数: 約2,700挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね8000〜10700)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる角張った形状
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状が長方形に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・シリアルNo.が概ね10000以降の個体では、メイン・スプリングがV字型のタイプから板状となり、取り付け方法が変更されると同時に、ハンマー後部にローラーが追加される
・トリガー・ガードは下方に向かって幅広となる従来の形状から変更

3rd Model (1851-1861)
・生産数: 約10,500挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね10200〜19600 ※オーバーラップ有り)
・銃身長は7 1/2インチ及び8インチが存在
・トリガー・ガードはスクエア・バックから後部が丸い形状に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・メイン・スプリングは板状が標準で、ハンマー後部にローラーを備えている
・ショルダー・ストック取り付け可能な個体では、銃身に折り畳み式のリーフ・サイトを備えた個体も存在 (※リア・サイトとして使用するハンマーのVノッチは残されている)
・シリアルNo.が概ね13000以降の個体では、バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトが面取りされて拡大

【本個体の説明】
本品はコルト M1848 ドラグーン リボルバー 3rd Modelで、銃身長が7 1/2インチのタイプとなっています。 本品はシリアルNo.13992から1854年製である事が判り、ローディング・レバー・ラッチは縦型のタイプを備えており、バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトは、面取り及び拡大が行われていない、シリアルNo.が概ね13000以前の個体に見られる3rdモデルとしては前期の仕様となっています。 銃身基部上面には一部薄くなっていますが「ADDRESS SAML COLT NEW-YORK CITY」の刻印が確認出来ます。 シリンダー表面には一部薄くなっているものの、ウォーカーズ・クリークの戦いの戦闘場面のロール・エングレービングの大部分が比較的はっきりと確認出来ます。 シリンダーには他にも一部薄くなっていますが「MODEL U.S.M.R」や「COLT'S PATENT」刻印及びシリアルNo.が確認出来ます。 フレーム左側面の「COLTS PATENT」刻印についてははっきりと確認出来ます。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸、ローディング・レバーが(1)3992でマッチしています。 尚、バレル・ウェッジのシリアルNo.は9579となっています。
本品は全体に適度に使い込まれた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は全体に仕上げが薄くなり、ややグレイ・パティナと呼ばれる薄い黒錆が表れています。 鉄部はやや打ち傷や時代錆、若干の表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードはやや磨かれていますが、現状目立った変形や腐食等は見受けられません。 木製 (ウォールナット製) グリップについては、若干の痩せや角の部分に僅かな欠けが見られるものの、現状大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
ローディング・レバーは左右にやや遊びが見られるものの、機能的には問題なく、キャッチもしっかりと掛かります。 銃身とフレームの取り付けについては現状がたつきは殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーが正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くことによりハンマーが力強く落ちます。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングも比較的はっきりと残っています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、やや時代錆は見られるものの、現状大きな欠け等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。

【壬申刻印について】
本品の銃身基部左側面には「大分縣壬申五百三十四番」の壬申刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。
明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品は「大分縣壬申五百三十四番」の刻印が入っている事から、明治5年に大分県に届け出が行われた品である事が判ります。大分縣は1871年(明治4年)11月14日 (旧暦)に 旧豊後国内に置かれていた杵築県、日出県、府内県、臼杵県、日田県、森県、岡県、佐伯県の8県などを併合し成立しました。 1872年の壬申調査の際は九州地方は、中国地方や四国地方に比べ進んでおらず、特に鹿児島県を始め南九州地方の調査は非常に遅れていました。 大分県は南九州地方ではありませんが、積極的に調査に協力した県ではありませんでした。 また数少ない大分県の壬申刻印が打たれた銃が度々東京都内で発見されるのは1877年の西南戦争で激戦地になり、戦利品として東京の警視隊が持ち帰ったのではないかと言われています。弊社でも大分縣の壬申刻印は初めてです。

コルト M1848 ドラグーン リボルバーは国内で高い知名度と人気を誇りますが、現存数は極めて少なく、本品のようにシリンダーのロール・エングレービングが良好に残った品は特に貴重です。 さらに本個体は、漫画家・松本零士先生の旧蔵品であった点でも注目に値する逸品です。 松本零士先生著「零士のメカゾーン」の中でも「コルト ドラグーン」について熱く語られており、『銀河鉄道999』や関連作品に登場する「戦士の銃 (コスモドラグーン)」のモデルになったと書かれています。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 37.7cm、銃身長: 18.8cm、口径: 1.2cm、銘文: COLT NEW YORK CITY、備考: 大分縣壬申五百三十四番)

【その他の情報】
平成6年11月8日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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